チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

トマトトマトトマト

2021年08月31日 | 今日のメニュー

 

 8月の長雨で現在野菜は高騰中。

ウチの畑でも、昨年採れすぎるくらいだったカボチャは雨でツルが傷んで

小さいのが数個だけしかとれず。

とりあえず元気なのが大豆くらい。

 

そんな中、いろいろなところから次々といただくのがトマト。

これ、プチトマトじゃないです、レギュラーサイズ。

野菜不足の折、とても助かる。

しかし売れたトマトは足が早いから、どんどん食べなければ!

トマトソースは大量に仕込んで冷凍庫へ。もう冷凍庫には何も入らないくらい。

そしてそんな中、ご近所さんから新鮮なイサキをいただく。

山に住んでいると魚がうれしい!

トマトとバジルでアクアパッツア(しかし貝類は省略)。

魚のエキスを吸って野菜がおいしい。

残暑厳しい初秋のご褒美。

 

 


天火オーブン格闘中

2020年04月17日 | 今日のメニュー

 一部のマニアの方の間ではだいぶ前から話題にのぼっていて

ずーっと注目はしていたけど「いいなあ」と思うだけであきらめていた、「天火オーブン」。

ガスコンロに直接乗せて炉内を温めてケーキやパンを焼く。

 

10年以上前にこの天火オーブンがほしくて、近くの古道具屋さんをたずねてみたことがある。

このとき見つけたのはオレンジ色の角ばったオーブンで2万円だったと思う。

金銭的に今よりもくるしくて(いまもそんなに裕福ではありません)

到底買えるような状況ではなかった。

 

このときはデロンギの電気オーブンを知人からもらって、それでケーキやピザなどレシピも増やすことができた。

このデロンギはほとんど新品同様だったんだけれど、使い始めてすぐに「コンベックス、上火、下火」とか

選べるツマミがスポッと取れてしまい、ずーっと「コンベックスらしい」状態で使用。

10年経ったところで下の電熱線が切れたようだ。

 

今まで粗大ゴミから拾ってきたガスオーブン(ガスが途中で止まる故障にてサヨナラ)、

いただきものの電気オーブン(通電しなくなってサヨナラ、これから今回の電熱線切れてサヨナラ)、

薪ストーブの中(薪ストーブ自体が古くなってサヨナラ)、などいろいろなオーブンを使ってきたけれど、

今度うちに来たのは天火オーブンpieceくん。

オークションで送料込みでもかなりお値打ちだった。

10年前と比べると相場が下がって来ているのかしら。

状態も良くてサビもまったくなし。

考えてみるとお金を出してオーブンを買ったのはこれが初めてだ。

 

 

かぼちゃのマッシュを入れたケーキ。

今までは耐熱ガラスの容器で焼いてきたけれど、このオーブンだとなかなか真ん中が焼けない。

長細い型に入れて熱伝導をよくすると焼成時間が短くてキレイに焼けた。

電気オーブンとはかなり火まわりが異なるようだ。

 

高加水練らないパン。

これも何度か焼いてみて、ようやくコツをつかみつつ・・・ムツカシイ。

どうやら天火の上段が先に温度が上がって、時間とともに下段もあがってくる。

おまけに天火についている温度計がどうもあてにならない。

オーブン用温度計を入れてみると60~80℃くらい差がある。

炉内の温度はこちらで計測。

 

ああでもない、こうでもないと試行錯誤するのが結構好きなので

失敗もしながら週4回くらいいろいろ焼いている。

しかしまた一つ問題が出てきて、この天火オーブンが大きいため

ガスコンロに乗せると、隣のガスコンロにフライパンが乗らない。

小さめの雪平鍋なら並べて使えるけれど。

 

だから夕方の忙しいときにオーブンはなるべく使わないようにする。

いろいろとコツがいるピースくんなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 


イノッシのあんよ

2018年07月04日 | 今日のメニュー

 

 暑い日の、お天道さまが真上から照りつける午後。

ふと通りかかったご近所に目をやると、軽トラの荷台でご主人が汗を流して何かしている。

荷台から毛の生えた足と蹄が見える。

こんな暑いのにここでイノシシをさばいておられるのであった

(しかし荷台にはサンシェード、扇風機まで設置されていた)。

 

それから数時間後、うちに子豚くらいの大きさであろう、イノシシ(オス)の

片足をいただいた。

 

注/写真は小さめにしてありますが、本物が写ってます↓

 

これです。4kgくらいかな。

     

若いから蹄がキレイ。

教えてもらったように骨に沿って肉を外していく。

ムツカシイ。

筋膜を剥がすのも、筋を取るのもムツカシイ。

ひとつの命をいただいているのに、こんな下手くそで申し訳なくなる。

無駄のないよう、そして肉自体をいい状態で捌くというのは

本当に技術がいるんだなーと実感。

 

下手ながらもいくつかの塊に分け、こそげ取った細かい部分を集めて

今日はこれを甘辛く炊いてみる。

  

夏場のイノシシなのに、血抜きがしっかりしてあって

処理が早かったからか、まったく臭みがない。

7歳息子、ものすごく食べる。食べすぎなくらい食べる。

15歳息子には弁当にも入れる。「イノシシ弁当」!

 

 

  

大きく切り分けた分はハムのように塩、さとう、粗挽きコショウ、ハーブで漬け込み中。

残りは赤ワイン漬け。

ローストポーク、焼き豚あたりを狙う予定。

 

 

 

 

 

 


煙の香りが恋しい気温

2017年10月31日 | 今日のメニュー

 

 急激に冷えて来て、葉っぱも急いで色をつけている。

そんな合間をぬって、燻製。

なぜか秋は燻製が合うような気がする。

いろんなスモーカーの方々のブログなどを見ても、そう書いてるひとがいる。

 

     

 

豚三枚肉にの桃色にハーブがよく似合う、きれいだなあ。

 

     

 

出来上がったベーコンの飴色もきれい。

 

   

もらったアマゴに塩して、ハーブをはさむ。

まるで絵のようにきれい。

今日はこれを燻製(1日塩して半日塩抜き、1日風乾燥し燻製)。

 

ここに住んで、お米を作り、農作物などはもらい物が多く(自作といえないところがツラいが) 

買うものが少しずつ減っているなか

動物性たんぱく質というのはほんとに貴重だなと思う。

動物性たんぱく質は自分で得ようとするとするととてもたいへんで、

技術や知恵がいっぱい必要になる。

ひと昔は、といってもほんのちょっと前までは、漁をし、家畜を大切に育て

そのなかでの貴重な一食だったでしょう。

 

スーパーで買えば簡単に手に入るのだけれど、このたいへんだなーという思いを

できれば子どもたちに伝えたい。

 

 

 


予測不能なパン焼き

2016年03月02日 | 今日のメニュー


 うちにタミパンというパン焼き鍋がうちに来て一ヵ月くらい。

実家の母が買ってくれたのです。ありがたやー。

 

本体直径18cm、フタしたときの高さ9cm。

やや小振りな鍋なんですが(鍋といってよいのか)鋳物なのでずっしり。

 

  

 

これが今大活躍。週1、2回はパンを焼き

合間にケーキも焼く。

今まで電気オーブンで焼いていて、どうも電気代が気になっていたけど

これは薪ストーブの上に置いておけばいい。燃料費タダ!

 

レシピはもうすごい適当で、ただこの大きさにちょうどよい粉が200~230gということだけ

それはまもるけど、あとは目測。こねるのも最初はちゃんとやってたけど

もう20回くらいモミモミして終わり、あと発酵。


 

  今回はふすま入り

しかしうちの薪ストーブは温度があまり一定じゃない(安いホームセンターストーブなので)。

今日は18分で焼けたけど、今日は20分以上かかってもまだ焼き目もつかない、

というカンジで、ぼーっと晩酌してると焦げたり。

鼻さきを効かせて香りを嗅ぎ、五感を働かせてカンで焼き上げる(オオゲサな)。

 

ストーブで焼くにはこの小降りがちょうどいいっていうのも分かって来た。

ケーキだと生焼けになりやすい。これが適度なサイズみたい。

 

さてこれは停電でもなんでも焼けるし、屋外でキャンプするときにも活用できる。

今年の夏はこれで遊べる。うふふふ。

 

 

 

 

 

 


玄米もち米が手に入ったら。

2015年08月09日 | 今日のメニュー

 

 玄米のもち米、みなさんも食べて~といただいたので

うちでもなんとか簡単に玄米餅ができないか、と実験気分でやってみました。

 

 

まず玄米のままだと吸水もしにくいので、二分か三分だけ精米する。

その際出たヌカはとっておいて、もち米は一晩浸水させる。

 

 

つぎの日、圧力鍋(活力鍋)を高圧にセットし、蒸し器を中に入れて

今回は8合ずつ蒸すことにした。

一分だけ加圧。そのまま圧が下がるまで放置。

圧が下がったらさっさと取り出して

 

なんとパン焼き機のなかに投入。

 

その際ヌカも一緒にいれる。

 

 

スイッチON! ゴウゴウとはげしい音をたててもち米がグルグルまわる。

心配しながらなら見てると10~12分できれいな玄米餅完成!

 

 

 

パン焼き機の大きさから、一回の分量は8合が限界かな。

とりあえず覚え書き。

 

 

 


むすむす~電子レンジなき後

2014年07月08日 | 今日のメニュー

 

 個展もおかげさまで無事終了。

遠いところ来て下さった方々、ほんとうにありがとうございます。

ひさしぶりにモノを見てもらうことがとても大きかった、反省もすごく大きかったです。

 

 

 台所にじっくりたつ時間がもどってきた。

 

電子レンジなくなって2週間くらいかな。

もっぱらお冷やごはんはおにぎりになりそのまま食する、

あとは鍋で蒸してあっためる。 

  

   

パラボラアンテナのような。

ちょっと壊れてるけど。

鬼まんじゅうなどを蒸すときはいいけど

真ん中に芯棒があるおかげで皿や鉢がのらない。

  

   

ホームセンターにこんなのがあった。しっかりしてる。これいい。

この上にうつわをのっけたり、蒸し用の布(せいろ敷布というらしい)にごはんを包みこの上で蒸す。

布の方がほっかり蒸されてとてもおいしい。思った以上に。

 

 

ある朝、先に起きてごはんのしたくをしてる父ちゃんが「ああ~ッ」と叫ぶ声が。

なになに~と見たら蒸し用の布に火が燃え移っておる~!キッチンに火がのぼる~ぼお~っ

 

  

まんなかにデカイ穴が・・・。

布をいったん水に通してから鍋に入れなかったことが敗因。

縫い直して小さくして使うか。

まだまだ慣れぬ「むすむす生活」。

 

 

 

 


KING of 菌 (by民生)

2014年02月05日 | 今日のメニュー

 

  いまうちは「菌づくし」状態。

 

   

この家の冬は、薪ストーブを焚かないとスキマ風がびゅーびゅー入るので気温が低い。

とうてい天然酵母を起こして育てることは不可能。

それなのに酒粕を見つめていたら急に酵母起こししたくなって、湯たんぽなど総動員し

なんとか酵母起こし成功。

今彼(彼女か)は西陽を思う存分浴びて心地いい状態。

 

 

 

この方、ぬか床も冬は不調なはずなのに、一週間放置しても産膜酵母も増えず

酸味もキツくなく、すこぶる好調。

 

  

昨日きよちゃんから買って来てもらった加子母の麹。

こういうものが売ってる加子母の道の駅はいいねっ!

これで何を醸そう~

 

しかしすべての敵はここにあり。

パンを焼くにしても麹を扱うにしても納豆を食べた日はダメ。

食べた後の容器も注意、食べた人の口からも納豆菌が放出してるらしいし、

あな、おそろし。

 

ということで唄って下さい。

  ♪月曜日に納豆食べてぇ~火曜日にパン種仕込み~水曜日にヌカどこ混ぜてぇ~

木曜日に甘酒仕込むぅ~♪チュラチュラチュラチュラチュラ チュララ~

チュラチュラチュラチュ~ラ~ラ~♪(もちろん「一週間」のメロディーで)

    

 

 


なごやのタマシイ100まで

2013年12月12日 | 今日のメニュー

 

 今日はこのあたりは雪がまいまい。

とうとうきたなあ。

自分ひとりしか家にいないのに豪勢に薪ストーブをつけている。

もったいないのでどんどん調理につかう。

こういう日のメニューはおでん。

それも味噌おでん!

 

    

 

これはまだまだ煮込み前。これからどろーってなるほど味噌が煮こまってくる,フフフ。

大根なんて中まで茶色よ。

関東以北のひとはこれがダメらしい。なんでだろう。

うちの場合、お父ちゃん静岡(東よりの静岡)出身だけどなんとか教育の成果あって

味噌OKな体質に(味噌カツは洗脳不可だった)。

子どもらにいたっては赤ちゃんの頃から食べてるから、このどろっとした味噌を

ごはんにかけて食べるほどの味噌っ子、赤味噌っ子。

三つ子のタマシイ100まで、なごやのタマシイ100までだわー。

 

今日の新聞の、諏訪哲史氏のコラム「スワ氏文集」に

「じぇじぇじぇ」じゃなくて「みゃみゃみゃ」ってあった。

こんなこと言わない、絶対言わないけど、ちょっといいかも。

 

 

 

 

 

 

 

 


秋は保存食

2013年09月13日 | 今日のメニュー

 

 気温が少しずつ下がって、湿度も少しずつ下がって

秋は石けん作りと保存食作りに向いてる季節。種蒔きもあるし忙しい(やれてませんが)。

 

さて友人に教えてもらったこの本をお手本に保存食作り。

 

 

 

ジェノバペーストは近所の友人にフードプロセッサーを借りて作る。

瓶でもいいんだけど、冷凍する場合ジブロックの方が便利。あと酸化も防げるし。

昨年はうちにある「ナンチャッテ・バーミックス」でしこしこ作ったら、

パワー不足で時間がかかり過ぎグリーンになるはずがドドメ色に(涙)。

今年はブィーンとスイッチ入れるだけで則出来上がり。道具って大きい。

 

  

ナスのオイル漬けは少し塩漬けして、それをオーブンで焼いて漬ける、とあったけど

塩漬けのあと太陽にさらしてみました。なんとなくおいしくなるような気がして。

それから軽くオーブンしてニンニク、オレガノ、タイムなどと一緒にオイルに。

長なす3本使ったんだけど、出来上がりは少し。もっと作ればよかった。

 

リンゴは先日の中津川マルシェで3個100円という安さだった!

いっぱい買ったから贅沢にリンゴをすったドレッシングを作ろう。

リンゴのドレッシングはお肉のソテーにもとても合うと思う。

 

そしていま冷蔵庫に眠って仕上がりを待っているモノがある。

それは「エゴマの葉のキムチ」

先日近くにある韓国家庭料理で教えてもらって作ってきた。

あと数日で食べられて、数カ月以上もつらしい。

フフフ、これが今イチバンのお楽しみ。。。