小頭数となった共同通信杯だが、どうにも展開が読めない。いったいどの馬が逃げるのか。デビュー戦で逃げたパワーホールなのか、前走2番手から33秒台の上りで完勝したジャスティンミラノか、それとも同じ札幌のコスモス賞で途中からハナに立ち大差で逃げ切ったエコロヴァルツなのか。
朝日杯で出遅れながら大外一気でジャンタルマンタルに迫ったエコロヴァルツは、強烈な末脚が印象深いが、むしろ逃げて後続を突き離した2戦目のコスモス賞こそがこの馬の真骨頂に思える。同じブラックタイドを父に持つあのキタサンブラックを思わせる強さだった。そういえば逃げて強さを見せつけたキタサンブラックも、秋天で出遅れて追い込んで勝つという競馬があったが、朝日杯を見て思い出した。奇しくも騎手は武豊だった。
ここはエコロの逃げを期待するのも面白そうだ。本来は先行して勝負所で抜け出すのが理想だが、逃げる馬がいなければスタート次第だが武は逃げを選択する可能性は十分にある。
直線でエコロがハナに立っていればそう簡単にバテるとは思えず、後続が捉えるのは難しいはずだ。そんな展開になれば、最後はジャスティンミラノとの壮絶な叩き合いが見えてくる。
今年の共同通信杯は先行を期待してエコロから勝負する。相手本線はジャスティンミラノ、次にジャンタルマンタル、後はミスタージーティー、べラジオボンド、フォスターボンド、さらにキングのデイマイザキッド、ルメのショーマンフリーもヒモで買う。
買い目は3連単と3連複のフォーメ⑥ー⑧⑨ー①②③④⑤⑧⑨。