安芸クイーン(ブドウ)の1回目のジベレリン処理を行いました。
1回目は、種なし化と着粒の安定化のために行うものです。
一房ひと房の手作業です。今日は66房を処理しました。
1回目の処理の適期は、満開から3日以内です。このような状態が満開です。
5日前に房づくりをし、穂先5~6㎝と、上方の支梗を1個だけ残しておきました。
穂先の上方には、今の倍以上の支梗と粒が付いていましたが、思い切って除去しています。
ジベレリンは、イネの馬鹿苗病菌の培養液から作られる植物ホルモン剤です。有害なものは含まれていないそうです。
品種により定められている濃さの水溶液を作りました。
そして、手作業で一房ずつを手に持って、この水溶液に浸します。
処理した房は、処理した証に、残していた上方の支梗をかき取ります。
浸した後は、花キャップを指先でていねいに取り除きました。
キャップが残っていると実にこびりつく場合があるため、除去しておいた方が良いようです。
花キャップは、わりと簡単に取り去ることができます。こんなにきれいになります。
今日処理を行った数(除去した支梗の数)は66個でした。
全体の85~90%くらいが処理済みとなりました。
花房はいっぺんには満開にならないので、3~4日程度かけて処理を行うこととなります。
花房がちゃんと着果したら、初めて果房と呼ぶのだそうです。
果房になると、粒は目に見えてどんどん大きくなっていきます。
きれいな果房になっていくかどうか、明日からの楽しみが増えました。
なお、1回目の処理後、10~15日後に2回目を行います。適期に幅があるので、
2回目は、今日から12~13日後頃(5月31日か6月1日)に一括実施予定です。
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