東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

世界は広い

2024年10月22日 17時58分23秒 | 仰秀シアトルワールド

新入生自己紹介以来の投稿となります、一年の髙田智彰です。

昨日の小川の投稿に続いて、シアトルワールドの振り返りをしたいと思います。

 

ワールド出場が決まったのは、僕が東大に入る前なので、それまでの事務作業等は先輩方がほとんどやってくださっており、僕たち一年生はその甘い汁を吸わせていただくような形でした。だからこそ、この一週間でしっかりと勉強していろいろなことを吸収しなければいけないなと思っていました。

とは言え、当然僕はワールド出場メンバーではなく、サポートメンバーとしての渡航であり、前々から「もしかしたら、ほかの船に欠員が出て乗れるかもしれないよ!」と言われていたものの、サポートメンバーがシアトルに着くのは大会一日目だったので、「もうレースがスタートしてしまった後に探すのは厳しいのでは?」と考えていました。

 

ここからは一日ごとの短い振り返りをしていきたいと思います。

 

一日目

羽田空港に集合して午後4時ごろに日本を出発。ついたのは現地時間の午前9時ごろでした。ただ、入国審査ですこし問答があり、怖い思いをしました。

「入国の目的は?」

「ヨットレースに出るためです。」

「何人乗り?」

「6人です。」

「でも君達4人で来てるよね?」

「それは、僕たちはサポートメンバーなので…」

「わかった。でも入賞したら賞金とか出るんじゃないの?」

「すいません。よく知らないです。」

「知らないってことないだろ笑?」

ここでタトゥーの入った怖い審査官追加。二人で何やら話し合い、なぜか入国許可。二度と入国審査は受けたくないですね。視線で殺されそうでした。

空港にはシアトル淡青会の方が車で迎えに来てくださり、ハーバーまで送ってくださいました。ハーバーに着くと、日本ではまず見ることのない数のヨットに圧倒されました。マストの数がとんでもないので、向こうの景色が良く見えないのです。ハーバー到着は昼前ぐらいでしたが、この日は風が弱く、まだ仰秀チームは出艇していませんでした。先輩方に挨拶をすると、もうそろそろ出艇だということなのでサポートメンバーはやることもなく、その日は周辺を散歩してアメリカの空気を味わっていました。

大会期間中は毎晩パーティーが開かれるので、そこで顔を売って、乗せてもらえる船がないか探そうとしていましたが、その日はパーティー入場のために必要なリストバンドのようなものを買うのに手間取ってしまい、良い収穫もないままその日を終えました。

 

二日目

今日も引き続き、乗せてもらえる船がないかと朝からハーバーを巡っていました。大和さんが、僕たち一年生を連れていろんな船の方に声をかけてくださり、レースにでる船で乗せてもらえるところは見つかりませんでしたが、上マーク付近の運営艇に乗せてもらえるよう交渉してくださり、この日はこの船に乗ってレース見学をさせてもらいました。

この日の第一レースで仰秀は一上一位で回航しました。次第に近づいてくる艇団の大きさに圧倒されながら、小川と「あれ、なんか仰秀速くない!?」と興奮していました。そのまま一位回航をしたときは、嬉しさに流されるまま仰秀インスタにその旨を投稿しました。船に乗っていた運営スタッフの方も「君たちの船めちゃくちゃ速いじゃん!」と声をかけてくれました。多分この景色は一生忘れないと思います。

その日のレースが終わり、パーティーが始まると、僕たちの顔を売る時間の始まりです。一日目はそんなに時間が取れなかったのであまり気にしていませんでしたが、とにかく声がかけずらい。大前提として全員英語を話していますし、なんとなく顔見知りだったりのグループで話しているのです。先輩方に引っ張ってもらいながら、何チームかに声をかけたのですが、芳しい結果は得られませんでした。

 

三日目

この日もヨット探しをしましたが、見つからず、運営艇に乗せてもらえるかもと、聞きに行くも今日は船が満員だからダメと言われてしまいました。この日はシアトル淡青会の方が、シアトル観光に連れて行ってくださるとのことだったので、それに同行させてもらいました。正直なところ、せっかくだから観光も少ししたいな、という思いがないわけではなかったので良い体験ができました。

夕方ハーバーに帰ってきてからはまた、パーティーでの顔売りです。この日は梅さんと秀さんのアイデアで胸と背中に「名前」「体重」「船を探しています」という内容を書いたビニールテープを貼り、パーティー会場を回りました(見出し画像がその写真)。これが効果てきめんで、いろんな人に声をかけてもらいました。苦笑いする人もいましたが。それでも乗せてくれるヨットは見つかりません。この日は多くの人に声をかけられたり、写真を撮られたりしたのに見つからなかったことから、結構心が折れていました。

 

四日目

この日は二日目に乗った運営艇に乗せてもらえることができました。あいにくの雨模様でめちゃくちゃ寒かったですが、レースを間近で見られました。この日、仰秀はあまり振るわず、U25のトップの座を明け渡すこととなってしまいました。長いことレースを見ていると、順位のよい船と悪い船は船の上での動作があまりうまくいっていなかったり、スピンがきれいに張られるまでのスピードが全然違ったり、という違いがあるなということに気づき始めました。小川と、「風ふれたね」「ブロー近づいてきてるけどすぐ抜けそう」「陸側で風が弱そうなのは陸のブランケだからじゃないか?」などと色んなことを話し合えたのもいい経験だったと思います。

夜は、パーティーを早々に抜け、シアトル淡青会の方々とのパーティーに行きました。シアトル淡青会の方々は様々な業種に就かれており、なぜ海外で働くことになったのかなどのお話を伺えたのはとてもよかったです。僕はそこにいらした方と連絡先を交換させていただき、将来を考えるという意味でもよい機会となりました。

 

五日目

朝ハーバーに向かうと、源さんが僕たちのところに「欠員が出たところがあるらしい!」と走ってきました。詳しく話を伺うと、一名体調を崩してしまったチームがあったらしく、そのチームの方が、僕たちがテープを貼ってパーティー会場を巡っていたのを覚えていてくださったそうです。ただ、席は一つ。小川との魂のじゃんけんの結果、僕が勝利し、最終日にしてレースに出られることになりました。

無事体重測定もクリアし、そこからは受け入れてくださったチームCaramellaの皆さんと一緒に過ごしました。この日は風が弱く、レースができるかどうかもわからないような天候でしたが、何とか一レースできることに。「大学のヨットクラブって何人くらいいるの?」「何専攻してるの?」「ヨット始めてどれくらい?」など様々なことを聞いてくださり、それに何とか答えているとあっという間にレースの時間に。

船の上で、僕がやるべき仕事について教えてくださり、いつもと違う役割分担で若干戸惑いはありつつも、ついにレースが始まる5分前となりました。スタートラインに並ぶ船の尋常ではない数に圧倒されながらついにスタート。Caramellaはリコールしてしまい、船は少し険悪になりましたが、それでも慣れない僕に声をかけつつレースを走っていました。

仰秀とは様々な違いがありました。ジェノアにつく大量のテルテール、もともとついていないトッパーとフォアガイ、頻繫に行うポジション移動(これは僕がいるからかもしれませんが)。日本でのレースとの大きな違いは上マークにリーチングがあることだと思います。ここの時間の余裕があるからこそこのような違いが生まれてきているのだと思いました。

結果は仰秀もCaramellaも芳しくなく何とも言えない空気が船の上に流れていましたが、Caramellaは何回もワールド出場経験があるらしく、船の上架が混雑するからと、すごい勢いで解装をはじめ、全体で二番目に上架してもらっていました。その後、乗せてもらったお礼を言い、また次のワールドで会おう!と約束し、別れました。

その後仰秀チームと合流し、最後の表彰式兼パーティーに向かいました。残念ながら仰秀は目標だったU25優勝を果たすことができず、僕も悔しい思いをしながらU25の表彰を見ていました。次があれば、絶対に僕たちがあの場に立ちます。

その後、宿で片付けをし、帰国の準備をしました。

 

6日目

朝、シアトル淡青会の方が空港まで送ってくださり、そのまま飛行機で帰国しました。出国審査も入国審査と同じくらい厳しいのではないかとドキドキしていましたが、何事もなく出国。無事午後2時に日本に着きました。

 

ここまで長文を読んでくださり、本当にありがとうございました。言いたいことはもう言い尽くしたと思いますが、最後に一つだけ。

小川も書いていましたが、ワールドという具体的な目標が定まった良い経験となりました。僕たちを支援してくださったLB会、シアトル淡青会、保護者の方々、そして現地で忙しいのにもかかわらず僕たちの面倒を見てくださった先輩方、本当にありがとうございました。これからも精一杯頑張りますので応援のほどよろしくお願いいたします。


ともに、戦おう

2024年10月22日 09時32分09秒 | 通常練習

お世話になっております。

4年スナイプクルーの神田です。

 

半年ぶりのブログ、そして、現役最後のブログとなりました。

まずは、10/19〜20の練習報告をさせていただきます。

とはいっても、10/20(日)は北風爆風のため、練習できず今週は土曜日だけの活動となりました。

 

10/19(土)は葉山で練習したのち、全日本インカレに向けて江ノ島へ船の引っ越しをしました。

来週はプレレースなので、この日が4年間で最後の正規練習です。

最後はまさかの南風爆風でした。そして、やっぱり天野クンと一緒でした。

 

少しクローズとリーチングを走った後、コース練習に参加しましたが、13m/sくらいまで入ったので、ノーレースとなり、13時くらいには着艇しました。

 

天野クンと爆風の思い出はたくさんあります。天野クンは軽いので、+2m/sくらい強く感じてしんどいですが、沈祭りだった昔からほんとに立派に成長してくれました。

江ノ島へハーバーバックするリーチング中には、真面目な話も不真面目な話もたくさんしました。

「俺ってもう今日で引退だっけ?」というくらい天野クンがしんみりした話題を振ってくるので、少々寂しい気持ちになりつつも、これからの江ノ島でのレースへの期待を膨らませながら着艇しました。来週のプレレースもよろしくね。

 

 

 

ラストブログということで、これまでに想いを馳せることもできますが、それはまだまだ早いので引退ブログにお預けして、ここからは全日本インカレに向けた意気込みブログとさせていただきます。

 

 

全日本インカレまで10日を前にして、今は目標の総合入賞に本気で向き合えています。

そして、それはきっと自分だけでなく、チームのみんなも同じだと思います。

 

スナイプチームは、インカレ経験のあるスキッパーが中静だけで、ほぼゼロからのスタートでしたが、全員で高め合いながら着実に強くなってきました。

そして、ありがたいことに自分は練習でもレースでもたくさんの後輩と乗らせてもらい、その成長を一番間近で感じることができています。

 

だから、全日本インカレでできることはこれまで通り、クルーとしての役割を全うすること。それ以上でもそれ以下でもありません。

 

春イン、秋インと想像以上にたくさんのスキッパーとレースを経験した中で、どんな状況であろうと新しいことを考えたり求めたりするのではなく、目の前のことにしっかりと向き合い、1艇ずつ順位を上げていくことが何より大切だと実感しました。

イライラしそうな時でも決して人のせいにせず、クルーとしてできることに全力を注ぐこと、そして、スキッパーの持っているものを最大限引き出せるように努力すること、これらを全日本インカレでも実行していきたいです。

 

 

最後に、この1年間「2番艇、3番艇を作ること」が自分の役割だと思ってヨットに乗ってきました。

エースにならなくてもいい。でも、チームで戦った時に迷惑をかけない順位帯を安定して取り続けること。

1艇だけではとびっきり目立つような成績ではなくとも、チームで見たときにしっかり成績に貢献できたと実感できることは、本当に嬉しいことです。

そして、これはレースメンバーに限らず、サポートしてくれる人、応援してくれる人も同じだと思います。

東大ヨット部として戦う団体戦だからこそ、いろいろな貢献の仕方があり、一人一人の力は本当に大きなものになります。

ぜひ、勝利を一緒に喜べるようにそれぞれの方法でともに戦ってほしいし、レースに出るみんなはそういう人たちへの思いを背負って、感謝の気持ちを忘れず最後まで戦ってほしいです。

 

戦わせてもらう以上、負けていい戦いなんてありません。

最後の最後まで、1点にこだわり続け、全日本インカレという最後のチームレースに挑んでいきます。

 

ご声援よろしくお願いいたします。

 

 

4年 スナイプクルー

神田陸人

 


冷めやらぬほとぼり

2024年10月21日 23時46分05秒 | 仰秀シアトルワールド

お世話になっております。クルーザー班1年小川です。

 

ワールド振り返りの名目ですが、自己紹介以来のブログなので夏の振り返りも簡単にここでさせてください。

 

 

今年の夏は「ヨットの解像度を上げる」をとにかく個人の一番の目標に練習してきました。何のためにバングをひくのか、ヘルムのなんたるや、どういうコースを選ぶのか。まだまだ知識の浅いところはありますが、基本的なところは経験を裏づけにおさえられたんじゃないかと勝手に思っています。先輩方が懇切に指導してくださったおかげです。ありがとうございます。

 

 

さて、本題のワールドの振り返りを。とは言ってもサポーターとして参加したのでざっとにはなってしまいますが。

 

ワールド行けるという話を聞いた時は、ただただついて行ってサポートついでにどっかのチーム乗れたらいいなー、なんて無粋に思ってました。だんだん日が近づき、LBや淡青会の方々の支援の話を聞くようになってきて、今回自分がこの経験ができるのは、決して簡単に転がってくるような機会ではないと実感しました。だからこそ、経験だけにとどまらず、より多くのことを吸収するつもりで、このワールドに臨みました。

 

いざシアトルの舞台に立って一番の問題は英語でした。相手が何か言っても全然聞き取れない、何か言おうにもなんて言えばいいかパッと出てこない。ので、周りの英語できる髙田や先輩に頼って自分は隣にいて愛想笑いしてばかりでした。次ワールドいく時はもう少しマシな感じにしていきます。

 

フィニッシュボートにレース2、3、5日目に乗せてもらいました。木藤さんが一緒にあちこち回って話をつけてくださったおかげです。何十艇もの船が視界ギリギリまで広がって迫ってくる。J24は6艇ばかりのフリートレースしか経験がなかったので、海上から見たレースの風景は壮観でした。上マークでスタボ艇の行列に入れずぐるぐる回るといった、艇数が多いことによるハプニングも散見されました。一緒にフィニッシュボートに乗った運営チームは気さくに話しかけてくださる優しい方々でした。「あそこは陸のブランケになっていて、風の入り方が違うのよ」といった今後に活かせるような話もしてくださいました。

 

他の艇に乗れるチャンスもありました。3日目の夕方、欠員の出た艇を探していて乗らせて欲しい旨を書いたガムテープを胸と背中に貼ってレース後のパーティ会場にいたところ、たくさんの温かで気さくな方々が面白がって写真を撮ってシェアしてくださいました。捨て犬とか言ってる人もいましたが、多少の恥を忍んだ甲斐もあり5日目に「チームの一人が体調崩してしまったから一緒に出ない?」との知らせが来ました。が、髙田とのじゃんけんの末その権利は譲ることに。楽しみにしていた分ショックでした。この続きは次回の髙田のブログに譲ります。

 

 

 

最後に総括的な話を少しだけ。

世界の舞台で戦う先輩方の姿はほんとにかっこよかったですし、尊敬してます。2日目1レースで1上を1位で通過した時は本当に興奮したのを鮮明に覚えてます。そして、大会全体を通してすごく熱のあるものだったと感じています。具体的な目標となるような大きな大会の経験が無く、正直何か物足りなさを感じていました。初めての大会がこのような素人の自分には大きすぎる舞台で、すべてが新鮮で、衝撃でした。また、次のワールドはプレイヤーとして仰秀の名を背負ってまた違った景色をみたいとも強く思いました。

 

ヨット素人に今回このような経験をさせていただき、本当に感謝しかないです。次に繋げられるように尽力して参ります。


おまつ一憲「今チームええ感じやねん」

2024年10月18日 23時41分24秒 | 2024秋インカレ

 てなわけで、今回も出オチタイトルでした。

 先週末の秋インの振り返りをします。

10/10(秋インまで2日)

 本多さん主催のバーチャルレガッタの部内戦があったので夜集しました。

 ↑ 第2回本多杯のリザルト。平日夜開催ということもあって、前回大会より参加者はやや減ったものの、依然、ハイレベルな戦いとなりました。優勝争いは島瀬艇と三上艇が同点でしたが、タイを解くと僅差で島瀬艇が上回り今大会を制しました。2022年の全個スナイプを彷彿とさせました。

 ↑ せっかく一年ズが貼ってくれたセールナンバーも、配置が微妙にクラスルールに違反しているというので急いで貼り直しました。大きな声では言えませんが、実は今でもギリアウトです。

10/11(秋イン前日)

 天野くんと前日練習しました。東大スナイプは僕たち一艇だけだったので、恐れ多くも早稲田スナイプ3艇の練習に混ぜてもらいました。江ノ島の奥まで1時間近くかけて下ったあと、永遠と走り合わせをしました。合わせてもらっても合わせてもらっても下の船に吸われていき、「きゃー >_<」って感じでした。陸太(さん)は相変わらず好青年でした。

 午前着艇して二人で験担ぎを兼ねてかつやに行きました。僕は3日連続のカツでした。

 ↑ 秋イン前夜の全体mtg。いい意味でmtgがまったりしているのが東大のいいとこですよね。

 ↑ 天野「フサフサだなぁ...」

10/12(秋イン初日)

 いよいよ秋イン...といってもやることはいつもと変わりません。

 ↑ 艤装が終わってからD旗までは非常に暇なので悠汰くんにちょっかいをかけます。

 ↑  一見するとなんてことのないハント/ひろなりのペア写真に見えますが、この写真の面白いところは他の船が続々と出艇していくのを尻目に呑気にツーショットを撮っているところです。覇者(第27回YMFSセーリング・チャレンジカップIN 浜名湖 レーザー4.7級 優勝)の貫禄を感じます。

10/13(秋イン2日目)

 前夜のドタバタで配艇チェンジ。多分春のフリート以来となるハントとスターティング。

 ↑ 最近女子ウケを狙って、Slackのアイコンを幼少期の写真にしがちなハントと共に。

 風待ち中は恋バナとかしてました。ハントはあの夜から深く殻に閉じこもってる気がしてなりません。

10/14(秋イン最終日)

 迎えた最終日。円陣で「23人みんなで勝ちに行くゾー、これ」とか言いつつ、いい雰囲気のまま2レースを走り抜けます。

 ↑ 7R目で3位フィニッシュして満面ピースの2人。天野くんはどっちかというと2下で308を抜かしたことの方が興奮したみたいです。

 8R目は1下のマークタッチしか記憶にないです。天野くんは集中力が切れてるみたいで、2下では夜の打ち上げのことしか話してませんでした。

 ↑ 閉会式にて。海猿時代の伊藤英明を彷彿とさせるマッキー。ホテルマンみたいな腕の組み方をするそうま。

 ↑ 勝因(といってもまだ「勝」ててはないのか)のひとつは間違いなくサポートです。レスキューメンバーから、一生懸命たまやを頑張ってくれた1年ズに至るまで本当にありがとうございました。

 ↑ 秋六大での上ピン即タックからの1上トップも、今回の3位フィニッシュも、全部いい思い出になりました。コースを僕に全任せしてスピードに集中してくれたところもやりやすかったです。天野はどう思ってるかわかりませんが、相性は悪くはなかったんじゃないかなんて思ってます。お互い修行していきましょう。ありがとう。

 

 てなわけで今年の秋インでした。僕は今、風を見る目を養うために、空きコマは不忍池でブローを観察してます。

おやすみなさい。

 

3年 スナイプチーム

今期こそはフル単狙うぞマン

 


あの日から

2024年10月17日 23時45分00秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。スナイプチームリーダーを務めております、中静勇輝です。

関東秋インカレ決勝のご報告をさせていただきます。


以下、スナイプのリザルトです。



スナイプ級

49 31418 中静/佐藤・下村 17-7-2-21-6-9-20-14 96pt 7

50 31494 天野・市毛・遠藤/三上・高畑・神田 37-DSQ(46)-DSQ(46)-26-3-14-3-21 196pt 25

51 31308 元尾・市毛/松本・三上・神田 24-14-8-12-8-11-4-9 90pt 5


1位 早稲田大学 148pt

2位 日本大学 344pt

3位 中央大学 357pt

4位 東京大学 382pt

5位 慶應義塾大学 388pt

6位 明治大学 540pt



スナイプチームとしては準優勝、最低3位を目標としていたため、結果としては目標には届きませんでした。その点は悔しさが残るものの、レース内容としてはチームの成長の確かな手応えを感じることができる場面が多々ありました。



さて、おそらくこれが引退前最後のブログなのでこれまでの1年間のキセキを軽く振り返りたいと思います。少し長くなりますがご容赦ください。



1年前。秋インカレ決勝でスナイプが準優勝した。去年のスナイプチームは一言でいえば「強い」チームだった。

勝利のためにあらゆる事が徹底され、レギュラーの3艇に練習機会やお金が集約された。

去年のチームを批判するつもりは全くなくて、矢野さんや大好きな旧4年生からは勝ち方を教えてもらってとても感謝しているし、下級生に対する後ろめたい気持ちを感じながらも僕もレギュラーとしてとにかく自分が上手くなりたかったので特に異を唱えず恩恵を受け入れてしまっていた責任がある。


このころは僕も正直、勝つことが全てで勝てば何かが得られると信じて必死に練習した。


そして迎えた小戸での全日本。結果は散々だった。4年生を勝たせられなかったこと、犠牲にしてきた下級生への申し訳なさで目からつまらないものが溢れ続けた。


そしてあっという間に今年度のスナイプチームが始動した。最初の数ヶ月は本当に大変な状態だった。スキッパーは僕以外まともな練習機会を与えられてこなかったので、真っ直ぐセーリングすることすら怪しかった。事故もたくさん起きてしまった。

このころ誰かに言われた「東大スナイプ終わったね」という言葉が心に突き刺さった。


この時、根本的にチームのあり方を見直す必要があると心から思った。あの人がいたから、とか、あの代だけは強かったという評価になってしまうのは悲しいし、東大には経験者が毎年必ず入るわけではないからこそ、未経験者中心でも恒常的に勝てるようなチームをつくろうと決意した。


このようなモチベーションになっていた時、宮川さんという最高の指導者に出会った。チームみんなで上手くなる、全員の可能性を信じて成長の機会を与え続けるという宮川さんの理念に深く共感した。


宮川さんには目的をはっきりさせることの大切さを学んだ。日々の練習メニューで何のためにそれをやるのかというところから、チームリーダーとして何のためにヨット部にいるのか、勝利という目標の先に何を得たいのかということまで紙に書き出して考え続けた。


その結果自分の成し遂げたいことがはっきりした。それは「学生ヨット界のシーンを変えること」に落ち着いた。どうしても経験者が多いほど、そして金銭面で有利であるほど勝ちやすい学生ヨット界で東大がずっと強いチームであることを証明し、みんなの常識を変えたい。


そのために、今年は全員にチャンスを与え続けて「みんなで上手くなる」ことを大切にした。資源に限りがあって完璧にはできなかったけど、配艇や練習メニューを考える時はこれを指針にしていた。



1年間色々あったけど、みんながモチベーション高くヨットと向き合ってくれたおかげで本当に日に日にチーム全体が強くなっていくのを感じたし、どんな時ものびのびニコニコ活動する姿に元気をもらった。


5月の春インカレで6位入賞。そしてそこからさらに成長を続けて今回2位と僅差の4位入賞。クルー陣が去年よりさらに磨きがかかっているのはもちろん、天野市毛遠藤元尾の伸びっぷりには驚かされます。2年生も、夏合宿を経て本当にたくましくなった。


秋インでは、僕の頭にあった想定得点を全員が上回ってくれた。想定を下回ったのは中静艇だけ。みんなの成長スピードに負けないよう、僕自身も最後まで謙虚に、貪欲に成長したい。


僕たちの目標は全日本入賞です。残り少ない練習でそれぞれの課題をつぶしてさらに成長して、このチームで新たなシーンを切り開いていきたいと思います。



最後になりますが、ご支援・ご応援賜りましたLBの皆様や保護者、並びに心強い応援をくれた先輩や後輩、マネージャーの皆、そしていつも熱く寄り添った指導をしてくださる小松コーチ、宮川コーチ、西尾コーチに心から感謝申し上げます。

お世話になった方々への感謝の気持ちを表現するためにも、全日本は結果にこだわります。

今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。



スナイプチームリーダー

中静勇輝


井の中でなくとも蛙は大海を知らない

2024年10月17日 15時15分03秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプの市毛です。先日行われた秋イン決勝の振り返りをさせていただきます。訳あって非常に非常にキーボードを打つ手が重いですが指名されたため仕方ありません。

 

詳しいリザルトは西間が載せてくれたのでそちらをご覧ください。チームとしては、470が7位、スナイプが4位、総合が5位となりました。一昨年の琵琶湖以来の両クラス出場にまずは安堵しています。

 

自分は4レースに出場しました。前2つはイロハと、後2つは神田さんと出ました。ただ、イロハと出たレースは出場なしとなりました。僕がエントリーをしてなかったためです。1日目の夜に運営に呼び出され自分のエントリーがないことを確認されました。その後、レース委員会からプロテストする意思を伝えられました。二日目のレース後の審問の結果、2レースがDSQとなり、50点以上のロスを作ってしまいました。チームにも、ペアにも大きく迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。仮にも自分は来年スナイプリーダーをすることになっているのに、こんなにもくだらない事をやらかしてしまい情けなく、申し訳ない気持ちです。二日目、みんなが走ってくれて本当にありがたかった。一人一人思うところはあるだろうけど、温かい空気を作ってくれていました。東大ヨット部の良さを感じました。

 

今後、2度とこのようなことが起こらないように自分自身を変えていきたいと思います。

 

さて、自分が出たレースを少しだけ振り返りたいと思います。このまま終わるとただただ暗いブログになってしまいますので。

合計4レース、通用したところと課題となったところが明確化しました。

ボートスピードに関しては、悪くはない状態までになりました。ただ、少し気を抜くだけでごっそりVMGが悪くなることが多々あるので、そこは常に自覚していたいです。

逆に、スタートはまだまだ弱いです。ライン把握に自信が持てず、そのままパッとしないスタートになることが多いです。パッションとクールさと度胸と鋭い目を持って克服していきます。

 

 

 

自分達の最終的な目標は全日本インカレ総合入賞です。チーム全員でこの目標に挑めること、そして自分がレースをさせてもらえる状況に感謝して、1レース1レース責任を持って走り切ります。

 

それでは失礼します。


逞しく 力競いて 勝利の旗を 掲げなん

2024年10月17日 09時17分31秒 | 2024秋インカレ

自分 マークが南に見えます、、

 

 

お世話になっております。3年の槇枝です。

 

 

先週末行われました関東秋インカレ決勝の振り返りをします。

470は7位。スナイプは4位。総合5位という結果になりました。

具体的な戦績は西間クンのすごく長いブログや山本サンの闘魂ブログなどをご覧ください。

 

3日間で行われた8レース全てが晴れの北風4m/s~7m/sと、コンディションに恵まれたレガッタとなりました。

 

夏の練習では、マークを使ってセーリング練習。ボートスピードの改善をしてきました。同じようにオスカーが上がるか上がらないかという程度の北風で行われた秋六大学戦、秋イン予選のコンディションを踏まえて、コースが非常に大事になるなあと考えながら、当日を迎えることになりました。

 

1,2日目は、自艇は非常に苦しいレース展開でした。

 

スタート後のファーストブローを掴み、その場その場で、どちらが支配的なブローが降りてくるかを判断してより上側のブローを強く噛むというプランでコースを引いていました。まあ何が起こったかというと、北風で南風コースを引いていたということです。これにちゃんと理解するまでに5Rもかかってしまいました。

 

スタートがバチ決まるということがない限り、一上の初版から自分がいる位置でのメリットを最大限活かさないといけないこと、ブローの上側であれば必ず伸びるであろうという考えにとらわれていました。

 

最悪の時は、支配的なブローに気づくのが遅れて、その艇団を一番遠い位置で受けて、反対に伸ばす。ヘダーを見過ごしているうちにも反対は逆のシフトを掴んでこちらに寄せてきて、レグの中盤で残りのレグを残せていないということになり、残りのなっがいレグを風がそれ以上振れないことを祈りながら走っているという始末。

うーん、どこのタックが足りなかったのかなと毎レース振り返っていましたが、そもそもそういう考えで安定した順位が取れるはずもありませんでした。

 

 

毎レース、良くなかったリザルトを前に、心の余裕がなくなっていき、より視野が狭くなって、同じよくない考えを繰り返すという悪循環。心の余裕を保っている、つもりでしたが余裕でブレブレでした。個人主義を卒業しようと思っていたんですけどね。

 

陸ではいじられるぐらいが良かったのですが、後輩に気を遣われている状況。去年を経てメンタルの課題を克服したつもりでしたが、まだまだのようです。

 

 

 

二日目の第6Rで交代。ゆうたと五熊に託して、レスキューに乗りました。南風しか乗せねえぞと本多さんに揶揄されながら、落ち着いて何がいけなかったのかを分析できました。この時は本当に頭が凝り固まっていました。

 

 

まずはブローで自分のシフトを掴んで返し、艇団に寄せることができる。艇団のリズムを早めに察知した上でそれをどの位置で合わせるかを考えて返す。艇団の三角の上にいけるコースプランが理想で、トップの船に対して、ミートを繰り返すことで自分の負けからどれだけゲインできたかを確認するとともに、そのまま進むべきか返すかを判断していけば、自ずと順位が上がってくるということ。

 

だいぶ時間と点数がかかりましたが、このことを自分の中に落とし込むことができたのは、代わってくれたゆうた達と本多さんのおかげです。辛抱強く待ってくれた北村にも感謝しています。

 

最終日の最終レースだけ出場させてもらって、以上の感覚でレース展開をすることをなんとなく掴むことができました。

 

 

これを他のレースでもっと実践できていればなどとつまらない考えにも至りましたが、成長を与えてくれて、次へつながる内容のレースができたことを糧にしようとすぐに切り替えられました。

 

 

一番艇に乗らせてもらっている身として、余裕感と戦績でチームを引っ張るつもりでしたが、それどころか足を引っ張ってしまいました。安藤山本ペアが安定して走り、三番艇もうまく点数をまとめたおかげで、7位で関東インカレを通過しました。最低でも入賞を目標にしていた分悔しさが募りますが、幸いにもまだ続きがあります。まだまだ上手くなれるという、これからへの期待と全日本入賞への布石と捉えて前を向きます。

 

西間も山本もブログで言っていましたが、今年のチームの強みは、選手層が厚いことです。五つペアを揃え、レースに出られる人がいるおかげで、今回のように調子を崩しても一度レスキューで冷静に分析できて調整ができました。全員が経験を積むことで、全日本。そして来年以降に活かすことができます。控えにいつでも交代できる選手がいるほど心強いものはありません。(スナイプチームは全艇が一度シングルを取る活躍でますます心強い限りです。)最後まで成長を止めずに頑張りましょう。全日本まで上手くなれます。

 

最後に秋イン決勝をともに戦ったチーム全員に感謝の意を伝えます。応援、サポートありがとうございました。全日本もよろしくお願いします。

 

3年 470副リーダー 槇枝大祐


我が東大、栄えある学府

2024年10月16日 21時58分04秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。470チームリーダーを務めております、山本航平です。先日行われました関東秋インカレの報告をさせていただきます。以下、リザルトです。

 

470級

49 4829 北村・松本/槇枝・五熊 31-20-17-25-27-36-25-10 計191pt 21位

50 4791 安藤/山本 17-SCP(24)-19-22-9-12-14-21 計138pt 17位

51 4692 成相・澤田/秋田・西間 19-29-34-16-28-28-17-26 計197pt 23位

1位 早稲田大学 151pt

2位 日本大学 157pt

3位 慶應義塾大学 269pt

4位 中央大学 281pt

5位 明治大学 447pt

6位 法政大学 507pt

7位 東京大学 526pt



最低限の目標としていた入賞を果たすことができず、大変悔しい結果になってしまいましたが、2年ぶりに総合で全日本インカレに出場することができ、年間の目標である総合入賞への道が潰えなかったことは一安心でした。

 

レース内容としては、北風順風でレース運営もとてもきちんとしており、現時点での実力がそのまま反映されたものかと思われます。自分たちも夏を通じて大きく成長したはずですが、今回目標に到達できなかったのは、他の大学もまた実力を伸ばしていることが一つの要因であることを受け止め、東大470の一層の飛躍の必要を痛感しました。

今回のインカレは、470チームとしては、全員で戦うことと、当たり前のことを当たり前に行うことを心がけました。

まず、全員で戦うことに関して、これは今までの東大470チームと比べてかなり上手くいったのではないかと考えます。代替わりから、5艇揃えることを基本方針に練習を重ね、夏練習ではペアを固定して徹底的にセーリングとラウンディングの練習をしましたが、その成果によって5艇の全体的な基礎的なセーリング力は例年になく高まっているように思われます。5ペア皆が出場し、全員が明らかに春よりは戦える感触を得られたのは、大きな収穫でした。また、レースメンバーだけでなく、サポート体制についても、2年生を中心に一人一人に仕事を振りましたが、みんなが自分の仕事に責任を持って真剣に取り組んだだけでなく、レースメンバーがレースに集中できるように自発的に仕事をこなしてくれたおかげで、レースメンバーはレースだけに集中しつつ、つつがなくレガッタを終えることができました。木村を中心に、本当にありがとう。全日本でも頼みます。

次に、当たり前のレベルを上げていくことについて。これがなかなか難しかった。もちろんよくなったところもあって、それは普段の練習での出艇時間であったり、集合の意識であったり。それでも、代が変わってから言い続けてきたバース清掃や時間厳守のところはまだまだ詰めが甘いし、レースで「当たり前」を徹底できていないのはそのような普段の甘さが少なからず作用しているのかなと思います。僕たちのペアも、なんのことないタックで審問を出され、自分としてはルールに違反したつもりはありませんでしたが、失格になってチームに迷惑をかけるわけにはいかず、レース後ペナルティという形で英語をつけてしまいました。リスクある行動である自覚の欠如が招いた失点でした。他のペアについても、レース中に艤装品が飛んだり、ペナルティを履行したりと、ノーケースノートラブルを実現できずに、点数を随所で落としてしまいました。これから下剋上を起こそうとしている僕たちには、ノーケースノートラブルを貫くことが目標への絶対条件であることをもう一度強く自覚して、残りの数少ない練習でもその意識を高めていかなければなりません。また、こと僕たちのペアについては、リコールを恐れてスタートで加速が決まらず、1レースを除いて全てスタートに失敗してしまいました。スタートの失敗からでは折角練習してきたボートスピードも活かしきれず、順位も微妙なところでまとまってしまいます。これもまた、練習してきた通りの「当たり前」が本番でできていなかった証拠だと思います。自分達の「当たり前」を今一度見直す必要を痛感しました。

 

秋インを終えた個人的な感想として、ホッとした側面も多少ありますが、それ以上に悔しさが勝ります。このチームなら秋インで入賞は固いと本気で思っていたし、自分達のペアも夏のコース練習で前を走れるようになってからは、秋インでももっと前を走れると思っていました。レースが終わり、合宿所で掃除しながらリザルト詳細を見ていたとき、僕たちのペアがやっと勝てるようになったと思っていた中堅校や上位校の選手たちに再び負けてしまっており、チームの点数を計算しても、そのことが入賞できなかった一因であると気がつき、目からつまらないものが溢れてしまいました。でもそのとき、(もっとチームに迷惑をかけたこと)イチケが言葉をかけてくれて、心が穏やかになりました。何を言っていたかは忘れたけど、全日本でリベンジすればいいじゃん的なことだった気がします。その通りです。幸いにも僕たち4年生は全日本まで競技を続けるチャンスを頂いたので、江ノ島で総合で良い結果を残して終われるように、残された1日1日を大切に、最後まで自分達の可能性に賭けてヨットに打ち込む覚悟であります。僕たちのペアも、他の4つのペアも、課題は明確です。秋インが引退の日とならなかったことに感謝して、また支えてくださる皆さんのおかげで全日本の舞台でレースできることに感謝して、引退する最後のレースまで成長することを止めない覚悟でありますので、これからもますますのご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

最後に、ご支援・ご応援賜りましたLBの皆様や保護者、並びにご指導賜りましたコーチの皆様、また心強い応援をくれた先輩や後輩の皆に、心から感謝申し上げます。

 

4年470チームリーダー

山本航平

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以下、写真集

①新作の巨峰味のジュースを飲む🐶、秋の味覚を感じて思わずニンマリ。

②去年の秋インの(悪い)思ひ出コンビ再来。今年は頼もしい主将に(左)。

③未経験の3年生ペアは大変だよね、一番いい船だからもっと走らないと困るけど。。全日本までに一緒に上手くなろうぜ。

④世にも珍しいやまこうチルドレン、出艇直前に時報を鳴らしてくれました。

⑤ゆうたクン、かわいい。

⑥我らの大黒柱(左)。レース中情緒不安定でごめんな。

以上。


すごくぅ、長いブログ。

2024年10月15日 15時50分36秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。470クルー3年副将の西間です。

先日関東秋季インカレ決勝が葉山港にて行われ、470級7位、スナイプ級4位、総合5位という結果に終わり、2年ぶりの両クラス全日本インカレ出場を決めました。まずは応援いただいたすべての人に感謝申しあげます。結果詳細は以下の通りです。


470級 7位 東京大学 526pt
49 4829 北村・松本/槇枝・五熊 31-20-17-25-27-36-25-10 計191pt 21位
50 4791 安藤/山本 17-SCP(24)-19-22-9-12-14-21 計138pt 17位
51 4692 成相・澤田/秋田・西間 19-29-34-16-28-28-17-26 計197pt 23位

スナイプ級 4位 東京大学 382pt
49 31418 中静/佐藤・下村 17-7-2-21-6-9-20-14 計96pt 7位
50 31494 天野・市毛・遠藤/三上・高畑・神田 37-DSQ(46)-DSQ(46)-26-3-14-3-21 196pt 25位
51 31308 元尾・市毛/松本・三上・神田 24-14-8-12-8-11-4-9 計90pt 5位

総合成績 5位 東京大学 908pt


私自身は今回交代を交えながら3レース出場し、初めての秋インカレを経験させていただきました。意外と緊張は少なく、春インに出場した経験が強く生きているなと感じました。

↑ペアを組んでくれているディアンさん。キャンパスで見かけるといつもよりイケメン。医学部セーラとして、関東水域の他大学に名を轟かせている。

 


レースを終えた所感としては「嬉しさ半分、悔しさ半分」です。

昨年はスナイプの準優勝を横目に470チームは関東で引退しました。その時は本当に辛かったし、もどかしい思いを経験しました。自分がレースメンバーとしてチームに関わった今年、着実に全日本に出場を決めれたことは本当に嬉しい限りです。

その一方で、全日本総合入賞を目標とする僕らは470チームとしてまず秋イン入賞を目標としていました。結果は6位法政と19点差の7位。六大学戦や予選では勝てていたことを考えると非常に悔しいです。ここからの三週間で上位との差がどれほど縮まるか、縮めないといけないという重責の一方、まだまだ成長できる自分たちへの期待感に包まれています。


僕らの技術的課題はスタート後の展開にあります。特に北風のレースではスタートで失敗したとしても、その後のリカバリーが肝になります。僕らが苦手とするのはスタート後数艇で並走してしまうシチュエーションで自分のタイミングでタックをできないことにあります。今後の練習とレース内でピンチ・ドライブの使い分けを中心に練習し、スタート自体の改善というよりも、レグ前半の展開を有利にできるような走り方の習得が目標です。


↑我らがコーチ西尾さん。みん部屋で爆睡をかましております。

 

以下、最近気づいた東大ヨット部の強み。

大会後何校かの大学と交流させていただいたのですが、どの大学も「ボトムアップ」に苦労しているという話を聞きました。

今年の僕らのテーマの一つは「みんなで強くなる」でした。だからできるだけ8艇揃って練習し、上級生下級生関係なく同じ練習メニューをこなす。最初はその重要性にあまり気付けずにいましたが、ここへ来て他大学から層の厚さを褒めていただき、当たり前のことじゃないんだなということに気づくことができました。

これは恐らく東大ヨット部に経験者が多くないことが要因のひとつなんだろうと考えています。みんな最初から素人で入部して、先輩に教えてもらいながら成長し、先輩や同期と教え合えるようになり、また後輩を指導し、そして多くを後輩から学ぶようになる。こんな好循環が東大ヨット部の中に存在しているんだと思います。

これは今の代だけで生み出せた訳ではなく、色々な先輩方の苦労の上に成り立っているものだし、そしてレースを支えてくれる沢山の愛すべき後輩たちによって支えられているものです。自分にとって今回の秋インは、部員やコーチ、LBみんなの笑顔がみたいと初めて思えたレースになりました。

組織力が強みのチームです。全日本インカレは何レース出場するか分かりませんが、みんなの笑顔のために、貴重な出番を無駄にせず、全力を出し切ります。また来年度の主将として、「組織力」を最大化し来年に繋げていくことも忘れないよう、ここから3週間駆け抜けたいと思います。

 


↑愛すべき(?)後輩たち。(お写真拝借しました)

 

 

 



最後は江ノ島で、笑って総合入賞します。

 

 


東京大学運動会ヨット部ディンギー班3年
副将 西間 立


北風が強くなって、寒くなりはじめました。自分は冬がないので、super warmを多用します。写真がないので、ガキと賢者の写真を載せておきます。

2024年10月08日 10時19分46秒 | 通常練習

平素よりお世話になっております。

東京大学運動会ヨット部4年の成相悠喬です。

 

秋インカレ予選の振り返りブログとなります。

 

結果としては、470は予選を1位で通過しました。しかし、毎年予選1位通過した大学がギリギリ全日本へ行けるかどうかというラインなので、反省をして次に活かしたいと思います。

 

よかった点としては、全5ペアがレースに出場してレース経験が積めたことです。もう一つは、小松さんにもレスキューに乗っていただき、サポートの不具合がなく、安心してレースに臨めたことです。ありがとうございます。

 

悪かった点は、ノーケース・ノートラブルではなかったことです。この点については、むしろ決勝・全日本ではなくてよかったという気持ちが大きく、修正していきたいと思います。

 

秋インカレ決勝が来週ありますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

成績

1位 4791 安藤(4)/山本(4) 1-1-1-1-4-1  合計9点

 

5位 4692 成相(4)・澤田(4)/秋田(3)・西間(3) 8-7-17-15-14-4  合計65点

 

11位 4829 北村(3)・松本(3)/槇枝(3)・五熊(3) 3-4-13-14-1-DSQ 合計84点