消費支出に動意?これからに注目を!
今朝、総務省統計局から2017年11月分の家計調査報告の速報が発表になりました。
TVニュースなどでは「消費支出3か月ぶり増加」などと報道されていますが、中身を見ますと、何か、家計消費に動きが出たような様子も見られますので、その辺りを取り上げてみました。
家計調査の中心である2人以上世帯で見ますと、11月の消費支出は、一所帯当たり277千円余で、前年同月に比べて2.4%の増加、住居や自動車購入といった特別なものを除く「除く住居等」では、242千円弱で、同3.4%の増加になっています。(いずれも名目値、実質値は物価上昇0.7%を差し引いた値)
注目すべきは「除く住居等」の3.4%増で、これは、耐久消費財なども入っていますが、ほぼ日常の買い物といった概念で捉えて良いように思います。
昨日のブログで見ました政府経済見通しの2017年度の個人最終所費支出の伸び(実績見込み)は1.6%、来年度の見通しでも2.1%の伸びですから(いずれも名目)、3.4%というのは大きな伸びです。(政府経済見通しでは民間住宅は別計上)
このブログでいつも気にしております勤労者所帯の「平均消費性向」はどうなっているのかと見てみましたら、可処分所得361千円、前年同月比2.7%増の中で、消費支出301千円の伸びは2.4%で、平均消費性向は83.4%、残念ながら昨年11月の83.6%から0.2%ポイントの低下でした。
しかし従来、可処分所得が増えても、消費が増えない傾向が強かったのに比べれば、何か消費に動意が見えているような気がします。
以上は「速報」よりですから、確報までには変更もあるかもしれませんが、家計調査は毎月出ます。年明けの1月末には12月分の速報が出て、年末商戦の様子も数字で見られるでしょう。
これからの消費需要の活発化に期待して、見守っていきたいと思います。
今朝、総務省統計局から2017年11月分の家計調査報告の速報が発表になりました。
TVニュースなどでは「消費支出3か月ぶり増加」などと報道されていますが、中身を見ますと、何か、家計消費に動きが出たような様子も見られますので、その辺りを取り上げてみました。
家計調査の中心である2人以上世帯で見ますと、11月の消費支出は、一所帯当たり277千円余で、前年同月に比べて2.4%の増加、住居や自動車購入といった特別なものを除く「除く住居等」では、242千円弱で、同3.4%の増加になっています。(いずれも名目値、実質値は物価上昇0.7%を差し引いた値)
注目すべきは「除く住居等」の3.4%増で、これは、耐久消費財なども入っていますが、ほぼ日常の買い物といった概念で捉えて良いように思います。
昨日のブログで見ました政府経済見通しの2017年度の個人最終所費支出の伸び(実績見込み)は1.6%、来年度の見通しでも2.1%の伸びですから(いずれも名目)、3.4%というのは大きな伸びです。(政府経済見通しでは民間住宅は別計上)
このブログでいつも気にしております勤労者所帯の「平均消費性向」はどうなっているのかと見てみましたら、可処分所得361千円、前年同月比2.7%増の中で、消費支出301千円の伸びは2.4%で、平均消費性向は83.4%、残念ながら昨年11月の83.6%から0.2%ポイントの低下でした。
しかし従来、可処分所得が増えても、消費が増えない傾向が強かったのに比べれば、何か消費に動意が見えているような気がします。
以上は「速報」よりですから、確報までには変更もあるかもしれませんが、家計調査は毎月出ます。年明けの1月末には12月分の速報が出て、年末商戦の様子も数字で見られるでしょう。
これからの消費需要の活発化に期待して、見守っていきたいと思います。