21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

分権なくして一票の格差問題解消なし

2013-11-19 22:27:46 | 政治にモノ申す
 国政における一票の格差に関する報道や論評には以前から違和感を覚えてならない。現状の政治システムで、格差を解消するとしたなら、議員定数を人口割りするしか方法がなく、一票の格差が解消したとして、今度は参政機会の地域格差が拡大する。また新たな違憲状態が生まれるわけだ。

 つまり、この国のシステムを現状のまま維持する限り、格差問題は永遠に解決しないということだ。

 ならばどうするか。当然、分権するのがもっとも合理的な解決法である。国の権限を防衛、外交、金融などに絞り込めば、当然、国会議員は大幅に削減できるし、選出も道州制によるブロック単位にすれば一票の格差は大幅に解消できるはずだ。

 ついこの間まで、小沢一郎が官僚主導のこの国のシステムを変えると言い続けていたが、何故か、この問題と関連付けた発言は聞こえてこない。がっかりだ。
 また、分権を声高に言い続ける維新も何故か、だんまりである。

 これじゃ、いつになっても国会議員の大幅削減など絵に描いた餅で、違憲状態は続くことになる。

 
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