4歳息子にはじめてデジカメをわたしてみた。
最初わたしの目の前で数枚撮ったあと、すぐに飽きたように放置。
だからもう使わないのかなと思ったら、そのとき教えた操作をこなし
勝手に撮影しとった。
まったく子どもの目線というわけじゃないけど、なにを見てるのかがわかっておかしい。
4歳息子にはじめてデジカメをわたしてみた。
最初わたしの目の前で数枚撮ったあと、すぐに飽きたように放置。
だからもう使わないのかなと思ったら、そのとき教えた操作をこなし
勝手に撮影しとった。
まったく子どもの目線というわけじゃないけど、なにを見てるのかがわかっておかしい。
「縄文号とパクール号の航海」をシネマスコーレで観て来た、
もうすぐ13歳になる息子と父ちゃんと三人。
映画は船となる大木を切るための斧、を作るための鉄(砂鉄)、
を磁石で集めることから始まる。
集めた鉄はタタラの技術で斧に仕上げられ、インドネシアで大木を伐倒するのに使われる。
大木は丸木船に彫り上げられ、外側には木灰と植物油を練り上げたものが塗られ、
帆はヤシの繊維を織る。
徹底して手で作る。
この縄文号に寄り添って走るのがインドネシア・マンダール人伝統のパクール船。
冒険家関野吉晴、教え子の大学生ふたりをふくむ日本人クルー4名と
マンダール人6名のクルーは、この二隻の船で、インドネシアから日本までの4700kmを
寄港しつつ、ときに途中中断を余儀なくされながら2009~2011にわたって旅する。
関野吉晴「効率の悪いバカなことをやってると思う。でも効率が悪いことが何かを生むと思う。
街の生活って管だらけでしょ。一本管が途絶えたらもう生活が成り立たない。
でもこの船をみて。なにも管がないでしょ」。
文化も考え方も違う日本人とマンダール人のクルーたちは、緊張と疲労が募る中、
ぶつかったりもしながら、言葉で表せない何かを共有していく。
ニンゲンてすごいなあ~って久しぶりに思った。そして素敵だとも。
フクザツになってしまった今の世の中は、じつはこんなシンプルなもので最初できていたのだ。
人とのつながりも、生活も道具も。
この映画はオトナに近づいてくる息子に観せたかった。
純粋なものだけを持つオトナになってほしいな。
家族ネタ第二弾、ネタモトは中1長男。
先週の日曜日、とうちゃんがハチに刺された次の日の日曜日のこと。
この日は息子が剣道部に入って、初めて試合に出る「中体連」という行事があった。
9時頃、試合の会場になってる加子母小学校の体育館に家族で応援に行き
遠くから息子を探すと、体育館のすみっこでじーっと座ってる。
11時から個人戦なのでそれまで団体戦の応援をしつつ待機してるようす。
ふとみると、救護コーナーの椅子に座ってる。
あれ?熱はかってる?
目をこすってて、なんだか「涙目」みたい。
熱出たのか?
そのうち先生が息子を連れて「息子さん、熱があるようです、37.6度。試合は棄権ですね、
本人も出れないと言ってますんで」
え?そうなの?はりきってたし、今朝まで元気だったじゃない?
もしかして精神的にきたかな。
「出れないってほんとだろうか?」
横にいた友だちは「そういうこともあるよ、調子が悪いんじゃ無理はできないよ」
「う~ん、なんか、なんかね~。そのくらいの熱だったら出れると思うのよ。
試合の後倒れたらいくらでも面倒みてやるから、いってきてほしいなあ~。父ちゃんどう思う?」
「まあ熱あるならしょうがないんじゃない?本人も出ないっていってるんだから」
「でも、この試合のがしたら、絶対あとから後悔すると思う。その後にひびく。
負けても行った方がいい」
わたしだけがイケイケゴーな意見。
さらに「父ちゃん、息子、説得してきて!大丈夫だからって、試合出たほうがいいって!」押す押す。
息子が不調になる前に、息子と同級生の小柄な男の子も不調を訴えてた。
不安で何日も前から吐いたりしてたらしい。当日もおかあさんに「絶対しくじるし・・・」と
いろいろつぶやいてた。
みんな不安なんだね。
剣道の試合は一対一だし、先輩たちは大声だして気合い入れてるし、
その場の雰囲気にのまれるしね。
さてしょうがなく父ちゃん、息子の説得に行く。
しばらくして「試合出るって」
でももう試合までは時間があまりない。
あれよあれよという間に道着などつけてもらって、気がついたらもう試合の本番。
本人さぞ目が回っているだろう。熱はこの時点で忘れていると思われる。
試合最中。
基本の姿勢なども注意されるくらい、本人動揺していて
声もうわずってる。でも大きい声出てる。
アタマの中真っ白だろうな。
結果、場外を二回とられて反則負け。
試合が終わってそばに寄ったらおいおい泣いていた。
先輩が背中をなでてくれて。
そこに同級生の男の子が自分も試合を終えて戻って来た。
「おれなんて秒殺されちゃったよっ!」って笑ってた。
息子は試合後も帰宅していいと先生に言われてもそのまま先輩たちの試合を見るために残った。
そして同級生の、同じく緊張していた男の子、
試合の後「おつかれさんだったね~がんばったね~」って声かけたら
小さい声で「・・・ありがとうございます・・・」って、ちょっと微笑んで。
これからこういうことあるある、うちはとくに。
わたしも高校受験のとき、私立も公立も38度以上発熱。
陶芸研究所受験のときも発熱。
血は争えないね。
しかし今回それを外から見て
いいよそれ、弱いよねみんな、かわいいなみんな、
などと思い、それで晩酌いっぱいやったのでした。。。
6月は田植え、加子母の保養合宿、窯焚き、納品と嵐のような日々だった。
7月に入り発送を終えて、ようやくほけーとしている。
そんな週末。
朝とうちゃんが「ハチにさされたー」とアタマを抱えて外から帰って来た。
どうやら風呂の焚き口のすぐ上にスズメバチが巣を作り始めてて
そこをふらっと通っただけで、アタマを攻撃してきた模様。
いままでとうちゃんは何度となくハチに刺されている。
林業という仕事柄、まあさもあらんことではあるが
この自宅周辺で刺されてることがほとんどなのである。
さてどうして?
今回刺された本人がひとこと
「クマに間違われてるんじゃないだろうか?」
←とうちゃんのあたま、接写。
とうちゃんのアタマの毛は頭頂部、薄くはなって来てるけど
毛の質が剛毛で、遠目にクマに見えなくない。
ハチはこのアタマがわっしわっしと近づいてくるのを見て
威嚇すらせずいきなり攻撃にでる、のではないか?
どうしてかというと、今までうちで刺されているときはアタマが多いのだ(林業仕事だと手)。
いままで買おう買おうと思いつつ機会をのがしていた毒吸い出し器(なんて名前だろう?)。
これを機に買いました。
おフランス製。挿絵にサソリ、毒蛇などおそろしい生き物が描かれていて
自分の命を守るのは自分だ、と訴えかけている。
次回これを使うのはいつだろう。。。