急に朝の気温が低くなって、うちの窓ガラスはカーテンが濡れるほどの結露。
こうなると薪ストーブそろそろ点けなくては。
先日、母の友人がうちに遊びにきていたとき、かわいい話を聞いた。
「小学校のころ教室には薪ストーブがあって、月に一度「薪の日」っていうのがあってね、
その日はエプロンしていくの。みんなエプロンを広げて薪をそこに入れてもらって運ぶの」
その光景を想像してみる。
ちいさな子が並んで、エプロンの中に何本かの薪を入れて
校庭から教室までよっこらしょと何度も往復して運ぶ姿。
薪を運ぶと、一日どれだけの薪を使って暖をとるかわかるだろうな。
(割るともっとわかるけど)
「『焚きつけ当番』っていうのもあってね、当番のひとは朝学校に来るとき
ひのきや杉の落ち葉を拾って来るの。
町育ちのわたしは公園で集めたりしてね。」
この話を聞いた次の日、偶然にもおなじ「焚きつけ当番」の話を聞いた。
それはうちに重くておおきい包みを届けてくれた宅急便のおじさんからだった。
包みの中味は「斧」。
すごい重たい。(後ろにチェンソウ3台も見えますな)
「これで父ちゃんにガンガン薪割ってもらわんと~足りないですわ~」
「薪ンなるような木、そっこらにあるで切ったったらええが~」
なんて立ち話してたら、
「わしら小学校の頃はよ、「焚きつけ当番」ちゅうのがあってな。
みんな朝、ひのきの落ち葉とか集めて持ってったもんよ。
わしゃ町だったもんで豆とったあとの枝とか持ってった」
町に住んでて豆?と思ったけど豆のさやなどは油があってよく燃えるらしい。
いいなあ。こんな当番いまもあったらいいのに。
もう少し寒くなったら、わたしは毎日「焚きつけ当番」。
たまにだれか代わってもらえないかな。