今日から始まった稚媛の里の感謝祭、手づくりの窯で焼いた米粉ピザは絶品だ
今日・明日と、赤磐市農業後継者ふれあい市場「稚媛の里」の「感謝祭」が始まった。農業後継者のみなさんが作られたお野菜や果物を使っての試食がたっぷり。毎年、孫と一緒に楽しませてもらっている。
今年のメインは、赤磐市産米粉を使ったピザ。手づくりの耐火レンガを積み重ねた窯で焼かれ、みなさんが育てられた愛情たっぷりの野菜をきざんでトッピングされた米粉ピザ。美味しかったことは言うまでもない。その他、具だくさん野菜スープも。加えて、あたご梨とあたご柿の試食もあった。全て食べさせていただいた。
とても厳しい環境の中で農業に従事されているみなさんの頑張りがあればこそ、私たちの食卓が潤う。中国産や大手企業の工場と化した農場で作られたお野菜とはひと味もふた味も違う、手間暇と愛情をかけて育てられたお野菜は、何とも言えず美味しい。正直貧しい故に、安い品に手がいきがちだが、頑張って、農家の方々の顔が見えるお野菜や果物を食べることで、応援していきたいものだ。
その意味でも、「稚媛の里」のみなさんにも頑張って欲しいと思う。応援の意味でも、明日・8日は「感謝祭」に駆けつけて、美味しい米粉ピザと野菜スープなどを食べて欲しいと願う。みんなで守ろう、日本の農業。頑張れ!赤磐市の農協後継者のみなさん&「稚媛の里」。
『魂の旋律-佐村河内守』を読んだ、「交響曲第一番」のチケットを購入した
私は佐村河内守の名前だけは聞いていた。全聾-全ての聴覚を失った作曲家として聞いていた。そして、音楽に精通している友人から、その佐村河内守のCDをお借りもした。
ところで、その佐村河内守はゲームソフト『鬼武者』『バイオ・ハザード』の音楽(作曲家)としても知られているそうだが、ゲームを全くしない私であり、その方面は全く知識がない。それ故、作曲家としての資質についても全く知らなかった。
「現代のベートーベン」「全聾の音楽家」「奇跡の作曲家」といった形容詞で語られている佐村河内守。その佐村河内守のことを書いたNHK取材班『魂の旋律-佐村河内守』(NHK出版)を読んだ。グイグイと引き込まれた。
この本は、「東日本大震災で母を亡くした少女のために書き下ろした『ピアノのためのレクイエム イ短調』を佐村河内さんが完成されるまでの創作現場に密着したNHKスペシャル『魂の旋律~音を失った作曲家~』(2013年3月31日放送)をもとに」書かれている。
私は全くの音痴であり、とりわけクラシックは「子守歌」以外の何ものでもないが、この本を読んで佐村河内守作曲 の「交響曲第一番《HIROSHIMA》」を、生で聴きたくなった。
全ての聴覚を失い、かつ「抑うつ神経症、不安神経症(パニック障害)といった重度の神経障害に合わせ、常にボイラー室に閉じ込められているかのような轟音が頭に鳴り響く頭鳴症、耳鳴り発作、腱鞘炎などに苦しみつつ、『絶対音感』を頼りに作曲を続けている」佐村河内守の姿が、本の中に書かれている。
佐村河内守は、「縦20段、240ページにわたる『交響曲第一番“HIROSHIMA”』」も頭の中で完成するまで、メモを取らなかったといいます。ざっと二万個以上の音符を全て頭の中で記憶している」という。
その佐村河内守 作曲 交響曲第一番《HIROSHIMA》全国ツアーが展開され、この岡山でも来年2月2日(日)に、シンフォニーホールで開催される。昨日買いに行くと、もうソールドアウト寸前。貧しい私であり買ったのはB席、三階席の一番後ろが残っていた。「佐村河内守さんの個人の苦難の人生、それを超えて人類全体の苦しみの中から希望が見えてくる」「交響曲第一番《HIROSHIMA》」をしっかりと聴こうと思う。とても楽しみだ。