チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

時を覚えるために

2017年02月19日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 6歳息子はもうすぐ小学一年生。

春のつぎは夏、夏のつぎは秋・・・という季節の順番もまだわからない。

先日のこと「いまはさむいよねー。じゃあこのあとどうなるかな?」って聞いたら

「さむくなる」と答えた。ううむ。もっと寒くなっていいのか。

 

 

昨年「曜日とじかん」をおぼえるためのものを父ちゃんの仕事場の廃材にペンキを塗って作った。

これのおかげか、曜日はまあ覚えつつあるのだけれど

時間はやっぱりむつかしい。



 

 

そこで「じかんおぼえるとけい」作りました。

100円ショップの小さめの時計を買ってきて、ガラスをはずし

12等分に色分けした円をパソコンで描いて、それを貼りつけ


 

さらに文字盤をこまかく書き入れる。

「きいろのところにみじかいハリがきていたら、それは2じってこと」

「ながいはりが10のところにいたら、それは10分てこと」というふうに。

 

ふと気がつくと、12時から3時までが春、3時から6時までが夏、

6時から9時までが秋、9時から12時までが冬、

という色合いになっていた。

そしてそれはこの家のまわりに見える色だった。

 

暖色がくるのはいつかな。

いまはまだグレイから焦げ茶色っぽい。

 

 


朝の風景

2017年02月14日 | 日々のつれづれ

 

 この冬は2月に入ってからの冷え込みが、いつもよりきびしい気がする。

14歳の息子はそんな氷点下の中、「こんな薄着でいいの?」という格好で学校にむかう。

 

  

朝の薪ストーブの炎と、裸電球と、息子の影が映るガラス窓。

 



 

 

霜路をあるく黒猫。うちのクロさんではありません。

 

   

 

うちのクロさんたちはここで暖をとっているから。

熾きの火がさみしくなるまで、ここにいる。