チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

台所にタイルを補貼---簡単タイルの貼り方その2

2009年03月31日 | 家の中でつくるコマゴマ

 さてつづき。
一晩たってボンドは硬化してるはず。
さあ目地を入れよう。(ちなみに午後2時半頃スタート)



マスキングテープでマスキング。
(以前マスキングテープをまちがって皮膚に貼ったらすごくかぶれた。
似ているのでみなさんご注意あれ)




霧吹きでタイルの上を湿らす。




目地材はうちは白セメントを使う。
「目地材」としてホームセンターでも売ってるけれどやたら少量で高い。
たぶん防カビ材やボンドの類いが配合されていて
硬化も早くて使いやすいんだろうけれど
補修ではなくタイルをたくさん貼る場合1キロ以上使うのでセメント。
でも問題はないでしょう。

ちなみに屋外のレンガ貼りのときは灰色セメント。
台所や風呂場は白セメントにしている。




バケツに必要だと思われる分を量り、説明文通りの水を加えゴムベラでよく練る。
水は少なめの方が作業はしやすい。

どのくらい練っておけばいいか推測が難しいけれど
ちょっと少なめに用意し、足りないようだったら継ぎ足してつくればいい。
山暮らしだとあまったセメントを使う場所はいくらでもあるけれど
そうでなければ残ると困る。
流しには流したくないのでギリギリをねらう。




ゴムベラでセメントをならす。
少々こんもりするくらい。
ここで少しお茶を飲むくらいの休憩します。
(気温天気などによるけれど15℃の晴れの昼間で2時間。
セメントの種類にもよるので放置しながらときどき様子をみてやる。
今回使ったのは24時間で硬化するタイプなのでのんびりモード。)




表面の水がひいて歯磨き粉くらいになったら
こんなやつ(名まえなんだっけ)で表面をすこーし取る。
あんまり取ると目地の部分を削っちゃうのできもーち取るくらい。




ぎゅーっと指先で目地をおさえたり。
手の皮の厚いわたしは茶飯事。ほんとはゴム手袋してせねば。

真夏屋外で「硬化まで60分」とか書いてあるセメントでなければ
ゆっくり硬化は進むので、おちついて作業を進めれば大丈夫。

そしてまた放置プレー・・・。




夜になってしまった。
ストッキングで表面をこすって、タイルの表面についたセメントを落とす。
ちょっと硬くなってきてるけど、表面をこすればホロホロ取れてくる。
この状態が仕上げしやすい。



ここでだいたいきれいにしちゃう。
せっかく目地に入ってるセメントを取らないよう気をつけながら
表面をこすっていく。


いつもだったらここですべて仕上げて作業は終了。
なんだけれど、今回のタイルは小さくて目地部分が多い。
一晩寝かし、明日の朝仕上げをしよう。
ということで今日はここまで。

つづく。








台所にタイルを補貼---簡単タイルの貼り方その1

2009年03月30日 | 家の中でつくるコマゴマ

 仕事ができない、でもじかんはある、というときには
ミシン縫い物、畑や山の作業、そして家の改装をする。
本日は台所の出窓に先日多治見で買ったタイルを貼ろう。

 
 
 現況。
出窓の上にいろいろ置いてて、瓶の跡とかしょうゆが染みたりして
白ペンキがだいぶコ汚くなってる。住んで4年目に入るからなあー。


 

置いてあるものをすべてどかしてふきんで拭く。おお広い。




買ってきたタイルをいったん置いてみる。
あまったところは切り離し、足りないところを補う。
おおぴったり。




ボンドはこれ、ホームセンターで1000円前後かな。
タイル専用の接着剤はものすごく高いからやめ。
これはちょっと臭いけど窓を開けて換気すれば数時間でニオイは消える。



 プラ板を適当にカットしてヘラを作り、ボンドをならしてゆく。
このボンドはかなり厚めに塗った方がいい(と後になって思った)。



タイルを並べ、手で一つ一つをしっかり押さえる。


 

数時間放置したあと、霧吹きで表面を湿らす。
そして5分くらい置く。



紙が湿るとツーッっとはがれる。



はがした後、タイルの表面に残ってるボンドをぬれたふきんで拭き取っておく。
このボンドが残ってると、後から目地(すき間)を埋めていくとき
目地材とくっついてやっかいなことになることもあるので。



ここでひとまず休憩~。
続きは次の日。
ボンドの硬化が24時間ってなってるから一応24時間置こう。
(といっても急いでるときは構わずやってしまうんだけど)


                                                            つづく

アンの世界

2009年03月29日 | 読む見る聴く&思う
 
 卒業の季節。うちの息子も無事保育園を卒業。

 
 
卒園制作は自分の顔をたくさん作ってみんなと交換。
額縁に貼りつけて完成。
この額縁は・・・お父ちゃんが仕事依頼されて制作しました。


しかし卒園式の朝、息子は40度近い熱を出していた。
式のあと病院へ行くとなんと今頃インフルエンザ。
ここのところ仕事以外ですごいバタバタしていて子どもにそれが来たかー。
わたしも看ていなければいけないのでここで強制的にオフ。
ふうふういってる息子の横で、時間があるから本を読む。
こんな時間はなかなかとれない。ちょっとありがとう。


  借りていた「赤毛のアン 手づくりの本」

この本、すごく懐かしさにみちみちている。
小学校の頃、人形の形をしたクッキーや色とりどりのパッチワーク、
ほわほわのメレンゲケーキの写真を見て、見るだけでも楽しんでた。
今あらためてみると、確かに古さはあるのだけれど
ランチョンマット、お弁当包み、ベッドカバー、お菓子、ジュース、ジャムなど
すべて家の中で家で採れたもので作られている。
時間をかけて。
マリラ、マシューの仕事は今ぜんぜん古くはないのだ。
この時代、生活することに一日のすべてを費やしていた。
アンの住む世界も、日本も、どこもが。



かたやこういう本も図書館で借りてきたし読んじゃうんだけど。
アンの世界との差に自分でも吹き出したりして・・・。
(本の表紙に使われてる色が正反対だし)
 けっこうオモシロイのであった。

毛になやむ

2009年03月28日 | 愛しいねこたち

 ねこと一緒にねてるひと、少なくないと思いますが。

 今はなかよくよりそうふたり。

ねこと生活をともにしていない人から見ると「ええ~」っていわれるくらい
毛がすごい。
洋服はもとより、ふとん。

 MUJIのセールで買った掛け布団カバー

濃紺とグリーンのストライプで毛が目立つ目立つ。
洗ってもなかなか落ちない毛。
(上の写真は洗って干してる状態なんだけど毛がのこる)

顔にしっとり保湿クリームを塗ってふとんにもぐりこむと
顔に毛がくっついてくる。
かゆいかゆい。

なにかよい対策ないでしょうか・・・。かゆいかゆい。

里芋まんじゅう

2009年03月24日 | 今日のメニュー

  今日は前から作ろうと思っててなかなかできなかった里芋まんじゅうに
とりかかる。
勢いつけてやらないと、なかなかやらないんだな。
実家の母から聞いていたレシピを自分なりにアレンジしてみることに。

 

皮をむいた里芋を茹でてマッシュにする。
マッシュといってもおおざっぱ。



別鍋でゴボウとにんじんのささがきを甘辛く煮つける。

このゴボウも先日亡くなったお隣のおじさんが作った。
早く使わねばスが入る。
もらってきていたゴボウを全部煮つけてしまおう。
ダシに干ししいたけも投入。



里芋のマッシュに煮つけたゴボウにんじんを入れてまぜる。
そしてコロコロッとだんごにし、片栗粉をまぶして揚げる。

同時に小鍋でつゆを作る。
粉ガツオと昆布、酒しょうゆ砂糖。
ダシガラはそのまま残して一緒に食べればいいかな。
片栗粉でとろみもつけとく。



できあがり~!
食べる直前につゆをかける。
すぐにホロホロと里芋まんじゅうが崩れてしまう。
あさつきとショウガを散らして。

できたてをさっそくお隣のおじさんのうちへ持ってって
お供えしてもらう。
もっと早いうちに作ればよかった。それが残念。




これまたいただきもののワケギで酢みそ和え。
ビンボーなのでワケギオンリーっす。
酢みそにちょこーっとマヨネーズを入れてみたら
まろやかでいいカンジに。
ワケギはいま真っ盛り。春ですね。

春の猫

2009年03月23日 | 愛しいねこたち

 こぶしの花が咲きました。

 

今年は早い。


 

朝、気がついたら面会していた。
外側にいるタマ、何か深刻な面持ち・・・いや寝てる。




洗面所にハマって水遊び。
子猫やのう~ほんとはオッサンなんだけど。

おじさんの影がみれなくなった

2009年03月21日 | 日々のつれづれ
     

 おとなりのおじさんが亡くなられた。

おじさんはかぞえで71歳。
わたしたちがここに暮らすようになって、はじめてできた友だち、だったと思う。
おじさんの話はおもしろおかった。
むかしこのあたりで共同で豚を飼育していて、正月にはつぶして酒盛りしたこと。
むかしはうちの建ってるあたりは今みたいな雑木林ではなく
一面畑でここから木曽川が見えたとか。
このあたりの植物も造園屋さんだったからとても詳しく
この木は水に強くて腐らん、この木は育つのが早くて
この木はしいたけのホダ木によくて、薪にもよくて。

きのこもどっかからひょいっと採ってきてくれた。
むかしはマツタケも採れたんだって。

うちのお父ちゃんと一緒に枯れた栗の木を切って
70とは思えない動きでチェーンソーを使っていたのは
昨年のことだった。
歳若のわたしたちよりもよく作業をしておられた。


昨年からおじさんの休耕田の一部を借りて畑をしている。
大根の蒔き方もこんなんじゃだめだよと教えられた。
うちが畑にしやすいように手伝ってくれた。

こうやって書いてても涙がじわじわしてくる。
わたしたちを「実の息子、娘だとおもってる」って言ってくれた。
子どもにはお年玉、おこづかいをくれた。
ここの親だとわたしたちも思っている。

おじさんから借りた畑でもうちょっとたくさん野菜を作ろうとおもってる。
おじさんがたくさん残した里芋を種芋にして、里芋も作ってみようと思ってる。




もらうものはすべてオイシイものばかり

2009年03月16日 | 今日のメニュー

 うちはいただきもので生きている。
いただきものがあるから、月の食費が2万円を超えないこともできる。

  サンテナいっぱいのさといも。

これはおとなりのおじさんが大事に育てたさといも。
おじさんが入院してしまって、このさといものことを気にしていた。
「早く食べんと暖かくなって芽が出よるで」
昨日掘ってもらってっきたけれど、まだまだたーくさん埋めてある。
煮付けておとなりに持っていこうかな。

 にっころがし、ほーくほく。


 ネギ、大根、にんじん。

これまたいただいてしまった。
にんじんの葉からいい香りがする。
これはまた別の洋食に使うかな。
たくさんの野菜をみると、なんともいえない幸福感。




このあたりは今ほうれんそうがまっさかり。
うちのほうれんそうは・・・なぜか地をはうような成長。
したがってもらったほうれんそうでおしたし。
ポン酢で食べてみる。うまーい。


 おさけもいただきもの。

微発砲のどぶろく。
う~ん、とまらないうまさ。
むかしはこのへんでおばあちゃんたちがこういうどぶろくを仕込んで
お役人が取り締まりにくると重い酒樽をかついで墓場へ隠したという話。
その気持ちわかる。
結局休肝日ならず・・・。

多治見でお買いもの~その2古道具屋

2009年03月10日 | イイモン見つけた
 
 つぎは古道具屋。

 

アルミの弁当箱がほしかった。デッドストックらしい。
「アルマイトだよ」と店の人。
「アルミじゃないんですか?」
「同じこと。」初めて知った。



これまたカンカン。赤い色合いがよくて。




 おたま1。
これもアルマイト。


 
 おたま2。
おたまばっかり。
コ汚い、がいい。家の外でかざろう。

おとうちゃんは2万円の薪ストーブを見ていたらしい。
でも重たすぎるから見るだけ。

本当はこういうものは買うのではなく拾ったりもらったりしたい
(そりゃそうだろうが)。
というか、それが自分のポリシー(っていうほどでもないけど)なんだけど
最近拾えないから、買ってしまった。
ちょっとさみしい。

多治見でお買いもの~その1タイル

2009年03月09日 | イイモン見つけた

  岐阜県多治見市はうちから一時間。
窯業の町だから窯業原料(釉薬の原料や土など)も売ってるけれど
今回はタイルを買いに。

ヤフーオークションで落としたタイルだったけれど
4年くらい前うちを建てる際に風呂場、洗面所、台所、玄関などの
タイルをすべてここで購入している。
だからおなじみさんなのです。

 これは実家の洗面所用のタイル。
                                             1シート(30cm四方)で80円!

タイルの表面に紙が貼ってあるけれどこれはこのままで
タイルの裏面にボンドを塗って壁に接着し、
ボンドが乾いてから紙の表面を水でしめらせて剥がす。
以前それを知らずにすべて紙を取ってからタイル一個一個を床に貼っていって
すごーい大変だった。


 これはうちのキッチン用。

 ひとつはこんな小さくてガムみたい。


 これ、もらった。

シートの紙から取れちゃってるから、もう売れないとのこと。
色も懐かしめでカワイイ。
一箱もらってきました。
こういうことがあるから、直接もらいにいくのがたのしみなんだよね。
さてどこに使おうか。