この夏のお盆は雨つづき。
たまの晴れ間に父ちゃんが外に出て、畑でなにかごそごそやってる・・・
とは思っていた。
数時間後、それを見てギョーテン。
畑が刈られてる。
まあふつうのひとなら「まあ雑草刈ってもらってよかったわね~」と思うところだが
うちは自然農。
草をはやしてなんぼ、なのである。
ちなみに今月(昨日)の東野自然農塾のようす。
腰や頭上まで雑草が生えてるところもざらにある。
いままでこのちいさな畑はわたしが暑いさなかに手刈りで少しずつ雑草をとり、
管理してきたいわゆる「わたしの考えのもとの畑」であって
勝手に刈ってもらっては困るのである。
おまけに刈ってくれたのは雑草だけでなく、この時期成長いちじるしいかぼちゃも
「歩くのにじゃま」という理由で根こそぎ刈られてしまった。
これが怒らずにおられようか!
かぼちゃを切った影響か、いままで来なかったウリハムシが
ズッキーニの方へ移住し始めた。だからいったじゃないか!(さらに怒)
導きだされた答え~
夫婦といえども考え方は何においてもことなる。
畑も同様。
耕す場所はそれぞれの所有をもとう。
追記
この日の夕方すごい集中豪雨とともにはげしいカミナリがあり
「どおん!」という地響きとともに家の中で火花がバチッ!
それとともにモデムと父ちゃんのパソコンは火を噴いたようで故障。
バチがあたったのであろう。
(わたしはノートパソコンのすべて配線をはずしてたのでセーフ。フフフ。)
表面だけを豪快にボリッと取ります。捗るけど、草は
根元から、と言うではありませんか。
私は横で細々と草むしりをしながら、でも注意したら
いけないと我慢しています。(姉の教えで男性が
何かしてくれる時はやり方に文句を言ってはならぬと)
夜寝ても暗闇の中で夫の草むしりの音が甦って来る
ことがあって、我ながらびっくりしますよ。
その草を刈らないやり方をうろ覚えですが
「不耕起農法」というそうで、夏の水やりが
いらないとテレビで前に見ました。
確かに雑草はカラカラの土地でも勢いよく生えていますね。その場合、肥料はやはり幾分かでも雑草に
取られるのでしょうか。土地を乾燥から守って
くれるならお礼でしょうね。
分かっちゃいるけど・・・わたしにはできない!
tenfingersさんは、音がよみがえるほど言いたいんだけど言うのをこらえているんでしょうか?えらいですっ!
自然農は奈良の川口由一さんの農法で
草を刈らない、耕さない、虫を敵としない、やりかたです。
とはいってもまったく雑草をそのままにしておくわけではなく
野菜のきわの辺りの雑草はすこしだけ刈って(抜かない)
根元付近に置いておきます。
雑草に養分を持って行かれるということはどうもないようで
むしろ多種多様の雑草が生えている方が
いろいろな虫、菌なども共生し
各々が助け合いながら生きているようです。
そのような理想の畑というのはなかなか実際むつかしく
一種類の虫がどどーっと襲ってきて苗を枯らすことも多いですが
いつかできればいいなあとのんびりやってます。
土が出来ていれば(多種多様が住む豊かな土)
雑草も野菜も健康に育ち、様々な虫も偏りなく生きていけるはず・・・。
なかなかムツカシイですが、田畑のことだけにとどまらない考え方かなあと思っています。
ただ二人とも争いごとを好まない情けない
夫婦というだけです。
それに殆どこの気持ちは人生の大事に関係ないこと
ばかりです。(たとえば餃子のひだの寄せ方とか
スイカをそのまま冷やすか切って冷やすかとか)
確かに三つ葉などは雑草と共生している方が
心なしか安心してやわらかい葉を伸ばして
いるような気がします。夫に言わせれば
怠ける大義名分だそうですが。
でも結婚して数十年未だ喧嘩と言うのはしたことが
ありません。もう結婚はある一面では
妥協の産物と心の底から分かっているのかしら。
今度は周りを少し刈って肥料をパラパラして
みますね。
というか最初がすごかったから、減ったように思えるのかな。
人生の半分以上いっしょに過ごしてきて、お互いの棲み分けができてきたんでもめ事も減ってきたはずなんですが、たまに勃発!ボカ~ン!
自然農の畑って雑草が茂ってるのにかぜかキレイなんですよ。
秩序がある。
不思議だなあ~
でもなかなかそこに至らずに刈り過ぎか、刈らなさ過ぎかに偏っちゃいます。
堆肥などを入れずに、土が出来上がるのに7、8年かかると言われていて
うちの畑は河原土だったんで、まだまだ時間がかかりそうです。
ちょう秋蒔きの時期ですね。
tenfingersさんのところも葉野菜など蒔くのかしら。。。