枠順を見ていたら、もうこれはタイトルホルダーが勝つしかないじゃん、と思えてきた。果たして罠なのか。
タイトルホルダーがあっさり逃げるのか、ウィンマイティーあたりが競っていくのか。まあ、勝ちにこだわる和田だけに、捨て身で競りかけることはないだろう。スタート次第だが、ウィンマイティーがハナを奪えば、逆にタイトルホルダーが2番手に控える。いずれにしても、ペースは速くはならないだろう。ディープボンドも前で競馬をしたいところだろう。ヴェラアズールと有力3歳馬はここぞって後方待機となる。ジェラルディーナも比較的後ろからの競馬をするだろう。
気になるのはエフフォーリアの位置取りだ。ペース次第だろうが、スローになればいつもよりまえで競馬をすることも考えられる。去年は、パンサラッサがいたが、今年はタイトルホルダーがペースを作るだけに、中団より後ろにはいたくないはず。
いずれにしてもすべてはタイトルホルダーがつくるペース次第ということだ。
そんな状況で追い込み勢は、いつどこで仕掛けるのか。ヴェラアズールとイクイノックスとボルドグフーシュは腹をくくって直線にかけるしかない。問題はジャスティンパレスで、3歳勢の中では一番前にいるはずだが、それが中団なのかそれより前なのか後ろなのか。マーカンドが前を選択すればおもしろい。
タイトルホルダーを捉えるとすれば、エフフォーリアの完全復活か、ジャスティンパレスの一発ではないか。
まあ、すべてはタイトルホルダーのデキ次第。凱旋門賞の疲れやメンタル面のダメージさえ残っていなければ、勝つ可能性はものすごく高い。
タイトルホルダーが追い込み勢を完全に封じ込めたなら、昨年同様にディープボンドの前残りもありそうだ。勝つのはタイトルホルダーと決めてはみたものの、相手探しは難解だ。