カメラ店様から頼まれると断れなくて・・あまり記事に内容はありません。ミノルタのWロッコールQH21/4って修理品カルテに書いてありましたね。SRT-101のボディーにリターンミラーをアップさせて取り付けられていました。かなり内部に埃が入っていてレンズもカビがあります。
私は過去に扱ったことがないので、どこから分解するのか? というところから始めましたが、意外に素直な設計で分解することが出来ました。
後群はまずこの部分を取り去ってレンズはねじ込み式になっています。
問題はピントリングの指掛けが紛失していることです。「製作」と書かれていますが、ネットで形状を見ると、簡単に製作はできませんね。さて、少し考えます。
で、次にやっていたのはペンタックスM42の50mmです。レンズ曇りとヘリコイドグリス抜けです。これもあまり手掛けたことがありません。まぁ、分解していきます。
前群はユニットで取り出せましたので、絞り羽根の前と後玉を清掃しました。ヘリコイドグリスが抜けて、ピントリングの回し始めで「コクッ」とガタを感じます。グリスを追加しました。
普段、ズイコーレンズの曇りやコーティング劣化に慣れていると、びっくりするようにきれいになるレンズです。
しかし、カメラにねじ込もうとしてもねじ込めない。あぁ、ねじの先端部を当てて変形していたのでした。
次は、ベビーローライ(戦後型)をやりました。革ケースに入っていたためか、外観やレンズに傷もなく、非常にコンデションが良い個体です。使われなかったのでシャッターの低速が止まり、巻き上げが少し重いか? まず、フィルムを入れてオートマットやフィルムの送りを確認します。
ミラーの外周が白く曇っていますが、清掃できれいになりましたので交換はしません。
前カバーを分離して、レンズの清掃とスローガバナーの洗浄注油をしました。
ベビーローライのターミナルはロックピンが片方だけなので組み立ては比較的楽です。
トミーのリペイント (tomys800.sakura.ne.jp)