PEN-F #1830XXです。未分解機のようですが、放置期間が長かったような印象ですね。付属の38mmは絞り羽根が復帰しない状態です。
何故か、底部の三脚環が分離された形跡がありますけど、トップカバー内は工場から出たままです。この方が私には都合がよろしいです。
全反射ミラーはカビと曇りが発生していますね。この程度であれば再使用は可能ですが、反射率は低下傾向ですので、ご希望によって新品と交換する予定です。
すべて分解洗浄をしてあります。カバー類はクロームを剥離した状態。ニッケルだけでも、シャンパンゴールドに輝いてきれいですね。
今日は、一日中神経を使って疲れたので画像だけUPします。めっきを剥離して真鍮母材に戻した状態。
ブラック塗装が完了したところ。トップカバー前面の↓部分がプレス型の問題で陥没しています。梨地ではあまり気にならないので、このプレスではブラックモデルは出せなかったのではないかと推測します。
トップカバーと巻き戻しレバーに色入れをしています。花文字も同色はオーナーさんのご希望です。ターミナルの取り付けのあと、駒数ガラスは劣化がありますので、当方のオリジナルを接着して完成させておきます。
まだまだ当分終りませんよ。気が付けば、今日は12月8日かぁ、真珠湾奇襲の開戦記念日だね。奇襲だなんて大笑い。アメリカが日本に仕掛けたトラップだね。アメリカは真珠湾に来ることを知っていた。先に手を出させるということ。何やら、中国のネット上では日本を攻撃せよ。との書き込みが増えて来た。戦争は過去のものではない。オバマでは日米同盟もあてにはならないからね。
話が逸れました。ダイカスト本体に塗装をしておいた裏蓋の蝶番を取り付けておきます。
つぎは、本体のメカを仕上げて行きます。シャッターユニットですが、過去に分解を受けています。
シャッターのブレーキが効いていないので(殆どそうです)分解をしてみると・・ダンパーのOリングがカッターナイフで削られているのかなぁ? 分解の結果、このOリングは途中で交換されたものと思われます。みすみす交換をしておいて、なんで外周のブレーキリングと接触しないようにカットしたの??? 他人様のすることは理解が出来ません。Oリングは交換します。
本体は完成。ブレーキは良く効いて、シャッターのショックは少ないです。
最近は中華圏の方も見てくださっているので危ない危ない。。で、PEN-Fのプリズムは腐食が多いのですが、この個体も黒点が幾つかありますね。マット面にカビが発生していますので清掃しました。この辺りの構造はPEN-FTとは異なります。
長くなるのではしょって本体は完成。全反射ミラーは新品と交換しています。上下カバーを取りつけて行きます。
花文字も白も落ち着いて良い感じですね。リターンミラーの奥に腐食が発見されましたが、今回はそのままとします。あとは38mmのレンズですね。
花文字が他と同色の白というのは作ったことがありませんでしたが、結構しぶいですね。クロームと同じ金色とすると、ちょっとおもちゃチックになってしまう傾向もあります。経時的には真鍮粉が酸化をして良い感じにはなるのですが・・これですべて完成となりました。