平素よりお世話になっております。角出です。
備忘録シリーズ3回目ですね。
秋インカレ決勝を終え、無事両クラス全日本出場の権利を獲得することができました。
1985年以来32年ぶりです。
詳しいリザルトや状況は誰か書いてくれるはずです。
何度も言うことになりますが、我々は去年末から「32年来の挑戦」というチームスローガンを掲げて活動を続けてきました。
32年前というと私の両親がちょうど今の私と同じように大学に在籍していた頃です。
このスローガンを打ち出した経緯としては、自分たちが目指している事のスケールの大きさを明確にし、それを達成することへの刺激を掻き立てるべきだという小松さんの助言がありました。
正直最初は全日本出場が両クラス決まったという実感があまりありませんでした。
そんな中最終日に応援に駆けつけてくれたLBの方々を筆頭に、結果を気にしてsnsでの速報を随時確認してくれていた方々、他大学の仲間たちがまるで自分たちのことのように喜んでくれて祝福してくれたことが本当に嬉しかったです。
「32年来の挑戦」という組織理念的に部員のために打ち立てたスローガンは、我々の想像以上に大きくなり周りをどんどん巻き込んでいき、達成に至るまでの過程も含めて多くの感動をもたらしてくれたように思います。
当事者の部員だけに留まらず、我々の活動を応援してくれていた方々に僅かながらでも感動を与えることができて、努力してきた甲斐があったと心から思えました。
思い返せば8月2週目から10月初週までほぼ週6で昼着艇せずに馬鹿みたいに練習量を追い求めてきた夏でした。
みんなヨット馬鹿ですね。
どれだけ長い時間を一緒に過ごしてきたか。
よくやってくれたと思います。
レースメンバーだけにフォーカスされがちですが、サポートメンバーや下級生、マネージャーたちが自分たちの仕事に責任と誇りをもって遂行してくれていたからこそ成し遂げられたことです。
感謝しています。ありがとう。
そんなこんなで漸く全日本に出場できたことを実感できるようになってきました。
でも我々はこれで満足してはいけません。インカレの戦いはこれからが勝負です。
全日本出場はあくまで通過点に過ぎず、全日本という未知の舞台でより高みを目指していく必要があります。
関東インカレと違って失うものが何もない挑戦者であるからこそ、真摯に謙虚にレースに臨み結果にこだわっていきたいです。そうでないと何も面白くないですから。
別に我々は思い出づくりに行くつもりはないです。
そういう姿勢で臨むことで、個人としてもチームとしても成長していけるし、私の代のみならず来年以降も連綿と続く「強い東大」の復活につながるのだと思います。全日本出場なんて当然な時代がまた訪れるかもしれません。
それにまだまだ続く東大ヨット部のストーリーの中で感動を提供していきたいです。
心から応援したい、頑張ってほしいと思われるような組織であり続けたいです。
わざわざ狙う必要はないけれど、やはり劇的であった方が面白いじゃないですか。
話は変わりますが、東大野球部が法政大学から15年ぶりに勝ち点を奪取しましたね。
ヨット部の全日本出場決定の前日だったので良い報告続きになりました。
家に帰ってから野球部の記事を色々と読んでいたのですが、歴史に新たな1ページを刻んだタイミングが一緒だったからか、精神的に高揚していたからかは分かりませんが、東大野球部の話が全然他人事には思えず、野球部のFacebookページの『僕の野球人生』というコラムを一気読みして、涙ボロボロこぼして泣いてました。
『僕のヨット人生』なんてたかが3年半というあまりにも短すぎる時間だったけれど、本当にかけがえのない大切な時間だったなあと回顧していました。
全日本終わってその気があったら『僕のヨット人生』書こうかな。
全日本のレース初日11月2日が私の誕生日で、その翌日がペア組んでる小野の誕生日なんですよ。
若狭で誕生日迎えられるなんて幸せ者ですね。
そんなラッキーボーイ&ラッキーガールな4452ペアは全日本でボルケーノして爆走すると言わざるを得ない。
あとDailySailingのインタビュー内容も考えておかないと。
さあ、あと一ヶ月弱。楽しんだもの勝ち。
以上です。
角出賢司