お久しぶりです!新4年470スキッパーの松前です
ブログを書くのは秋イン以来4ヶ月ぶりくらいですね
この終わりがなく果てしないように見えるリレーブログを残すところ2人となりました。
「膝代わり」というのは落語でいうところの、最後のトリのひとつ前に出る芸人のことです。長いあいだ見ていただいた読者の方々を飽きさせず、かつトリを引き立てなければならない、控えめながらも経験豊富な最上級生が選ばられたということでしょうか笑
ついに最後の冬合宿、もとい春合宿がやってまいりました。極寒の中、強風が吹き荒れ、大波に襲われひたすら沈しまくるほど大変な日々はないでしょう。ところが、みんなこのつらい練習を通して上手くなっていくんですよね。春や秋の公式レースで前を走った時は、あの冬頑張って練習したから今があるんだなと思います。
でもそれより何倍も多く、あの冬もっと頑張ってたらなぁと後悔します。もっとスタートにシビアになっていれば、もっとこの動作を重点的に練習してれば、もっと早くあれに気付いていれば、もっとあそこを意識していれば、とか無限に思う日々です。やはり分かっていてもできないんですね、寒すぎたり、疲れたり、落ち込んだり、妥協してしまったりと…
最上級生になると、始めてから何回目というよりもうこれも最後かと、後ろのことばっかり考えてしまいます。東北大戦はもう最後かとか、八景レースは何回あるんだろうとか、フリートレースは何回出れるんだろうとか思ってしまいます。
そう考えると、4年間の部活ってほんとーに短くて、一瞬で終わりそうです。ただ4年間しかないからいいんだろうなって思います。他を捨ててすべてを懸ける覚悟ができるし、ずっと成長し続けられる。1人にとってはたった4年間しかないものが、代々ちょっとずつちょっとずつ、ずーっと積み重なって今があります。87年もの間、続いてきたことは冷静に考えるとすごいことです。一族経営で創業87年目の老舗和菓子屋とはわけが違います。1人1人は細くとも、偉大なLBの方々が紡いできた糸は太く、頑丈で温かみがあります。そして、さらに自分たちが繋いでいかなければなりません。
今思い返すと、2019年は、レース本番で結果を出すことの難しさを存分に味わいました。普段の練習ではしないようなことやミスをレースではやってしまうし、勝てるだろうと思っていた相手に大差で負けたりしました。けど、結局はレースで行う判断や動きは普段の練習から影響を受けてるわけで、レース本番でどうにかしようと考えると逆効果になってしまいます。普段の練習ではレースを意識してやるというのは小松さんがいつもおっしゃていて、とても当たり前のことですが、その難しさや自分の甘さを実感する日々でした。
2020年はそんな後悔をしたくないし、後輩にもそんな思いをして欲しくないので、「レースを意識した練習」という当たり前のことを体現できるようにします。
短いですが、最後まで読んでいただきありがとうございました
東京大学運動会ヨット部新4年 松前亮平
さて、お待たせしました!明日は2020リレーブログのトリ、大根田です!