21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

東京新聞杯ときさらぎ賞

2024-02-02 07:57:05 | ヨレヨレ競馬ライフ

 東京新聞杯ときさらぎ賞だが、半世紀に及ぶ馬券人生の記憶をまさぐってみても、浮かんでくるのは昔の馬ばかりだ。東京新聞杯はダイナマイトダディ、きさらぎ賞はインターグシケンだ。

 理由はわかっている。ダイナマイトダディは、馬券も買っていなくて、かすりもしなかったのだが、増沢末男が馬力で押し切ったシーンを何故か覚えているのだ。その日は、午前中にWINSで前売を買って、昼から洞爺湖温泉に行った。格安の二泊三日の湯治ツアーで、会社の相棒と年寄りに混じり洒落で参加した。現地に着くと、丁度発走時間、部屋のテレビに100円玉をぶち込んで、馬券を握って見たわけだが、ダイナマイトダディの強さだけが目に焼き付いた。飯前に温泉に入って、退屈極まりない冬至生活をスタート。今となっては、場違いな若造二人が年寄りのツアー客に混じって、場を盛り上げた夕食シーンが懐かしい。なんてことはない、そんな奇妙な温泉ツアーと東京新聞杯がセットになって記憶に焼き付けられただけのことだ。

 きさらぎ賞のインターグシケンは、東西で4歳クラシックを競っていた時代の西の大将格だ。父がトウショウボーイと同じテスコボーイとあって、密かに注目していたが、きさらぎ賞で初重賞をゲットした。皐月賞でも期待したが、追い込み及ばずファンタストの2着と惜敗。その後のダービーは、血統的にさすがに2400mは長すぎるとの読み通り6着に終わった。驚かされたのは菊花賞。どう考えても無理だろうと思われたが、何と勝ってしまった。競馬は血統がすべてではないことを教えてもらったレースだった。

 さて、遠い思い出はさておき、今年の東京新聞杯だが、秋華賞でリバティアイランドに迫った明け4歳のマスクトディーバに注目が集まるが、果たしてどうなのか。去年はナミュールが2着と健闘したが、マイル経験がないだけにあてにしずらい。同じ4歳なら、むしろ桜花賞2着のコナコーストに期待したい気もする。

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