うちは山の中腹部にあり、イノシシやシカ、カモシカなどよくお目にかかる。
今日も朝から子どもの登下校する道で熊の目撃情報があって、大騒ぎになった。
そんな野生動物が身近にいるところで暮らしているので、
彼らの体についているヤマダニは、近くの裏山や休耕田あたりに落ちていることになる。
ヤマダニ(マダニ)というのは家にいる目に見えないくらいの小さいダニと違って
はっきり目で見える大きさ。
生まれたてのちいさいクモみたい。
これが皮膚にくっついて1日くらいたつと口の部分を皮膚にめり込ませ血を吸い始める。
そうするとだんだん膨れてきて小豆くらいの大きさになると自然に落ちる。
最近ではウイルスを保持したマダニに喰われ発病して死に至る事例も報告されている。
先週のある日、そのヤマダニ(マダニ)に喰いつかれてしまった。
足に何かイボみたいなものがついていて
これはもしかして・・・と思ったらやっぱりそれは
血を吸って少し大きくなったヤマダニであった。
さてここでネット検索して色々調べて見ると、ほぼみなさん「病院へいけ」とある。
患部をメスで切り取るらしい。
そこまでするとダニのウイルスが入り込んだ部分をしっかり切除できるんだろう。
ふーむ。
取り急ぎうちでできる対策をやってみよう。
こんなこともあるだろうと、買ってありました「Tick Twister」。
実は昨年高校生の息子の腕にこのマダニがくっついていたことがあり
(でもそれはまだ血を吸う前で、ピンセットでつまんだらすぐに取れた)
「うちの環境では近いうち必ずまた喰われる」そう思って密林Aで購入しておいたのだった。
これはどうやら虫の研究などをして草むらに入っていく方々の間では
よく知られているものらしい。
お値段も1000円しないしカラビナに引っ掛けておくようになっている。
さてこのちいさい釘抜きみたいなもので、マダニの頭を引っ掛けてクルクル捻り
マダニを引っこ抜く。
私の場合血を吸われて1日経過するかしないかだと思うけれど、3mmくらいになっていたマダニを
引っこ抜くときは結構痛みを伴った。
それから父ちゃんが山仕事に持って行ってるPoison Remover。
ハチやアブに刺されたとき毒を吸い取る道具(ヘビも可)。
これでマダニの毒を吸い取ることもしておく。
うちではこれで様子を見ることにした。
熱が出たり嘔吐があったらそのとき病院に行くことにする。
さて今日で喰いつかれて10日以上経っている。
以下今までの経過。
1〜5日 喰いつかれた部分が小さく赤く腫れている。5mm程度しかない。
しかし太い注射をした後のような痛みがずっと残っている。
6日以降 徐々にかゆみが強くなり、掻いてしまうからか腫れが大きくなってきた。
今のところ発熱嘔吐などの症状はなし。
対処:かゆみが強いので温灸をする。ムカデのときこれが効いたので。
さて今後はどうなるのか?
潜伏期間は2週間までとあるので、まだ油断はできないけれど、
まあこんな感じで腫れがひいて行くだろう。
と言ってる今日は畑でアリの大群に襲われ、逃げ帰ったけどいくらか刺された。
ああ・・・・。
こんないいポスターも検索したら出てきた。まさしく!