東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

2017 七大戦 と 東日本スナイプ

2017年07月19日 11時21分17秒 | 七大学戦
四年生の山本です。お久しぶりです。


7/14,15に江ノ島で開催されたノースセイルカップ東日本スナイプに出てきました。

リザルトは

【全67艇】
37位 31418 菅原・金澤 (BFD)-26-53-17-18-49 計163点
42位 31308 山本・浅川/江村 6-(57)-25-44-51-45 計171点
56位 30785 師田・江村/浅川 (BFD)-28-46-46-56-51 計225点



7/14,15,16は福岡で七大戦がありました。

去年は東大が七大戦の主幹校で、運営の総指揮の青木さんの元で、僕は陸上での海との連絡係、現役戦と並行して行われたOB戦の準備やOB連絡などの仕事をやってました。
ついうっかり多めの仕事を抱えてしまったがためにスムーズな引き継ぎが厳しそうだったので、去年の七大戦2日目に出ることができませんでした。これは仕方ないと思ってます。


去年運営する過程で様々なOBの方と連絡を取って感じたことは、七大戦は多くのOBが注目する、結果を出すことを望んでいる、厚く支援する定期戦であるということ。

また、旧帝七大学は九州大学を始めどこも今人数が多く勢いがあり、レベルが高い。その中で七大戦は互いにしのぎを削り、意識を高め合う場に他ならないということを感じました。

北海道から九州まで、全国各地に散る七大学が持ち回って主管を受け持ち、各大学はそれに合わせて全国を周り、その土地の風土やマリーナの性質によって練習方法や気質などが異なることを知ること。それは、レースそのものと同等に価値のあることなのかな、と一昨年の東北、一昨々年の京都の七大学戦に行った時から薄々感じていました。

国内の定期交流戦では最も移動距離や参加校の数が多いこの七大戦を毎年開催できているのは、学生のみならずOBOGを始めとした様々な方々の並々ならぬ努力と協力の賜物であります。去年運営に携わったことで、七大学戦の歴史を感じ、さらに好きになりました。


僕が、七大戦で1番好きな瞬間は、エール交換の時です。全日本インカレでの再会を期してエール交換をするんです。
七大戦のために全国各地から集まってきた七大学が、もう一度、各自が目標を果たすための全日本インカレで、再会するのです。熱いですね。
普段のエールは特に何も思ってないんですけど、七大学戦のエールは好きなんです。僕は。

去年も、八景島の地で、七大学戦、閉会式の時に、絶対に蒲郡の地に行って再会しようと思った。去年の七大戦の結果は全日本の蒲郡の地で見返せる。絶対に海野さんのスナイプチームで全日本に行こうと。

そして迎えた2016/9/26。最終日ノーレースを告げる無情なホーンとともに、両クラスともに8位が決まりました。関東で夢潰える。


11月上旬、授業中も全日本インカレの速報をずっと追ってました。早稲田が優勝して嬉しかったし、慶應の猛追も圧巻でした。また、上位の中で唯一国立で優勝争いする九大スナイプがかっこいいなと思いました。

そして、八景島の地で再会のエールを交わした大学と全日本インカレで再戦できなかったことに、無力さを感じました。


そして代替わり後、両クラスで32年ぶりの全日本インカレ出場の権利を掴み取り、全日本インカレで総合10位という目標を立て、結果を残すため、全てを投げうつ所存で臨んだ最後の一年間。
春のインカレの結果を見ると、目標のためには最上級生の多いスナイプチームがいかに部を牽引できるかにかかっていると考えています。
とにかく、ビックフリートでの経験を増やし、前を走れるようにする。

今回、七大学戦と東日本スナイプの日程が被ってしまったこと、断腸の思いで東日本スナイプを選択しました。
多くのOBの期待を裏切ったし、部全体としてチーム全体で総合順位を狙える機会である七大学戦にベストメンバーで臨んでいないことは部としての一体性を削ぐことを自覚しています。
七大学戦の初日に後輩が不調だったのに実際に現地でおらず、電話のみであまり大したアドバイスができなかったのも非常にもどかしく感じておりました。

ただ、スナイプチームは公式戦のレギュラーがほとんど上級生で、今回下級生中心のチームで大学の名を背負うレースを経験できたことは来年以降に繋がることと思います。


今回の責任は秋に結果を出すことによって取ります。両クラスで全日本に行くし、総合で上を目指す。本当に、一分一秒でも長く海に出て誰よりも練習する。七大学戦の結果は今年の全日本インカレ、福井の地で取り返す



色々犠牲にして出場した東日本スナイプ、蒲郡から遠征してきた社会人チームもあり、多くの社会人セーラーと、関東決勝シード校、そして非シードはほぼ東大と東京海洋大のみ、と非常に高いレベルのレガッタでした。

また、艇数も67艇と全日本インカレに近い艇数の中で戦うことで、長いスタートのライン読みの精度や上マーク、下マークの大混戦の経験を積むことができ、次に活かすことのできるレガッタでありました。



この経験を必ず糧にして前に進みます。


東京大学運動会ヨット部四年 山本圭祐

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