「有馬とBiSHと紅白と」が今年の暮れのテーマであり、ささやかな楽しみだった。BiSHが紅白に選ばれず、あっけなく楽しみは打ち砕かれ、結局は「ジュベ、朝日、有馬に大賞典」といういつもの暮れ競馬三昧に落ち着いた。
そうなると充実した競馬ライフを実践するためにも、今日のステイヤーSは当てておきたい。
3600mという、暮れの中山名物、マラソン競馬である。
このレース、血統もさることながら、なっといっても長丁場どんとこいの根性がものをいう。これまでアルゼンチン組が好成績を収めているが、今年は7着のユーキャンスマイルの1頭だけが参戦と、どうやら勝手が違いそうだ。
人気は春天5着のアイアンバローズと6着のディアスティマ、さらに昨年同レース3着のシルヴァーソニックだが、絶対といえるほど抜けた存在ではない。そんな時こそ外国人ジョッキーの存在だ。
過去10年の成績を見ても、外国人ジョッキーが4勝、今年は特に秋の重賞は外国人ジョッキーの独壇場で、ここも勝つ可能性は極めて高い。
人気馬ではシルヴァーソニックにD・レーンが乗る。後は売り出し中のT・マーカンドがベスビアナイト、H・ドイルがマンオブスピリット、M・デムーロがエドノフェイーチェに騎乗する。実力的に久々でも調子さえ戻っていれば、シルヴァーソニックが中心と言えそうだ。春天でカラ馬になって以来の出走だが、調教の動きもよく、今回はレーンを背に期待に応えてくれそう。ベスビアナイトも注目の1頭と言える。重賞実績こそないが、長距離はめっぽう走る。国枝厩舎、サンデーの勝負服、見た目の貫録はピカイチで、マーカンドの剛腕で一発あっても不思議はない。
マンオブスピリットは実績は今一つも、丹頂S組が結構走っているだけに、穴に入れるのも一考だ。エドノは力はなかなかなものだが、牝馬にこの距離はやはり厳しい。実際、過去10年牝馬は2年前のポンテザールの3着が一度あったきり。そうなると、外国人ジョッキーで買いは、レーンとマーカンド、大穴でドイルとなる。
この3頭に何を絡めるかだが、牝馬を省けば、おのずと絞られてくる。ディアスティマ、ユーキャンスマイル、アイアンバローズ、ナムラカミカゼ、そして昨年の勝ち馬ディバインフォースの5頭。
計8頭をどう買うか。
まず、シルヴァーソニックとベスビアナイトから3連複2頭流しで、6頭へ。
さらに3連単フォーメで⑦⑩ー⑦⑩①⑬ー①⑦⑩⑬⑨⑥を買う