秋天前の一勝負、アルテミスSとスワンS、さてどちらでいくか。荒れそうなのはスワンS、取れそうなのはアルテミス、とは言ったものの、あくまでも根拠に乏しい自信である。
二つとも取りたいが、二兎を追うには玉が心もとない。ここはどちらにより買いたい馬がいるかで決める。
そうなると答えはすんなり出る。アルテミスSに出走するスティールブルーだ。デビュー勝ちを決めた内容が素晴らしい。新潟の1600芝だが、外枠から好スタートを決めたが、道中は中団やや後ろに控え、前を見る形。直線は外目から前を追い、直線半ばでは先行勢から早めに抜け出したカウネウスをあっさり捕まえ余裕のゴール。ただ一頭32秒台の末脚で、時計以上に強い勝ち方だった。
人気がどうかだが、たぶんルメールのチェルヴィニア、新潟2歳S2着のショウナンマヌエラ、松山のサフィラ、武史のラヴスコールあたりが上位人気だろうから、スティールブルーは美味しい5、6番人気、10倍は下るまい。
ショウナンマヌエラ、エリカルーシャンのいずれかが逃げ、人気のチェルヴィニア、サフィラも好位につける。そんな人気勢を見る形でスティールは後方から。
直線、坂上で粘るショウナンをチェルヴィニア、サフィラ、ラヴズが捕らえにかかる。チェルヴィニアがハナに立ち、サフィラとラヴズが追うがチェルヴィニアが振り切り、勝利を確信したその時、猛然とスティールが襲い掛かる。勢いに勝るスティールがチェルヴィニアをかわしたところがゴールという寸法だ。
馬券は⑨の3連単頭、3連複1頭流しで、相手に⓶④⑧⑩を買う。