株価までアメリカに全面追随とは
経常赤字を垂れ流しながら、雇用と消費、物価上昇を目指して快進撃(怪進撃?)を続け、NYダウが史上最高を更新するたびにマスコミで報じられていたところですが、アメリカの株価が急落しました。
報道される状況から、インフレの予想外の加速から金融引き締めの可能性を予測しての行動らしいという事は前々回書きましたが、75日以上たってリーマンショックの教訓も忘れたのでしょうか、活況を呈し始めたマネー資本主義の先兵たちの活動の結果です。
トランプ大統領も、金融規制はお嫌いなようで、ドッド・フランク法の見直し、ボルカールールの緩和とった方向へ動きはじめるという報道がされ、マネーゲーマーたちを元気づけていたのかもしれません。
確かにアメリカの予算執行が一部不能になるといった双子の赤字体質のアメリカ財政ですから、国際的な規模でのアメリカへの資金還流の必要性は強いのでしょう。トランプさんもダボス会議出席の際「あそこにはおカネがいっぱいある」といわれたようですが、対米投資を含めて、アメリカへの資金還流はどうしても必要でしょう。
そんな波に乗って「更なる高みを」を目指したNYダウの急落を受けて、日経平均も先週末500円、今日更に1000円と急落を続けています。
株価までアメリカ追随しなければならないのかと思いますが、NY市場も東京市場もメイン・プレーヤーは同じなのでしょうから、仕方なのでしょうか。
日本経済を見ると、堅実に安定成長路線に乗りかけている状態と思っています。企業業績は堅調ですし、何より経常黒字国です。財政こそ大赤字の累積ですが、これは国内問題で、外国から借金をする必要はありません。
株価も無暗に高いわけではありません。ゼロ金利政策で、いくら銀行に預けても、ほとんど利息は付きませんが、安定して2~4%の配当利回りの会社は沢山あります。
優良企業の株価というのは、勿論上下しますが、長い目で見ればトレンドとしては上がっていきます。定期預金よりよほどいいのです
そういう東京市場の株価が、NY市場と歩調を合わせる事はないはずですが、そこが実体経済とマネーゲームの違いでしょう。短期市場のマネーゲームはボラティリティー(値動き)優先の世界ですから、慌てなければならず、これが振れ幅をますます大きくするのでしょう。
なんでもアメリカに追随するのかなあなどと嘆く声も聞こえるようですが、アメリカが是であれば是、非であれば非、政治や芸能、スポーツはいざ知らず、経済などにおいては、中身が大きく違うので、あまり追随しない方がいいのではと思うのですが、マネー資本主義盛行の中では致し方ないのでしょうか。何か情けないですね。
経常赤字を垂れ流しながら、雇用と消費、物価上昇を目指して快進撃(怪進撃?)を続け、NYダウが史上最高を更新するたびにマスコミで報じられていたところですが、アメリカの株価が急落しました。
報道される状況から、インフレの予想外の加速から金融引き締めの可能性を予測しての行動らしいという事は前々回書きましたが、75日以上たってリーマンショックの教訓も忘れたのでしょうか、活況を呈し始めたマネー資本主義の先兵たちの活動の結果です。
トランプ大統領も、金融規制はお嫌いなようで、ドッド・フランク法の見直し、ボルカールールの緩和とった方向へ動きはじめるという報道がされ、マネーゲーマーたちを元気づけていたのかもしれません。
確かにアメリカの予算執行が一部不能になるといった双子の赤字体質のアメリカ財政ですから、国際的な規模でのアメリカへの資金還流の必要性は強いのでしょう。トランプさんもダボス会議出席の際「あそこにはおカネがいっぱいある」といわれたようですが、対米投資を含めて、アメリカへの資金還流はどうしても必要でしょう。
そんな波に乗って「更なる高みを」を目指したNYダウの急落を受けて、日経平均も先週末500円、今日更に1000円と急落を続けています。
株価までアメリカ追随しなければならないのかと思いますが、NY市場も東京市場もメイン・プレーヤーは同じなのでしょうから、仕方なのでしょうか。
日本経済を見ると、堅実に安定成長路線に乗りかけている状態と思っています。企業業績は堅調ですし、何より経常黒字国です。財政こそ大赤字の累積ですが、これは国内問題で、外国から借金をする必要はありません。
株価も無暗に高いわけではありません。ゼロ金利政策で、いくら銀行に預けても、ほとんど利息は付きませんが、安定して2~4%の配当利回りの会社は沢山あります。
優良企業の株価というのは、勿論上下しますが、長い目で見ればトレンドとしては上がっていきます。定期預金よりよほどいいのです
そういう東京市場の株価が、NY市場と歩調を合わせる事はないはずですが、そこが実体経済とマネーゲームの違いでしょう。短期市場のマネーゲームはボラティリティー(値動き)優先の世界ですから、慌てなければならず、これが振れ幅をますます大きくするのでしょう。
なんでもアメリカに追随するのかなあなどと嘆く声も聞こえるようですが、アメリカが是であれば是、非であれば非、政治や芸能、スポーツはいざ知らず、経済などにおいては、中身が大きく違うので、あまり追随しない方がいいのではと思うのですが、マネー資本主義盛行の中では致し方ないのでしょうか。何か情けないですね。