21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

旭川五輪で札幌ファーストと決別しよう!

2023-09-25 19:18:53 | 雑記帳

 ずいぶん前、ソチ五輪の頃だったと思うが、このブログで冬季五輪を誘致するなら、札幌よりも旭川がいいと書いたことがあった。哀しいかなまったく反応がなかったが、その思いは、今も続いているし、もっともっと強くなった。

 未だに札幌市は冬季五輪誘致に夢中で、反対派をねじ伏せようと市民アンケートも考えているようだ。前にも書いたが、五輪よりヒグマとの共存を真剣に考えろといいたい。

 なぜ冬季五輪は札幌でなくてはならないのか。いいかげんに道民のみなさんには、なんでもかんでも札幌でなければならないという札幌ファーストがいかに北海道発展の妨げになっているか気づいてほしい。

 たぶん、誘致費用を捻出できる自治体が財政的に札幌くらいしかないからだろうが、そうした現実よりなにより、道民の中に大イベントは札幌でなければならないという共通認識が根付いてしまっているからだろう。だから、なぜ、札幌なの?という疑問すら湧かないのだ。

 未だに札幌以外の道内の都市は、慢性化した不景気から脱皮できずにいる。その大きな要因が公共事業の減少であり、いかに道内の特に中核都市というわれる町が、公共事業に依存していたかがわかる。

 不謹慎だが、災害でも起きないともう公共事業などのぞめないというのが建設業者の本音だろう。

 最近は、建設業従事者の冬季間の本州への出稼ぎが増えているという。今までは除雪でなんとかしのげたが、もうそんな時代ではないということだ。

 そんな不景気脱出の起爆剤として、道がバックアップして、旭川の冬季五輪誘致を真剣に考えてほしい。

 札幌はもういい。今さら何が必要なのか。むしろ施設過多が問題だろう。札幌ドームなどは負の遺産になりつつあるではないか。

 同じ金をかけるなら、かけるべきところにかけてこそ、北海道の未来のためだろう。

 旭川なら空港もあるし、もし足りなければ千歳に降りても、移動時間はたかが知れている。競技施設だって、選手村、ジャンプ台、開会式が可能な室内スピードスケートリンク、あと一つくらいアイスアリーナとカーリング場を造ればいいいだけで、札幌と大差はない。アルペン種目は富良野があるし、クロスカントリーも美瑛がある。競技場へのアクセスも問題ないだろう。

 後は、誘致費用と市民の熱意、さらには道民の理解だが、道と市がタッグを組めば、金はなんとかなるだろうし、何よりこれからは札幌じゃなくてもいいんだという発想に、旭川市民も道民も気が付くはずだ。

 旭川五輪の開催は、何も公共事業が期待できる旭川だけに福をもたらすわけではない。道北、宗谷、オホーツクにまで効果が期待できる。冬の観光は当然だが、夏のリピーターも大幅に増える。何より海外からのお客さんが一気に増える。そうなれば、高速道路の宗谷、オホーツクへの延伸にも弾みがつくし、ボロボロの石北線だって整備できる。

 札幌五輪と旭川五輪、どちらが北海道のためなのか、道民の皆さん、特に北海道知事にはぜひ考えてほしい。

 

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明かされないイジメの動機

2023-08-14 21:04:48 | 雑記帳

 文春が2年前に旭川で起きた女子中学生イジメ事件を報じた。一連のイジメの実態、自殺にいたるプロセスなどを書き連ねたが、一番知りたいイジメの動機については全く触れられていなかった。結局は、目を覆いたくなる下劣なイジメっぷりと陰湿極まりないSNSによる広まりは、所詮は大向こうの興味を誘うやり口に過ぎない。そんなものが解決につながるのだろうか。

 加害者たちがどうしてイジメたのか。その動機を明かすことが、イジメにいたる行為の抑止になると思うのだがいかがなものだろう。

 自分の経験則では、残念ながら、彼ら彼女たちが、なぜ少女をターゲットにしたのか想像すらつかない。

 動機はなんだったのか。それってあるよね、といった類のものなのか。なんでそんなことでといった当事者にしかわからないことなのか。差別とか偏見とか、社会にはびこる意識なのか。

 いじめの下劣さや陰惨さを報じることは、イジメの助長につながるだけ。イジメの動機が明らかになれば、少年少女たちの意識になにがしかの変化をもたらすはずだ。

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真夏の果実と秘密のデートと渚園

2023-08-12 17:59:36 | 雑記帳

 昨日からYTでサザンの20周年ライブ98渚園を見ていたのだが、真夏の果実から秘密のデートへの流れに、一気に昔のあの夏、いけない夏の日に引き戻されてしまった。なんて罪なセトリなの。でもあれから30年以上も経って、ジジイになって、やっと真夏の果実も秘密のデートもノスタルジックに聞ける。正直、10年前まではこの2曲は、聞いちゃいけない、歌っちゃいけない曲だった。時はつらい過去を優しい思い出に書き換えてくれる。もっとも、女は現実主義であり男ほど実りなき過去をうだうだ引きずらないだろう。虫のいい話だが、真夏の果実を聞いて少しだけあのヒリヒリした夏を思い出し、懐かしんでくれたらいい。

 そういえば、札幌競馬場にも行ったなあ。よし、来週の札幌記念は絶対にいくぞ!もちろん、ジジイ一人で。

 

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札幌はオリンピックよりヒグマ問題だろう

2023-05-23 06:10:03 | 雑記帳

 北海道各地でヒグマの出没が相次いでいる。専門家は要因として、ヒグマの積極的な駆除が行われなくなったためとしている。つまり、かつてはヒグマを人間に危害を加える害獣として位置付け、目撃されるやハンターが出動し撃ち殺してきたが、今は積極的な駆除を辞めたことから、生息限界を超えたということらしい。

 まだ幼少の頃、数十年前、今でこそ野生のキツネやエゾシカは当たり前に人前に現れるが、昔はめったに姿を見せることはなかった。昔の方が生息数が多かったにもかかわらず、人前に姿をさらさなかったのは、人間が生息エリアに踏み込んでこなかったためというのは、素人の考えなのか。それとも、実は人知れず狩猟行為が行われ、野生動物が粛清されていたため、昔の方が生息数が少なかったのだろうか。エゾシカについては一時乱獲されていたという話は聞いたことがあり、保護動物とされてから激増したという。ヒグマも同じ道を辿っているというのが専門家の見方のようだ。

 エゾシカは農作物を荒らし、ヒグマは家畜や人を襲うという現実があり、今後、行政はどう行動するのか。野生動物の生息を尊重し、人間の側が彼らとの距離を徐々に離していくのが理想だと思うが、難しいところだ。人を襲えば駆除もやむを得ないところだが、森に分け入って彼らを駆除するのだけはやめてほしい。

 登山や釣りや山菜取りに行って襲われるのは自己責任であり、ヒグマは悪くないという原則だけは守ってほしいものだ。それにしても、ここまで市街地にまでヒグマが出てくるとは、いったい山で何が起こっているのか。

 とりわけ、札幌の場合は乱開発のツケなのは明らかだ。今さら、住宅を壊して森に戻すのは無理だろうが、せめて熊が生息する山と背中合わせの南区や中央区についてはヒグマの行動域に住宅地侵入を防ぐ防護柵を設けるとか、何か策を講ずるべきだろう。もちろん、人間の側もこれ以上、山を荒らさない、これ以上の宅地開発はしないという意思表示も必要だ。今のところ、札幌市は指をくわえてただ静観しているだけ。経済優先のオリンピックより、真剣に自然との共生を考えるべきじゃないのか。

   

 

 

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横路氏に感謝

2023-02-06 21:01:49 | 雑記帳

 横路孝弘氏の訃報に触れ、自分の人生にわずかながらだが、共に歩んだ歴史を振り返り、目頭が熱くなった。

 横路氏とは何度か面識があり、編集記者をしていた頃、横路知事にインタビューしたり、ほんの一時期ではあるが代議士秘書をしていたころにも国政選挙の応援回りをしていた横路氏と談笑させていただいた。誰に対しても分け隔てなく、真剣に話をしてくれた真面目で気さくな人柄がしのばれる。

 何より、私が編集記者の道を選んだ一つのきっかけが、社会党のプリンスといわれた時代の横路氏だった。高校生の頃、若きプリンスが、72年の予算員会で沖縄返還をめぐる外務省極秘電信を暴露した、いわゆる西山事件だった。当時、国民の知る権利がクローズアップされ、高校の進路調査で将来目指す職業として、ふと当時の話題が頭をかすめ何気なく「新聞記者」と書いたことがはじまりだった。正直、真剣に考えたわけではなく、単なる思いつきだったのだが、結果的にそっちの道に進むことになった。大げさではないが、横路氏のあの質問がニュースにならなければ、私は違う人生を送ったかもしれない。だから、そんなきっかけを与えてくれた横路氏に取材したり、晩年の横路氏と談笑したことは、当時は気にも留めなかったが、今にして思えばどこか運命めいたものを感じる。

 永い間、本当にごくろうさまでした。ご冥福をお祈りします。

合掌

 

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