広島市内で唯一の国宝である不動院金堂は、今、平成の大修理が行われています。
県道広島向原線を通ると建物の一部が見えます。今日通りかかったところ、工事用の囲い(シート)がはずされていたので、立ち寄ってみました。
この地で420年以上にわたり風雪に耐え、原爆でも大きな被害は受けなかったそうです。
近年屋根の損傷がひどく、この度、総葺き替え工事が行われているのだそうです。
圧倒されるような大屋根は柿葺(こけらぶき)で、棋(さわら)の木を一枚々手で割ったものを重ねて葺くのだそうです。 既に葺き終わっているように見えました。
この写真は、一昨年秋(H11.9.29)ウオーキング同好会の例会で立ち寄った際写したものです。
黒い屋根が周りの緑に似合っています。
葺き替え間もない時は金色のように見えても、すぐに黒っぽく変色するそうです。
国の重要文化財となっている本尊の薬師如来座像も現在奈良国立博物館にある奈良美術院の修理所で1年間かけて修理が行われているそうです。
今回の大修理の完成は来年8月だそうです。
全て完成したとき、またお参りしてみようと思っています。