21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

抗日行動にメディアよ立て!

2012-09-15 09:02:23 | 政治にモノ申す
 尖閣国有化以来、連日、メディアは中国の抗日行動を報じているが、早くも日本側の及び腰が主流を形成しつつある。無理して国有化で刺激することはなかった、まだまだ序の口、そんなコメントを聞くたびに結局この国はアメリカが意図した戦後教育の徹底がこうした気風を生んだんだろうとつくづく感じた。

 中国や韓国の愛国教育は徹底して抗日を教え込んでいる。それは、日本がいかに理不尽な支配行動をとり、それを打破したかである。日本はアメリカのソフト支配によって、中韓の抗日思想のような抗米思想は生まれなかった。ベトナムを機に反米感情は高まったが、露骨な抗米運動など発生することはなかった。まあ、今もアメリカの支配下にあるのだから、中韓とは違うと言えば確かに違うが、根本的な違いは教育にあることは間違いない。

 そんな抗日運動に日本は完全に及び腰で、理不尽な言論と行動を看過しようとしている。当然、戦争は避けなければならない。しかし、主張すべきことを堂々と主張しないことは、相手の謝った思想を正当化するだけで、事態が好転することはない。

 もちろん、真っ向から政府同士が正論をぶったところで、相手も正論と言う思いがある以上、どちらかの譲歩は難しい。そこで、活躍しなければならないのがメディアだ。国を動かすのではなく、国民を動かせばいいのだ。両国の国民がテレビで生討論するなど、積極的に国民に議論を持ちかければいいのだ。中国の言論統制によってテレビは厳しいが、ネットならなんとかなるだろう。

 日本人の関心も意識も変わってくるし、中国人の本音も聞けるかもしれない。血を流さずに、民意が権力を動かす。メディアの醍醐味でもあるはずだ。おざなりの報道は、クソの役にも立たない。
コメント
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