『君がいてくれたから』、動物たちとのふれ合いが素敵な文章で表現されている
北野洋子著『君がいてくれたから 日本一しあわせな動物病院の話』(幻冬舎刊)を読んだ。いつもとても素敵なブログで魅了されている方が、存じ上げている方の本として紹介されており、すぐに県立図書館でお借りして読んだ。購入しなくてゴメンナサイ。
ところで著者は獣医師であるが、下手な作家よりは素晴らしい表現力だ。動物たちと獣医師たちの心を通わせる姿などを的確に伝えていて、不覚にも何度も涙が流れた。
動物でも輸血が必要となり、著者に助けてもらい病院に飼われていた猛ネコが、その採取時に首を出した話などは、そんなことがあるのかと驚き感動もした。
地域ネコの話も出てくる。岡山でも岡輝公民館で、「岡輝みんなの地域ねこ活動」というフェイスブックも立ち上げて、活動を展開されている。そんなことも思い出しながら、貧しい身年金暮らしの中で、地域ネコの避妊手術代を負担し続けている老婆のお話に、心を揺さぶられながら読んだ。
確かに「どうぶつ病院」で起こった事実であるのだろうが、動物たちとのふれ合いがこのように豊かに表現できることに驚き、かつ感動した。こうした素敵な本と出会えるから、本を読むことを止められない。
タイ料理「ルアンタイ」で、友人と今年を振り返りつつ来年を展望した
昨日は冬至、ゆず湯とかぼちゃだ。そんな昨日朝、大変なアクシデントに、見舞われた。〈今朝は日曜日だから「ごちそうさん」がないな〉と、少しだけ寂しく思ったことは記憶がある。
そして、朝食を食べているときに、パートナーから「今日は何日かなぁー」と聞かれ、「23日」という言葉が口をついた。何故だかわからない。そして、ここで急に頭が回り出した。
〈え、23日。23日は月曜日。ウソ、日曜日には忘年会だったのに〉と展開し、ここで顔が真っ青になった。〈お店を予約していたのに、忘れてしまっていた〉と。
すぐに携帯を見たが、着信記録はなかった。昨夜電話もなかった。そこでも気がつかなかった。そして、友人に電話を入れた。「大丈夫です、今日ですから」との返事が返ってきた。これからも、こうしたことは日常的に起こっていくのだろう。
という訳で、昨晩はタイ料理「ルアンタイ」で、美味しいタイ料理を楽しみながら、友人と今年を振り返りつつ来年を展望した。そして、とりあえず来年の二つのスケジュールを確認した。
来年の今頃、〈今年もいい年だったな〉とふり返ることができれば嬉しいのだけど。ともあれは、一日単位で悔いなく生きていき、それが一年になると嬉しい。それにしても、昨晩は素敵な時間を過ごした。それにしても、最初は食べるのに夢中となり、やっと最後に写真を撮った。情けない。