ようやく日中上着を一枚脱ぎたくなる陽気が、ここにもやってきた。
今年は花の咲くのがすべて遅い。
息子の小学校入学には桜が咲くかしら。
さてここのところ、うちに来るひとたちがよくワーッとかきゃあ〜とか
叫ぶことがあって、それは何かというとカモシカ。
生協の配達のお兄さんや遊びに来た友人など、みんな目撃して仰天する。
うちでは茶飯ごとなので、誰も叫ばない。
彼が来るのは朝だったり昼だったり、現れる時間もまちまち。
しかしどうも同一人物らしい。
うちの畑のすぐ横をゆーったりとした動きで、雑草の新芽を食べている。
食べているのは雑草だけだろうか?
緑の網の内側はうちの畑である。
カモシカにとってそんなもの、飛び越えるのはわけないことでしょう。
よく見ると。
葉の一部が草食動物によって食べられたあとがある。
これをカモシカのせいだけにはできない。
緑のネットも何者かによって40センチくらいの穴が開けられていて
これはどうも歯のするどい小動物にやられたみたい。
そうするとウサギ?
春はケモノとともにやって来る。
食べられ荒らされ、策を講じるそんな季節が始まった。
その姿にびっくり仰天!
「かもしかのようなあし」とはほっそり長い、早く走れる足を
いうのではなかったかしら。
とてもそうとは思えないずんぐりした短足で、
上高地の人はこの動物をかもしかと呼んでいるけど
地域特定の呼び名では?とひそかに思ったのです。
チマさんの写真は上高地のよりもヒップはひきしまって
足もすんなりしているように思います。
ドリトル先生なら動物と会話してここは来ちゃだめよ、
食べるならこれをね、とか諭すことができそうですけど、
共存はむずかしいですね。
私も最近知りました。
うちの近所をぶらぶらしているカモシカは
お尻もおっきくて、顔もでかいですよ〜
でもかわいいんです。むげにできない・・・。
猟師さんの間でカモシカを呼ぶ別名が、うちの息子と同じ名前だったのも、最近友だちが教えてくれました。
本人は嫌そうです。いいと思うんだけどなあ。
鹿とトナカイに似ていますね。
子供が自分の名前に愛着、誇りを持つまでには
時間がかかります。うちの2人の子供たちも、
画数が多すぎる、漢字を親が意図した以外の
呼び方で呼ばれる、歴史上の嫌いな人物の名前に
一字が入っているなど、あらゆる理屈を言いました。
今では「とても気に入っている」そうで事態は
嵐が過ぎるのを待つのみ、と思います。
「やっぱりこの名前がいい」って思うんでしょうね!
うちの6歳児は産まれてすぐ入院しており
入院先の病院で「保険証などの手続きをはやくしなければならないので名前を早急に提出して下さい」と
急かされました。
産まれてから顔を見てゆっくり考えようと思ってたんですが。
でも親はこの緊迫した状況下でつけた名前にしては
100点!と思っております。ウフ。