東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

決意表明

2022年12月28日 16時43分58秒 | ラストイヤーにかける想い

平素からお世話になっております。

4470クルーの松尾一輝です。

新体制では、主務を務めます。

プレーではチームの主戦力として引っ張り、主務としては部の下支えをすることが今年の使命だと思ってます。

 

 

まず、最上級生としての想いを書きます。

 

どんな寒い冬も暑い夏も、しんどいレースも、精神的な柱になれるよう成長してしていきたいです。

 

強いチームがどういうチームか考えた時、最上級生が一番頑張るチームだと思います。技術的にうまいという意味ではなく、一番上に立つ人が一番努力することが大事だと思います。実際昨年は、4年生が誰よりも自主練してヨットと真摯に向き合っていて、それに応えなければという思いが自分の原動力になりました。

特に調さんは、僕が2年の時の自主練と昨年のインカレシーズン、誰よりも真摯にヨットに取り組む姿を真近で見せてくれて、僕を引き上げてくれた存在でした。

 

代替わりして間もない自分たちの代には、そういう気迫がまだ足りていないと思うので、自分から意識していきたいです。

 

また、精神的支柱であるということも4年生としての使命です。縁起でもない話ですが、来年のインカレで誰かがリコールしてしまったり、大きく叩いてしまった時に、自分がチームを前に向かせられるかと問うた時、今の自分の言葉と背中には説得力が足りていないと思います。

今年一年、態度でチームを引っ張り、同期と共にチームの精神的な拠り所になります。

 

最後に、東大ヨット部はこれまで人格者の集団でした。間違いなく。

こんな不器用な自分も見捨てることなく、大切に大切に育ててくれて、そのおかげで最後の一年まで来れたと思います。

今度は自分が後輩を大切に育て、東大の良い文化を繋いでいきたいです。

 

続いて、一人のプレイヤーとしての意気込みを書きます。

 

話は全日本インカレの最終日に遡ります。

無風の中APAとなり、曳航で帰ってきた時はすごく虚無感に襲われました。

レースが行われなかった呆気なさや、明日から現実に戻るんだなぁという不思議な感覚からくるもので、地に足のつかない気持ちでした。レースの中身や、成績に関してはあまり何も考えてなかったです。

 

それから東京に戻り、ふと我に帰るように、インカレを冷静に振り返る節がありました。このとき、一気に後悔や無力感が込み上げてきました。全日本インカレで、1日目は無難な順位ではあったものの、2日目は前を走れないレースが続きました。その時に、自分がその状況を打破するような引き出しを持ってなかったこと、そして普段からそういう意識で練習してこなかったことに後悔を覚えました。

 

去年の春にレースメンバーから外れて以降、悔いが残らないよう、それぞれの局面でなるべく自分を厳しく律して、実際悔いのない想いで全日本を迎えましたが、終わった途端、心に残ったのは後悔だけでした。

 

練習への姿勢や、レースに対する臨み方には反省するところも多く、そのツケが回ってきたのだと後ろ向きな気持ちになりました。

 

それから心機一転、

琵琶湖で感じた悔しさ、無力さは、小戸で晴らすと決めました。

 

自分が艇を引っ張り、全日本で前を走る。

 

自分のためであり、先輩方の悔しさを晴らすためでもあり、後輩に良い景色を見せるためでもあります。

 

1年間モチベーションを保つことは容易ではないですが、甘えに負けそうになった時は、インカレのイメージを憑依させて、走り切ります。

 

 

1年間応援よろしくお願いします。

4年主務

松尾一輝



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