東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

当たり前の基準

2020年02月17日 11時59分43秒 | 2020リレーブログ

お久しぶりです。新2年スナイプクルーの大根田です。リレーブログの順番が決まった時に「最後やん、まだまだ先やん!」 などと思っていたわけですが、ついに順番が回ってきてしまいました。Facebookの紹介では「場合によってはこのリレーブログのトリにふさわしくなれるかもしれない男」という謎のプレッシャーをかけられて少し困惑しています笑

 

せっかくの機会なので僕の最も尊敬している人の言葉を紹介したいと思います。尊敬している人といっても有名人ではなく、中高の部活の顧問の先生の言葉です。その先生は常々「当たり前の基準をあげろ」とおっしゃっていました。

 

その先生曰く、弱小校と強豪校の大きな違いが「当たり前の基準」にあるとのことです。例えば中高やっていたサッカーにおいては「練習前のストレッチの質」「一つの練習に対する意識の高さ」「荷物の整理」「挨拶」「返事」等々練習に関することだけでなく生活面についても「当たり前の基準」が違います。こういったことは自分自身も当時遠征に行った際に上級生だけでなく下級生においても徹底されていると感じました。

 

では、ヨットにおいてはどんなことが考えられるでしょうか。東大はありがたいことに全国トップレベルの早稲田大学と一緒に練習させていただけるため色々と違いを感じさせられます。直近のことで一番感じたのは赤旗がおりた後の出艇のスピードについてです。ただでさえ赤旗が上がり練習時間が短くなっているという状況で早稲田はいち早く艤装を済ませ一番に出艇しました。おそらく「一分一秒でも長く練習をするための行動をすること」が早稲田においては「当たり前」なのでしょう。こういった技術面以外の点でも早稲田から学べることは多いと思います。もちろん早稲田が全て正しいということではありません。ですが、せっかく強豪校を近くで見れるという利点があるのだから東大らしさは残しながらも色々なことを見て吸収できたら良いなと思います。

 

また、自分は来週から京都大学の練習に参加させていただきます。京都大学といえば国立大学ながら昨年の全日本インカレでスナイプ級で優勝し、総合入賞を果たしたまさに東大が目標とするチームです。そんなチームの練習に参加させていただけるということで胸を借りるつもりで取り組みたいと思います。そして京大における「当たり前の基準」を身をもって感じ、東大にも持ち帰れたらなと個人的に思っています。

 

こんな感じで拙いブログになってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。これで2020年度リレーブログは終わりということになります。もし読んでないブログがある方は是非読んでいただきたいです。部員それぞれの部活に対する向き合い方がわかってとても面白いです。(まあ、サイクリングについて語ってる人などもいますけどね笑)

 

p.s.

そろそろ僕がいただいた高山さんのスーパーウォームが6年目に入り悲鳴をあげているため今シーズン限りで現役を引退することになりそうです。ありがとうございました。来シーズンからは早稲田大学のスーパースキッパーのK君が良いと教えてくれたヨットブランドGillのウェットを買ってみようと思います。