21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

野党扱いに怒れ民主!意地見せろ!

2012-09-12 10:28:15 | 政治にモノ申す
 自民総裁選と維新新党立ち上げ一色のマスコミは、総選挙予想に小躍りする。すっかり蚊帳の外に置かれた民主の代表選は、早くも野党の党首選びの扱いだ。

 情けないと思わんのか民主議員よ!あんたらはまだ政権を担っているんだぞ。怒れよ!意地見せろよ!といった叱咤激励の声は当然届かない。

 ひっそりと幕を開けた代表選だが、候補者は議員回りと地方行脚に精を出すものの、アッと言わせる復権へのプランはどこからも聞こえてこない。もう野党かよ。い心地がよさそうじゃないか。情けないったらありゃしない。

 思えば華々しくスタートした民主政権だが、いきなり鳩山首相の普天間無責任発言でケチがつき、小沢の政治資金疑惑が追い打ちをかけ、タナボタで転がり込んだ首相の座にほくそ笑んだ菅首相を大震災と原発事故が非情の鉄槌を見舞った。またまた、転がり込んだ首相のイスについた野田首相は、こともあろうに党の戦略外である消費増税に手を付け、気付いた時には民主は別の党になっていた。党は割れ、支持者はあきらめ、味方は皮肉なことに三党合意で手を組んだ落ち目の自民総裁だけとは。哀れをとっこして、もう愚かとしかいいようがない。

 それでも、まだ民主党政権は続いているのだ。打つ手なしの野田首相を再選したとたんに民主の息の根は止まる。だったら、まじめに取り組めよ。新しい代表で、最後の意地見せるくらいのことはやってほしいと思うのが人情ってものだ。

 しかし、候補者の話は、あいかわらず原発、消費税、TPPと現状の悩みだけ。おいおい、お前ら立場がわかってのか。いくらほざいても、次ないんだぜ。だったら、起死回生の改革語れよ。国民を説得すれよ。本来、民主がやろうとしたのはこの国のシステムを変えることじゃなjかったのか。実際、この国の行き詰まりはそれにつきるだろう。打つ手なしじゃないか。だったら、目先の政策論議より、国のカタチをこう変えればこうなるというプラン見せろよ!

 維新が地方から日本を変えると叫ぶが、異論はない。実際、この国の統治機能、行政機能を維持すれば間違いなく破たんする。消費税を値上げしたところで老若男女の大失業時代は永遠に続く。税金を払えない就業年齢層が増え、年金に頼る老人が増える。パンクは目に見えているじゃないか。

 もし維新の分権スキームが完璧なものであるなら、露骨な愛国心の押し付けに多少目をつぶっても支持することはやぶさかではない。しかし、残念ながら、ぼろが見え始めている。彼らは霞が関に力を過小評価しすぎている。完璧な分権スキームを確立するためには、霞が関を抜きに不可能だ。

 民主にはそれをやってほしい。国の統治システムを変えるということは、あらゆる分野で改革が必要になる。少なくとも議員定数削減すらできない今の国会では不可能だ。それを民主が国民を味方に動かすくらいのプランを出せよといいたい。

 もし、代表選で真剣に語る者があらわれたら民主に早晩次がやってくる。しかし、このままでは次どころか解体の危機もある。とにかく。政権の座にあるうちに、民主の国づくりを今一度国民にアピールしてほしい。目先のマニフェストなどクソでしかないことを実証した責任だってある。

 とまあ、熱く語ってしまったが、このまま野党扱いで消えゆく民主政権が哀れで仕方がない。意地みせろよ!

 
コメント
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