生滅簿に
抜け切れない人生疲労が
体と心のあちこちの細胞の
先端に詰まってゆくと
その廃棄物の毒素に侵され始める
そうして軈て
一定量をoverすると
病み具合に応じて壊死してゆくのだ
それは人間という種の
必然のサイクルのようでもあり
与えられたinochiの
一種の規約のようでもある
それぞれの生滅期間は
その使用の度合いによって遅速が生じ
その中身の濃密さによって尊卑が生まれ
その質量と品質によって
そのinochiの変遷に相応しく
文字の多少や文脈の多寡や
或いは行数の多少に分類され
各種の鬼籍簿に記載されてゆく
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