昨年の今頃のブログです。
久しぶりに[恋愛講座:ラブレターの書き方]をやりましょうか。 . . . 本文を読む
渋谷を代表するエンターテイナー『あっくん』が、世界的大ヒットを記録したLMFAO「PARTY ROCK ANTHEM」初の公式日本語カバーとなる「SHIBUYA PARTY ROCK NIGHT」のミュージックビデオです。「PR by conecc」 . . . 本文を読む
首を傾げる千勢には、これ以上の説明がかえって混乱させることになると考えた小夜子。
千勢の手を取って、目で訴える小夜子だ。
そして手を上下に振っているうちに、何か戦友のような思いにかられ始めた . . . 本文を読む
「ひと月ほど前でございます。
旦那さまにお会いして、小夜子奥さまが、『帰ってこないかしら』とおっしゃってるとお聞きして。
もうそれは、天にものぼる思いでした。
すぐにでもと思ったのですけど、びっくりさせたいから式の日まで待てと言われまして。
. . . 本文を読む
「ほんとにおやさしい旦那さまです。会社では怖い社長だとお聞きしましたけれど、決してそんなことはありません。きっと一生懸命におやりにならないから、強くお叱りなんだと思います。小夜子奥さまもそうお思いでしょう?」 . . . 本文を読む
「小夜子さまと同じでございました。実家ではうまくやれていたことが、どうにもちぐはぐになってしまいます。緊張していたのだと思います」
「そう。やっぱり千勢でも、緊張したの? 初めは。あたしもね、くくく、包丁を持った時なんか。武蔵がね、あたしを呼んだの。武蔵はね、大丈夫か? って声をかけたらしいんだけど、あたしったら、血相変えて包丁を持ったまま。くく…分かる? 武蔵にね…」
. . . 本文を読む
(六)
「申し訳ありません。ちょっと昔のことを思い出してしまいまして。
そうだ! 今日は小夜子さまのお帰りだと聞いて、実はこれを」
ぶっとい、ふかし芋を卓に乗せた。
「旦那さまの前では食べにくいのですけど、小夜子さまお好きでしょ?
千勢はだ~い好きでございまして。旦那さまのご出張の折なんかに、ご飯代わりに頂いていたんです」
目をキラキラと輝かせる千勢。小夜子もまた、昔を思い出す。
“おや . . . 本文を読む
「あたしは、だめなんです。うまく吸い込むことができないんです。以前、旦那さまに叱られました。そんなちびちび食べたら、ちっとも美味しくないだろうが。どうにも辛気臭くていかん、少し練習しろ! と」 . . . 本文を読む
「小夜子奥さま、お湯加減はいかがですか?」
笑いをかみ殺している小夜子に、外から千勢が声を掛ける。
「ありがとう、ちょうどいい具合よ。千勢は、お風呂焚きも上手ね。
あたしなんか、熱すぎたり温かったりの失敗ばかりよ。
いつだったか、水風呂に武蔵を入れちゃった。
沸かし終えたって、勘違いしちゃってさ」
. . . 本文を読む
(三)
「お疲れになられたでしょう?
お風呂のご用意ができておりますが、いかがです?
その間に、お夕食の支度をしておきます」
「そうね、そうするわ。
お夕食、軽めにしてね。会社で、少し頂いてきたから」
「そうですか、分かりました。
それじゃあ、胃へのご負担を考えて、おうどんにでも致しましょうか?
玉子を乗っけた月見うどんなどは如何です?」
「あら、美味しそうね。それじゃあ、それをいた . . . 本文を読む