とうとう東京大賞典を迎えてしまった。今年もこっぴどい目にあいながらも無事自分にとってのファイナルを迎えることができたは、喜んでいいだろう。
今年の顔触れを見ると、数年続いたオメガパヒュームをめぐる攻防戦とガラリ一変、すっかり新しい時代に入ったといえる。
JRA馬も地方馬も顔触れが一新し、予想もし甲斐がある。一見、JRA勢が強そうにみえるが、ダート重賞路線で活躍したウマはノットゥルノとメイショウハリオ、サンライズドリーム、レッドガラン、そして牝馬のショウナンナデシコだが、オメガパヒューム級のパワーはなく、地方馬が割って入るスキは十分ありそうだ。
地方馬の中でもっとも注目したいのはラッキードリームだ。3歳時は道営の世代ナンバーワンで、今年1月に川崎に移籍し、南関東に移籍後は夏までに6戦2勝と若干伸び悩むも、8月に兵庫に移籍してからは、南関でのラストも含めて4連勝、園田の名物重賞金杯を際した。この勢いは無視できない。シニスターミニスター産駒とダートではリーディング上位の血統だけに、期待したい。
アトミックホースも船橋移籍後は勝ちまくっており、盛岡の芝レースも含めて目下5連勝中、6歳にして勝ちグセがついた今なら、この相手なら一矢報いる可能性はある。
トライアルの勝島王冠を快勝したライトウォーリア、同レース2着の道営出身リンゾウチャネルもマークしておきたい。同レース3着のカジノフォンテンも一昨年2着とここでは実績上位だけに、一度叩いて状態アップ、ライバルたちがごそっと抜けた今なら、オレがやるといった状況だ。
JRA勢は帝王賞を制しているメイショウハリオが上位と見るが、調子がどうか気になるところ。同様にノットゥルノもジャパンDDを制したところまでは勢いを感じたが、古馬に混じってからは意外に不甲斐なかっただけに信頼はイマイチ。一方、勢いだけならウシュバテソーロだが重賞は未経験、果たしてGⅠで通用するか微妙だ。こうなると交流重賞で結果だしてきたショウナンナデシコに期待がかかる。5歳の牝馬だけにいきなり走らなくなる危険性もあるが、GⅠの勲章をゲットするなら今回が最大で最後のチャンスかも。
いずれにしても、JRA勢は例年と比べると明らかに非力だ。そうなると、地方馬にチャンスはやってくる。強力ライバルが去り、このメンバーなら実績ナンバーワンといっていいカジノフォンテンを推したくなる。まだ6歳、御家本との新コンビで大仕事をやってのける。
この相手ならトライアル組にもチャンス、実際、カジノフォンテンがトライアルを勝って本番で2着に食い込んだ。ライトウォーリアもマークしておく。
馬券は馬連⑧ー②③⑤⑨⑭の馬連、⑧ー⑨⑭③⑫⑥⓻⑭のワイド。3連単フォーメ⑧⑨ー⑧⑨③⑤ー⑧⑨②③⑤⑭、3連複⑧⑨ー②⑤③⑭⑫⑥⓻を買う。