普段はあまり二眼レフはUPしませんが、作業はしています。このローライコードⅤbはローライコードの最終型ということで完成された良さを感じます。特にこの個体はシンクロ接点がXのみですから70年代の生産と見えて使用感の少ないきれいな個体です。あまり使用されずに保管されていた印象です。よって、シャッター不調、レンズ・ミラー曇りとチャージレバーの動きが非常に重いなどの不調があります。
フードの取り外しが容易でピントガラス(樹脂)の交換も簡単なので清掃作業も楽です。ミラーは曇ってはいますが、さすがにローライのミラーは清掃できれいになります。
チャージレバーの作動が重いのは構造的な問題です。この個体はリング部分の摩耗は殆どないのに抵抗が大きい。清掃と軽く潤滑をします。個体によって,全く無給油なのに軽く動く個体もあって個体差が大きい。
シャッターのメンテナンス。セルフタイマーは内蔵タイプです。低速不調のためスローガバナーを洗浄注油します。
あらら、この部分にのみ盛大に緑青が発生しています。清掃します。
いつもシンクロ接点の組み立てに手こずります。製造が新しいだけに、こんなきれいな個体もあるんですね。
トミーのリペイント (tomys800.sakura.ne.jp)