「老人行動学」の研究者の著作を読み、身につけた「老人力」について理解を深めた
私は今、前期高齢者の仲間入りをしている。それ故というべきか、「老い」に関わる本を、結構読んでいる。図書館から借りて読むので、費用負担がないので、いろんな傾向の本が読めるので嬉しい。このことろ読んだ二冊の本は、後藤文夫著『超高齢者医療の現場から』(中公新書)、及び佐藤眞一著『ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす』(光文社新書)だ。
ところで、医療保険制度の区分では、現役世代(15歳~64歳)、前期高齢者(65歳~74歳)、後期高齢者(75歳以上)、そして後期高齢者のうち85歳以上を「超高齢者」としている。
そうした中で、65歳以上が総人口の7~14%を占める社会を「高齢化社会」、15~21%を「高齢社会」、そして22%以上を「超高齢社会」と呼ぶそうで、日本は2005年に「超高齢社会」となり、2011年では高齢者が23%、団塊の世代が80歳になる2030年には35%に達すると予測されているという(『超高齢者医療の現場から』より)。
さて私は前期高齢者の仲間入りをしているが、実年齢と主観年齢には、60歳で15歳くらいの差があると、「老年行動学」で解き明かしてくれている。私の主観年齢、つまり気分は50歳くらいと言うことになる。まだまだ若い、そんな気分だ。
そして、私がしっかりと身につけてきている「老人力」について、「老人行動学」の観点から読み解いてもらった感じだ。少しだけすっきりとした気分だ。
二冊の本を読みながら、「老いる」ことについて学んだ。「老人」ではあるが、美しく老いるとともに、いつまでも若々しい感じで生きたいと思う。
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