短い二月があっという間に終わってしまった。
今年のカレンダー(atトイレ)も子どもとわたしの手描きなんだけれど
二月は木?それともきのこ?なんだかわからないけどとてもいい感じだった。
終わるのは惜しい。
年末から編み始めたレッグウォーマー、ようやく完成。
初心者なわたしにしては糸が細くて、すごく難儀した!
ところどころ穴があいてるし目数が合わなくてかなりごまかしている。
でももういい!早くしないともう暖かくなって来ちゃったし。
レッグウォーマーの次は猪谷さんの靴下。
ともだちに「ねえ、この猪谷さんの靴下、すごくいいんだよ〜」とオススメしたら
気に入ってくれたようでどんどん編み始め、編み物が上手い彼女は
たぶんもう数足編み上げている。
よし!これでわからないときは彼女に聞けばいい。
いい先生ができた。ウフフ。
急なことで春休みがもう始まってしまった。
塾も一旦お休みになり、ぽっかり時間ができてしまった。
高校受験の子どもたち、不安を抱えているだろうな。
わたしにとっては外からの収入が途絶えることになるんだけど
でもまあこんなもんでしょう。
やることはいっぱいある。
手は動くから。
3月には種まきをしよう。ルッコラの種も買って来た。
世の中がぐるぐるするときは、自分で何かを作るといいと思った。
種をまいて芽が出るのを見るのがいい。
311のときにもそう思った。
今自分に置き換えてそれを読んで見るのも面白そうです。
わたしなどは教会に通ったこともなく聖書も絵本でしか
読んでいないので、我流の読み方になってしまうでしょうけれど。
編み物は、次の靴下を編み始めました。
子どもたちが家にずーっといてわたしは一日ごはんを作り続け(父ちゃんも現場が近いので昼間家にご飯を食べに帰ってくる)
おやつを焼き、食料買い出しということばかりで
その隙間をぬってできる編み物は最適です。
でも、レース編みは到底無理です。
あと5年以上編み物を続ければなんとかできるようになるかしら・・・。
プロテスタント(その通り、プロテストしたのですよね)
を確立した人。リンゴの木はキリスト教では
楽園エデンの園にある木、ということで
プロテスタントの世界でも楽園再建を目指すという
信念を表明したらしい、のです。
ソックスは太い毛糸でも何ら問題が
ありませんよ。履く、洗うを繰り返すうちに糸は細り、
穴も自然に引っ張って履いたり脱いだりするうちに
狭まることも運が良ければあります。
それよりなにより人の靴下の糸のゆるみ具合など
誰も気にしません。
細い糸で編んだ方が良かったと思うのは
厚手に出来上がって靴を履くのに窮屈
になることです。
これから夏になるとおしゃれなレース糸で
編むと夏のスニーカーにはいいかもしれませんが。
その言葉の雰囲気がまったく別世界のものではない昨今、
ちょっとぞくっとしました。
でもそのあとニッとなりました。
「ルターはおばあちゃんかしら?」と思ったのです。
たとえ明日がないとしても、手を動かし家を掃除し
洗濯を干すのはおばあちゃん、
畑に行って雑草を取り腰を伸ばす、おばあちゃん、
家族のために美味しい料理を作ろうとするのはおばあちゃん。
という想像をめぐらしました。
(そんなおばあちゃんがまわりに何人もいます)
わたしはたぶん、何もしないでいると
悪いことが頭に浮かんで来てしまいそうで、
それで落ち着くために何か作るんだと思います。
編み棒を動かしている間は、次の目を編むことだけを考えて
パンを仕込めばふっくら焼き上がりを期待し
ささいなこと、ほんの身の回りのことだけ。
いろいろ情報を得て論議したり批判したりするのも
必要だとは思いますが、
あまりにまわりのぐるぐるする世の中に自分は
目が回ってしまいそうなんで
身近なことをやって地面につかまって振り落とされないようにしている、、そんな感じです。
レッグウォーマーはおはずかしい〜
よく見ると穴だらけ、どうして図の通りに編み進んで
いるはずなのに、こうなってしまうのか?と
自分のいい加減な編み物に嫌気がさします。
これからもうちょっと細いopalのような毛糸で
靴下編みたいなと思っていますが、
夢のまた夢。
しばらくは太い毛糸で靴下を編み続けます。
リンゴの木を植えよう、、、私はミッションスクールに育ったので
若い頃からこのルターの言葉を聞いていました。
内容よりも「破滅」と「リンゴの木」の対峙を強烈な光景として捉えていました。
当時頭の中では漫画映画の中のように地球がぐらぐら
し始めてあちこちで崩壊もしている最中、そんな中でも赤い実をつけて大きく枝を広げたリンゴの木がくっきりと地球にしがみついているなどという図を描いていました。
何もわかっていない、子供の頃です。
今では右往左往したくなるような時には何か
手に仕事を持って編み物、繕い物、草むしりなどを
すれば気分も落ち着くというのを経験的に知っていますが。
とても良いレッグウォーマーができましたね。
良く見ると柄も入っているように見えます。
種まきと編み物、本当に私はそこにチマさんの
本質を見たように思います。
ちなみにこの言葉は宗教改革者としてのルターの
思想だそうです。何で暇つぶしをしようかしら?などと
いう低レベルではないのですよね。