朝日杯はなんだか荒れそうな予感がする。穴を期待できそうなのがFrankelとリアルスティールの産駒だ。
Frankel産駒は欧州はもちろん世界中で活躍しており、日本でもソウルスターリング、モズアスコット、グレナディアガーズの3頭がGⅠ馬を勝っている。種付けを制限しているため、産駒は決して多くはないが、今年の朝日杯はめずらしくティニアとレイベリングの2頭が挑戦する。ティニアは2戦1して1勝2着1回、レアベリングは1戦1勝、両馬ともデビュー戦は強い勝ち方だった。パワータイプの両馬にとって、今の阪神は合っている。
一方、リアルスティールといえば、今年のGⅠ戦線を席巻するドゥラメンテ、キタサンブラックと同期であり、初年度産駒では後れを取った印象だが、今年デビューの産駒は順調に勝ち上がっており、オールパルフェとエンファサイズの2頭が朝日杯にコマを進めてきた。ちなみにライバル2頭の産駒は朝日杯に出走しておらず、ここでリアルスティールの産駒が勝てば、ライバルに追いつくチャンスだ。
ほかの種牡馬では、目下売り出し中のドレフォン産駒がドンデンガエシ、エピファネイア産駒がニシノベストワンとコーパクリステイの2頭、マジスティック産駒のバグラダスがおもしろそうだ。前売り1番人気のドルチェモアはルーラーシップ産駒、2番人気のダノンタッチダウンはロードカナロア産駒だ。
問題は展開だが、これがなかなか難しい。逃げて結果を出しているオールパフェが逃げそうだが、ドンデンガエシなどほかにも行きたい馬が多く、スタート次第では、前の位置取りが入れ替わる場面もありそうだ。人気どころも、比較的前目で競馬をしそうで、4コーナーまでは団子状態で行きそうだ。後ろからになりそうなのはレイベリングとエンファサイズで、外一気に向言えた流れになればこの2頭が浮上する。
どの馬が勝ってもおかしくないだけに 何を買うかが問題だが、当日の気配を見ないと決められそうもない。一応、現時点では注目の種牡馬産駒4頭と朝日杯に強いダノックスが送り込んだダノンタッチダウンとドンデンガエシを絡めた馬券を考えている。