都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
ナイト・ミュージアム初開催!
先月、おもちゃ学芸員向け特別イベント『館長のグッド・トイ・カフェ』を開催
毎回、特別ゲストに講演をして頂くのですが、今回は翔和学園の伊藤学園長をお迎えしました。
中野区にあるこちらの学園では小学部から大学部まであり、発達障害の子どもたちが社会性を学び、
集団の中で生きる力を身につけ、生きていく気力を育てていくことを目的とされています。
「暗黙のルール」を破る大人たちを、私達は見て見ぬふりをするのがあたりまえとなっている昨今。
そのルールを守れない人を諭してしまい、逆にひどい目に遭ってしまう子ども達も多いとのこと。
その子たちにとって生きにくい社会で生きていく術を、体を張って教え導いていくことは並大抵ではありません。
実際にあった話をされた後に、「あなたならどうしますか?」と、会場にいた人たちで話し合う時間を持たせてもらったり、各ケースで対処された際の話を聞かせて頂いたりと、身近におこったことを想定して考える時間が持てたことは、とてもありがたいと思いました。
これらのお話を聞いた上で、翔和学園の生徒、保護者、卒業生、教職員併せて140名をご招待
おもちゃ学芸員・赤ちゃん木育サポーターなど、30名が遊びの案内人として、ナイトミュージアムを
アテンド
昼間とはまた違うおもちゃ美術館の雰囲気のなか、面白い遊びを自ら作り出していく様子に、とても刺激を受けました。
手作りおもちゃを作ったり、ドミノ倒しを何メートルも作ったり、木馬に乗ったり、科学おもちゃやボードゲームで遊んだり、木の砂場でリラックスしたりと、
それぞれが好きな場所で好きな遊びをする… とてもよい光景でした
帰られる際、「楽しかった!」や「また来ます!」、「ありがとうございました!」などの言葉と共に、握手を求めてくれた子もいてとても素敵なナイト・ミュージアムだったのではないか、と思います
またぜひ、遊びに来てくださいね! お待ちしております!
はっち