今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
(お問合せ)tomytmzk@titan.ocn.ne.jp
 

PEN-FTを現役復帰させるよの巻

2018年03月22日 22時28分14秒 | ブログ

関東地方は雪がチラついたと思ったら、明日は気温が上がるみたいで体調の維持が難しいです。腕時計が続くとカメラファンの方たちからお叱りを頂きそうですので、ストックのPEN-FTを現役復帰させて行くことにしますよ。#3349XXと良い頃の個体ですけど巻き上げか不動で停止状態でした。原因はスプロケットギヤの固着でした。完成後はご希望の方にお譲りする予定ですので、ご希望の方はご連絡ください。では、すべて分解洗浄をしてありますが、裏蓋のチョウバンの塗装がストラップにより剥げが気になりリペイントをしておきましたので、モルトを貼ってから取り付けます。

スプロケット軸を取り付けます。

 

 

スプール軸と巻上げギヤなどを取り付けます。

 

 

電池室の組立。リード線は新しいものに交換しています。黒リードは特に意味はありません。気まぐれ・・

 

 シャッターユニットはあまり消耗していませんね。チャージギヤとギヤ軸の摩耗はありません。シャッター幕のキズやへこみもなく良い状態です。

 

すべて洗浄組立をしました。この頃の個体からチャージギヤはナットによる組立式(最終仕様)です。

 

プリズムの腐食もなくコーティングも完全です。

 

 

この分ならどこにも問題ないかな? と思いましたらありました。シャッターダイヤルと露出計を連動させるウォームギヤに対する露出計側のギヤが空転してしまいます。露出計は不良だったはずです。軸とギヤを固定して解決しています。ハーフミラーは33万台ですから使って使えないこともありませんが、新品を奢っておきます。

まぁ、結果的に不具合で使用を止めていた個体でしたので、返って摩耗は進んでいない状態でしたね。

 

露出計の感度も良好で調整抵抗の交換は不要でした。外観は大きなへこみはありませんがすり傷はあります。レンズマウントのすり傷は殆どなくメカ的にも問題のない良い個体となっています。ご希望の方には出来るだけ安価にお譲りを致します。メールでお問合せください。

tomytmzk@titan.ocn.ne.jp

追記)お陰様で嫁ぎ先が決まりました。ありがとうございました。

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