今日は病院で腰痛の検査を受けて来ました。結果は特に問題は無かったのですがコロナの指定病院なのでその方が心配でした。オリンピックはトラック競技に移りましたが、日本人選手は苦戦気味ですね。前回の東京オリンピックでは、男子100mはアメリカのボブ・ヘイズが優勝でしたが、予選では9.9秒を出したと思いますが追風未公認で10.0秒でした。記憶に残っているのは棒高跳び。アメリカのハンセンとドイツのラインハルトの一戦は日没になっても決着がつかず、最終的にはハンセンが5.10mで金メダルでした。現在は機材の進歩で大幅に記録が伸びていると思います。400mリレーやマラソンも期待したいですね。
ラピットシステムを採用したハーフカメラのキヤノン ダイヤル・ラピット(1965年発売)です。2008年頃に取り上げたことがあるようですが忘れました。フィルムを巻き直しても使ってみたいとご常連さんがおっしゃるのでつい・・
露出計が動かないので部品取機のメーターと交換して欲しいとのご希望でしたが、そんなに簡単なものでもないですよ。
未分解機と思っていましたが分解されていますね。セルフタイマーのカニ目ネジのシボ革を剥がすと傷だらけです。工場ではこんな組み方はしません。
メーター単体が生きているかですが幸運にも生きていました。過去に分解で修理をしようとした形跡があります。いろいろ配線をいじられています。テスターで当たって行くと・・電池接点の裏側は半田付けではなく接片がバネ圧によって接触をしていますが抵抗値が異常に高い。
ここもいけません。電池室からのリード線が疑似断線の可能性があります。そもそも、電池蓋にリード線が付いている設計は頂けません。まぁ、構造上仕方が無かったのでしょう。しかし、市場では簡単に引っ張られて故障の原因になります。
リード線が引っ張られて切れることを嫌って途中でクランプをしてありますが、これが切れる原因です。柔らかい被覆のリード線ですので普通のリード線ではすぐに断線してしまうため、部品取機から交換しました。その他、ファインダーなどをクリーニングしておきます。
外観のデザインは近代的なのにフラッシュガンAG-1が時代を感じさせてアンバランスです。取り外していたユニットを組み込みます。この弓なりバネでポップアップします。
強力なセルフタイマーはレリーズ機構を組み込んだ設計です。洗浄注油をしてあります。
キヤノンデミでお馴染みのパールアルマイト外装は品が良くてきれいですね。しかし、へこみやすい。今回はどちらも大きな打痕はないですが、比較でより状態の良い方を使います。
セルフタイマーのカニ目ネジはシボ革で隠れてしまいますが気分の問題できれいな方を使います。
レンズは新設計で写りは良いようです。では、頑張ってフィルムを巻き直して撮影してください。
当時はオリンピックの開催資金確保のためか大量の記念切手が発行されました。学校でも斡旋で販売していまして、私も3シート買いました。(140円) ちょうど切手ブームもあって種目別切手もシートで買って所有しています。殆ど使われなかったと思われますので錬金術です。まぁ、今でも使おうと思えば使えますけどね。