21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

本命はトノグランツ、穴はファントム

2023-10-21 19:18:30 | ヨレヨレ競馬ライフ

 今年の菊は、実績、血統面から判断しても、タスティエーラ、ソールオリエンスのクラシック覇者にトライアルで覚醒したサトノグランツを加えた3強で決まる確率は高そうだ。初めて経験する3000mという距離を思えば、各馬ともまずは折り合いに専念するだろう。捨て身の大逃げや、道中の不要な競り合いでは勝ち目がないだけに、最後は力がある馬が勝つというわけだ。

 その力だが、3強の力は誰もが認めるところだが、他を圧倒しているかといえば、一概には言えない。秋華賞を制したリバティアイランドのような圧倒的な力があるとはいえず、結果としてその時点では力が勝っていたということだ。その証拠に皐月賞1着、ダービー2着のソールオリエンスがトライアルで2着に甘んじている。叩き台とはいえ、あっさり勝てなかったことで、追う馬たちと大きな差はないと見ていい。ダービーから直行するタスティエーラにしても、同様のことが言えるのではないか。

 2強か、それとも神戸新聞杯で成長力を見せた上位3頭か、さらに未知の力を秘めた別路線組にもチャンスはあるのか。

 そのカギを握るのはやはりジョッキーの腕だろう。今年は久しぶりの京都開催。二度の坂を攻略する術はベテランジョッキーが勝る。その意味ではすでに京都新聞杯で淀の坂を経験している川田のサトノグランツにアドバンテージがある。武豊のファントムシーフも侮れない。皐月賞、ダービーは後方から不発も神戸新聞杯では一転して逃げて3着、しぶとく菊に乗り込んできだ。母方の5代前には菊に強いロベルトがいて血統的にも魅力がある。天才がどんな策を練っているのか目が離せない。

 ほかにも血統面で食指が動く馬がいるが、実力馬もそれぞれ菊と縁が深いだけに、そう手は広げられない。

 今年は3強に、穴馬筆頭としてファントムシーフ、怖い池添のサヴォーナ、淀を経験している逃げ馬キズナ産駒のリビアングラス、ルメのドレッツァ、スキルヴィングの遺志を継いでほしい青葉賞2着のハーツコンチェルトの5頭を加えた8頭で勝負する。本命は今のところサトノグランツだが、買い目はギリギリまで決まらないだろうなあ。

 

 

 

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