文春が2年前に旭川で起きた女子中学生イジメ事件を報じた。一連のイジメの実態、自殺にいたるプロセスなどを書き連ねたが、一番知りたいイジメの動機については全く触れられていなかった。結局は、目を覆いたくなる下劣なイジメっぷりと陰湿極まりないSNSによる広まりは、所詮は大向こうの興味を誘うやり口に過ぎない。そんなものが解決につながるのだろうか。
加害者たちがどうしてイジメたのか。その動機を明かすことが、イジメにいたる行為の抑止になると思うのだがいかがなものだろう。
自分の経験則では、残念ながら、彼ら彼女たちが、なぜ少女をターゲットにしたのか想像すらつかない。
動機はなんだったのか。それってあるよね、といった類のものなのか。なんでそんなことでといった当事者にしかわからないことなのか。差別とか偏見とか、社会にはびこる意識なのか。
いじめの下劣さや陰惨さを報じることは、イジメの助長につながるだけ。イジメの動機が明らかになれば、少年少女たちの意識になにがしかの変化をもたらすはずだ。
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