高級コンパクトのDCは「デラックス(D)コンパクト(C)」の略だったそうで知らなかった・・1971年発売ですが、70年代になるとそれまでのPENとは確実に違う技術と生産力を感じますね。で、DCはマニュアルが出来ないのでマニアさんにはあまり人気はありませんが、この頃のオリンパスのコンパクトカメラのデザインはボクシーで非常に好ましいデザインです。この個体は整備を受けているようで作動に問題はありませんが、レンズのヘリコイドグリスが完全に抜けていて、すでに回転時に異音とトルク変動が大きくなっています。そこでグリス交換のご依頼でしたが、じつはこれが意外に大変です。
UPの予定がありませんでしたので画像を撮っていませんが結局はシャッターの分解です。一番の苦手は画像のシャッター羽根を開くバネのセットです。本来はユニット単体に時に裏からセットするのでしょうけど、前面からでは非常に困難です。みなさんどうされているのでしょう?
ヘリコイドを分解していますので無限遠を確認しますが、Bがありませんのでシボ革内からガバナーをロックします。
セルフタイマーは動力をゼンマイとしてトルクを確実なものにしています。
一見、PEN-FTと同じデザインですが、レバーの作動は逆なので少しまごつきます。
この頃になるとヘリコイドグリスはホワイトグリスが使われていますが、これが長期には変質して潤滑性を失ってしまいます。今回の作業は全体のO/Hの中で行うのが適切です。