今年も始まりました、稲刈り。
夏の猛暑のおかげでイモチ病もほぼなく収穫はかなりいい。
昨年まで刈った稲の束を抱えると、軽くてしょぼーんとなっていたとうちゃんも
今年は満足げ。
息子13歳も慣れた手つきでハザがけしてゆく。
以前は背が足りなくて、稲を運ぶだけしかできなかったっけ。
長男がこの歳のときはイヤイヤやっていた。
それぞれ好みがあるものだ。
今年は4種類の苗があったから、稲の成長もマチマチ。
とり急ぎ三分の一だけ刈り終えて、あとは後日。
今年も始まりました、稲刈り。
夏の猛暑のおかげでイモチ病もほぼなく収穫はかなりいい。
昨年まで刈った稲の束を抱えると、軽くてしょぼーんとなっていたとうちゃんも
今年は満足げ。
息子13歳も慣れた手つきでハザがけしてゆく。
以前は背が足りなくて、稲を運ぶだけしかできなかったっけ。
長男がこの歳のときはイヤイヤやっていた。
それぞれ好みがあるものだ。
今年は4種類の苗があったから、稲の成長もマチマチ。
とり急ぎ三分の一だけ刈り終えて、あとは後日。
今年の春はコブシがよく咲いている。
うちのまわりだとシデコブシが多い。
霜にもやられずにさらに花の数も多く、見惚れてしまう。
コブシの花がたくさん咲く年はお米の出来がいいらしい。
期待したい。
私のやっている畑はとっても小さいんだけれど
ここに越してきてしばらくしてから始めたので10数年にはなるかな。
自然農のやり方をなるべく心がけてきた。
だいぶ土が変わってきたように感じる。
そしてこの春初めて畝立てをやり直しすることにした。
それは「カルチ」を長期間にわてって借りることができたから。
(自然農では耕すことはしないので、本当はカルチは使わないのだけれど)
この春中学生になる息子
「ねえ、このカルチってやってみるとおもしろいよ」
とそそのかし、手伝いに借り出す。
よしよし。ついでにスコップも持ってきて、こう掘っていこう。
半日の作業を二日つづけて、慣行農業のような美しい畑が出来上がった。
もらった長ネギも植えた。
この春夏は何を植えよう。
こんなにキレイになってしまうと、やる気も出てくる。
猫たちよ、そこは入っては困るのだよ
今年は花が早い。
まわりの人がみんな言う。
ヤマサクラもシデコブシもヤマツツジも、例年より10日くらい早い。
そのぶん畑も早くまわさなければいけないのかも。
この時期は長ネギの植え替え。
かわいい坊主は小さいうちに天ぷらにするけど、そのほかの調理って何かないか。。。
醤油とみりんで煮てみたら苦味が強くなってだめだった。
でもネギなんだから、ニンニクっぽく使えばいいんじゃないかな。
油と相性良さそう。
ということでドレッシング。
なたね油に坊主をほぐして浮かべる。
なんてうつくしい・・・。
このままだとネギの香りが油に移りにくいかも、とミキサーしてみる。
お酢と、古くなったリンゴも擦って入れる。
そりゃあおいしいに決まってる。アクもえぐみもまったくないです。
2020年は春先から初冬まで、草刈りに明け暮れた日々だった。
自分の仕事場は草刈り機と長靴、草刈り機に使う混合ガソリンなどがひろがり
今は陶器の仕事は脇におく。とにかくこれでやっていく、それでせいいっぱい。
マイ草刈り機はゼノアと共立。
ナイロンカッターとチップソーをそれぞれにつけ
柔らかい雑草の時はナイロンカッター、硬い草や竹などはチップソーと
使い分けるので、いつも両方持って現場に行く。
仕事を始めるときにはココロの中で「さあ行くよ〜」って声かけてやると
始動もいい気がする。ブイ〜ん。
現場はこのような田んぼのあぜもあれば、その奥の木立の急斜面を刈ることもあり
日によって異なる。
猛暑の夏は朝から37℃超え、気をつけないと倒れる。
自分の体をよく観察しながら動くことが大切。
<持ち物>
ポイズンリムーバー
前にも紹介しましたが、とにかく刺されたらすぐに吸い出したいので。
夫も持っていて林業現場に持参している。
虫除け
ハチやアブには効果ないけど一応スプレーしてから仕事。ブヨには効くのかな。
日除けクリーム
実際には汗で流れちゃってまったく効果なし。
塗り直しすればいいけどそんな気持ちの余裕がない。
しかしこの夏すごい日焼けとその後の肌荒れがあったので
2021はなんとか対応しなければ。
汗拭きシート
仕事を終えたあと何枚か使う。とにかく自分が嫌になるくらい汗くさいから
このまま帰りに買い物とか行けない。
バンドエードと消毒コットン
草刈り機でケガしたことはまだないけど(したら大ケガか命にかかわる)
田んぼのあわひえを手刈りしていて、指先を落としそうになったことがある。
田んぼの泥にはバイキンもいるしでもすぐに仕事から上がれずちょっと怖かった。
目薬
ナイロンカッターで草刈りしていると細かい草木や小石、土が飛んでくる。
フェイスガードしているけどそれでも入ってきて、目に入ると痛い痛い。
今季何回か結膜炎になってしまった。
なので目に異物が入ったらすぐに流す。
身近に水道はないので安い目薬をポケットに入れておき、これで即対応。
水分と糖分塩分
水分は命綱なのでどこにいても定期的に摂取する。
水や自作の梅ジュースや赤紫蘇ジュースを500mlに入れて3~4本くらい
持っていくけど、だいたい土地主さんペットボトルの飲み物をくれる。
塩分チャージの飴も同時に食べておく。
普通の飴も食べてるとなんとなく疲れが緩和されているように感じる。気のせいかな。
履物はなだらかな斜面くらいなら長靴、
急斜面の滑り落ちそうなところならスパイク。
長靴は中で足が動くからやっぱり疲れる。でもあんまり暑いときは
用水路に足をドブーンとつけて冷やせるし。
あとは軍手と着替え、汚れた衣類を入れるふくろ。
これらをすべてカゴに入れて出発。
一つ忘れ物するとそれだけでも作業がつらくしんどいものになる。
それがよくわかった2020であった。
さて今年はどういうことになるやら。
久しぶりの雪。
昨年は雪は降らなかったからすごく久しぶり。
温暖化といわれている中、こうやって寒さがちゃんとくるとほっとする。
大豆、黒豆、小豆を11月のうちに収穫して乾燥させておいた。
この脱穀機でサヤから豆を取りだす。
大豆先生がうちから持ってきてくれた。年季が入っているのは見てのとおり。
ガコンガコンとミシンのようにペダルを漕いで、上部の大きいボビンみたいなものを回転させる。
ボビンにはサヤが引っかかって豆が落ちるような、針金がついている。
しかしこれだけでそううまくサヤから豆が出るというわけではなく。
脱穀し終えたサヤの中に、かなり豆が残る。
少しずつ手でサヤを割って、脱穀しきれなかった豆を取りだす作業。
これが延々とつづく。
4時間みっちりやっても全体の1/3か1/4。
猫の手が借りられたらね、と横でぐうぐ寝ている猫をじっと見る。
でも雪の日には家の中でこんな作業がいいもんだ、とも思うし。
豆を取りだしたあとのサヤは、田んぼや畑に撒くといい肥になると教わった。
枝は焚き付け。
油を含むからよく燃える。
初夏から大豆先生の指導のもと育ててきた大豆がこんなに繁茂。
(←カモシカ。うちのすぐそばで撮影)
栽培途中いちばん困ったことはこの方たちが畑に入って大豆の葉を
ムシャムシャ食べることだった。
まあイノシシみたいに畑をブルドーザーのごとく荒らしたりはしないからいいけれど。
さてこの日はちょっとした収穫のお祝い。おくどさんを準備してくれる大豆師匠。
ちょっと膨らんだ大豆を選って
摘み取る。
それをすぐに茹でる。
熱つつ〜!
摘みたては豆がホックラしてお芋みたい。
そして甘さの強いこと!
初めて味わう採れたての豆のお味。
羽釜いっぱい茹でた枝豆を、畑を貸してくれた方と、自分たちとで分けて今日の作業は終わり。
秋晴れの少し弱くなった日差しと乾いた風の中の、心地いい作業。
ビールがないのだけが残念だったけど。
いい具合に雨が続いている。
ここのところ80過ぎのおじいちゃんおばあちゃんのうちの農作業、草刈りを頼まれて
毎日のように草刈機を持ってうかがう。
毎日だとカラダがもたないので、雨が降ると休みにする。
さて。
今年は味噌先生に大豆先生にもなってもらって、共同で豆畑を作ることになった。
6月半ばにまず種まき。
今はこの恵みの雨のおかげですくすくと豆は育っている。
蒔いて一週間くらいでもうこんな感じ。
さらに数日後。
この畑を借りているところは道から少し入った集落にあって、とても静か。
小さい釣り人もいる。
見えにくいけれどいろんな小さい魚が泳いでいる。
イモリもカエルもいる。ということはおそらく蛇もいる。
この夏はここに通うことになる。
夏休みが短いのが残念だ。
今年も味噌を仕込む季節になった。
一日以上浸水させた大豆を、仕込みの前の晩にストーブの火にかけ温めておく。
塩きり麹はもう出来ている。
今年の麹も昨年一昨年同様、うちの「味噌先生」に醸してもらった。
大豆も先生が作った大豆。
*大豆4kg
*麹4kg
*塩2kg
今年はいつもより少しだけ多め。
当日の朝8:00前に外のかまどに火をくべて、早めに茹で始める。
この日は風もなく晴れて穏やか、火事の心配もない。
9歳息子に火の番を頼んだ。勝手にいろいろ枝だの枯葉だの焚べるから、ちょっと心配。
火付きも良いのでさっさと沸騰し始める。乾燥しているなあ。
昼頃すでに大豆が柔らかくなってきた。親指と小指で挟んで潰れる。OK。
13:30 火からおろして今回初めて試みるフードプロセッサーで豆をつぶす。
ただ茹で汁がある程度入らないと豆がうまく潰れない。
外のかまどから、桶で、茹で上がった豆と茹で汁を入れて運ぶ(これ3回)。
フープロでは入れすぎるとマッシュにならないので
大きめのおたまに2杯入れてスイッチオン、またすぐに手で混ぜてやって、またスイッチオン。
粒がなくなって滑らかになったらスパチュラで大まかにくみ出し、塩きり麹の入った大きい桶の中に投入。
これを延々繰り返す(1時間強)。
手で潰している例年よりも早い。
14:40 すべてフープロにかけ終わり、今度は塩きり麹と混ぜる。よーく混ぜる。
消毒しておいた漬け樽に団子にしたタネを打ちつけていく。
ただ今回は茹で汁が多すぎてあまり団子にならず、打ち付けると跳ね返ってくる感じ。
最後はアルコールで樽の内側をふきとり、塩で表面を覆って完成。この時点で15:10。
今回は一連の作業が早く終わった。
フープロは茹で汁が多めになってしまうが、いいクリーム状になる。
出来上がりが期待と不安半々。
後日味噌先生に「ちょっと柔らかすぎな気がするんですけど・・・」と相談してみると
「ユルユルでも大丈夫。僕もいつもそうです。茹で汁がもったいないから入れちゃうんです。
何ヶ月かして水分が上がってきたらザルを押し付けて出てきた水分を取れば、醤油です」
そうだー!そうなんだ!
何度やってもいつも何かが違って、そのつどいろんなことを教わる。
今回もわたしの目は「おおー!」という感じでピカッと光りました。
うちには小さい渋柿がなる「豆柿」の木が二本ある。
一本は昨年、もう一本は今年成り年のようだ。
重くて木がしなるくらい成っている。
夕日に映えていかにも秋、といった風情。
小さいものだと柚子くらい、大きくても玉子大。
この柿のヘタをとり瓶につめる。それだけ。
徐々に熟してきてドロドロになり、その後発酵して、糖分が分解されアルコールになり
さらに進行してお酢になる、らしい。
数日様子を見ていてもなかなか変化がない。
瓶の内側が曇ってきて不安になる。
なにせ日中の気温が高い。
そのうち白いホワホワしたカビがヘタの部分に出てきてしまった。
慌てて瓶から全部の柿を出し、一つ一つチェックしながらカビを取り除く。
ほとんどの柿はとろんとろんの熟し柿になっていて、
もう少し熟すのが早かったら、カビは生えてなかったんじゃないかな。
さて、カビを取った熟し柿をみっちりと瓶に詰めて仕切り直し。
今後どうなる・・・?(つづく)
怒涛の10月が終わろうとしている。
「これが済んだら一息、これが済んだら・・・」という山をひとつひとつこなし
ようやくあったかいお茶が座って飲める時間が作れるようになった(大ゲサ)。
そう、お茶。
夏の間は刈り込んだよもぎやドクダミを麦茶に混ぜて煎じて飲んでいた。
たまに赤シソとか、適当なものを加えながら。
もう飲みものも冬に切り替えなくては、あと少しで11月なんだな。
この時期よもぎは背が高くなっていてまだ採れる。
そこへ父ちゃんが山仕事で行っている現場に生えてる「クロモジ」を混ぜる。
クロモジは和菓子を食べるときについてくる、あの楊枝。
香りが高く煎じて飲むだけでなく、香木の原料にもなるとか。
煎じてみると、とがったような高貴な香りがうっすら漂う。
紅茶にも似ているような。
これを単体で煎じるとそれはまた別格なんだけれど、そんなにないので少しずつ。
クロモジの実
こちらは友だちから分けてもらったマコモの葉。
手を切るくらい鋭くて、葉っぱの表面に細かい毛がある。
これを細かく切って、長いこと煎り、煮出したあとは茶漉しでこの毛を漉してのむ、
と教えてもらった。
長いこと煎るにはストーブ、なんだけど
こちらはまだ少し早いので、煎るのももう少しあと。