44%の得票で79%の議席を得た自民党、民意を正しく反映する選挙制度を!
過日の衆議院選挙での、私の住む地域での選挙区のネジレの早期是正を書いた。その衆議院選挙や参議院選挙での一票の格差問題も、早急に解決を図られるべきと考える。
と同時に、衆議院選挙における小選挙区制は、そろそろ見直しが図られるべきと考える。今回の16日投票の衆院選では、「小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった『死票』は、全300小選挙区の合計で約3730万票に上った。小選挙区候補の全得票に占める『「死票率」』は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となった」(時事通信)そうだ。
今回300の小選挙区で237議席を獲得した自民党は、44%の得票で79%の議席を得たことになる。果たしてこれが民意と言えるのだろうか、いささか疑問に思う。念のために断っておくが、自民党が圧勝したからいけないと言っているのではなく(右傾化が心配ではあるが)、選挙制度のあり方について疑問の意を表明させていただいているのだ。
基本としては完全比例制が民意を正確に反映すると思うが、小選挙区制ではなく、少なくとも中選挙区制度に戻すべきと考える。議会制民主主義の国・日本であり、可能な限り正確に民意を反映する選挙制度であるべきと考える。その意味で、今回の衆議院選挙ではいろんなことを考えさせられた。
仰る通り中選挙区制に戻れば、少なくとも一党独占を阻めると思います。
小選挙区制はもともと地方に強い自民党が、議席を独占しようと考え出した画策でしょう?・・・。
戦った数字が生きる事には大いに賛成ですよ。
(的が外れていたらゴメンナサイ)。
ま、選挙制度は難しいですよね。当面は、比例区と中選挙区の併用が、ともあれ民意をより反映できると考えます。ともあれ小選挙区制度では、民意の反映には無理があると考えたりしています。