コスモバルクが今日、門別競馬場で無事にターフを去った。道営所属馬でありながら、中央重賞を主戦場とした新しいタイプの名馬である。しかも、ダート戦線ではなく、芝の重賞にことごとく挑戦した徹底ぶりは称賛に値する。ラジオたんぱ2歳S、弥生賞を完勝し、皐月賞では2着と健闘、その後もジャパンカップ2着、有馬記念4着など中央GⅠで好走を続ける。そして、なんとシンガポールで海外GⅠ制覇という快挙やってのけるあたり同馬の非凡さをまじまじとを感じさせた。
オールカマーを2着した後は、中央での走りっぷりも精彩をかき、そろそろ道営で錦を飾るかと思ったら、海外に活路を求めていた。しかし、バルクがいかに頑丈でも、寄る年波には勝てない。ついに怪我をし引退となった。
それにしても、道営所属にオーナーがこだわったばかりに、バルクは常に過酷なレースを強いられた。夏の札幌競馬で秋の天皇賞に向けた叩き台として出走した日経オープンでは60Kという最近では見られない斤量を背負わされたが、それでも2着と好走した。移動距離もハンパでない。旭川、札幌、門別、水沢、中山、東京、阪神、シンガポールと駆け抜けた。たぶん国内馬ではトップではなかろか。それでも、大きな怪我もなく、バルクは走りに走った。
赤と緑の格子柄のコスモの勝負服が最も似合ったのは、なんといってもバルクだ。おそらく、こんな希有で過酷な運命を背負った名馬は二度と現れないだろう。ほんとうにお疲れさん。
オールカマーを2着した後は、中央での走りっぷりも精彩をかき、そろそろ道営で錦を飾るかと思ったら、海外に活路を求めていた。しかし、バルクがいかに頑丈でも、寄る年波には勝てない。ついに怪我をし引退となった。
それにしても、道営所属にオーナーがこだわったばかりに、バルクは常に過酷なレースを強いられた。夏の札幌競馬で秋の天皇賞に向けた叩き台として出走した日経オープンでは60Kという最近では見られない斤量を背負わされたが、それでも2着と好走した。移動距離もハンパでない。旭川、札幌、門別、水沢、中山、東京、阪神、シンガポールと駆け抜けた。たぶん国内馬ではトップではなかろか。それでも、大きな怪我もなく、バルクは走りに走った。
赤と緑の格子柄のコスモの勝負服が最も似合ったのは、なんといってもバルクだ。おそらく、こんな希有で過酷な運命を背負った名馬は二度と現れないだろう。ほんとうにお疲れさん。