チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

名古屋人は鬼まんじゅう

2010年10月30日 | 今日のメニュー
サツマイモの季節。




この見てくれは悪いが味はイイヨのお菓子
「鬼まんじゅう」
やっぱ名古屋人はこれでしょ。




今回は外身も中身も紅いサツマイモ。
これが甘くておののき!


cook padでコレッというレシピに出会いましたので軽くご紹介。

1. 軽く皮をむいてサイの目に切り、水にさらす。
2.水を切って砂糖(イモ中サイズだったら大さじ3~4)をイモにまぶしておくと
水が出てくる。
3.ここへ天ぷら粉をてきとうに振る(ネットリするくらい)。
4.キッチンペーパーを切って台紙にし、生地を乗っけて蒸し器で15~18分蒸す。


すべての行程が30分でできて、蒸したてはもちろん冷めてもおいしい!
わたしいっぺんに5個食しました。

個人的に砂糖を黒砂糖にし、生地にシナモンやリンゴ煮などいれても
変わり種でおいしいかと・・・。

サツマイモが台所でごろごろしているあなた!(fukafukaさん!)
ぜひおためしあれ~


偏愛的がわたしをつくる

2010年10月26日 | 読む見る聴く&思う

 いろいろあった8月からすでに2カ月。
気がつくと猫らの毛がほっこりする季節になっている。
赤ちゃんのこと、家族のこと、いえのこと、といっぱいいっぱいだったものが
少しずつおちつき、自分のアタマの中もクールダウンしてきたとき
そこが空洞になっていたのに気がついた。

そんなときふとしたきっかけで「わたし」が戻ってくる。

それは音だったり、文だったり。
今回は文です。


 「小川洋子の偏愛短篇箱」


小川洋子という作家はあまり読んでいなかった。
日曜日のFMラジオ番組メロディアス・ライブラリーを聴くくらいで
「牧師さんのような話し方するひとだな」くらいに思ってた
(この番組で取り上げる本はあまり好きじゃないし)。
先週図書館で新刊棚にあった「原稿零枚日記」。これを初めて読んでみたら
その小説の空気がなんだかなつかしいものがあって。


そして今週はこれ小川洋子・編「小川洋子の偏愛短篇箱」。
内田百の「件」からはじまって横光利一「春は馬車に乗って」
尾崎翠「こおろぎ嬢」、森茉莉、武田百合子、島尾伸三・・・
まさにわたしの偏愛ど真ん中。

少しずつ読みすすめるうち、これらの短篇の持つ空気にひたっていた高校生の頃、二十代の頃にわたしは戻る。


ああ、そうだ、わたしってこの空気がすごくしっくりくるんだった、わすれてた。

こういうきっかけが自分をいつもの波に戻してくれる、というか
とにかく落ち着く。
なんなんだろう、自分を作ってるモノの一部なんだろうか。

寝るまえの布団のなかで本読む。
この習慣も長いもんだ。
秋のすこし肌寒い部屋、いい季節だなあ・・・。
(ってすぐ寝ちゃうんですが)



今後ともまたよしなに・・・。