21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

中国に気遣いいらん!尖閣開発急げ!

2012-09-06 06:54:11 | 政治にモノ申す
 今朝の朝刊に目を通すと、どうも国は尖閣を買っても当面は放置を続けるという。なんてことはない、尖閣に手を付けて中国を刺激しないためにあわてて買ったということのようだ。

 それにしても、中国を刺激ってどういうことなのか。まったく理解に苦しむ。それじゃあ、ここんとこ中国側がやたら尖閣にちょっかいを出すのはなぜなのか。日本が放置しているからではないのか。雑草伸び放題の他人の土地で、ガキどもが勝手に遊ぶのと同じ構図ではないのか。政府はともかく、民間のチンピラ活動家や漁民がうろつくのはそういうことではないのか。放置すれば、中国は「日本政府は東京都と違って中国の土地に勝手に手をつけない」などとますますつけあがるのではないのか。

 中国に対する政府の及び腰はまったくもって理解に苦しむ。税金で島を買う以上、国民感情をしっかり把握すべきだし、説明も必要だ。

 大体、中国政府はともかく中国国民は尖閣に本当に関心があるのだろうか。実際、今回の反日デモの中には政府に対する批判もあったというではないか。結局、以前にも書いたが、反日デモの本音は反政府デモかもしれないということだ。

 事実上の実効支配強化である尖閣開発は、むしろ対中国にとって好結果になるのではないか。少なくとも、上陸合戦を繰り広げるよりは海外に対して説得力がある。何より、中国側が困るはずだ。海軍を繰り出し尖閣から日本を排除するためには、中国が自国の領土であることを海外にも国民にも説明する必要があるからだ。そうなったら日本にとって、願ったりかなったりではないのか。

 中国国民にしても、反日感情ではなく反政府感情が肥大し、一転して反政府デモにつながる可能性だってある。そうなると困るのは中国政府ではないのか。まさか、今の中国で天安門事件を再現するわけにはいかないだろう。

 だからといって、日本政府が中国側を刺激しないというのは、それこそ余計なお世話というものだ。人がいいにもほどがある。

 
コメント
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