昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十一) 水たまりの中に足を

2015-03-25 09:03:39 | 小説
気のせいか、耀子の瞳がキラリと光ったように感じられた。いつも以上に、妖艶さを感じた。 「残念だけどね。今夜は、お二人さんでどうぞ。この間、邪魔したことだし。ふふふ」 と、のぶこが意味ありげに相づちを打った。 「いやだ、のぶこ。誤解するような言い回しをしないでよ。ミタ君が、警戒するじゃない。 そうじゃないのよ、ダンス大会の説明なの。それに、ミタ君の指導も兼ねてね」 「はいはい、そう言うことにしまし . . . 本文を読む

出雲大社参詣記 12月30日 館内の一

2015-03-24 09:04:40 | お出かけ
今さら縁結びを求める気はさらさらありませんが、来世では是非とも運命の女と結ばれるべく、お願いの参詣です。というのは建前でして、いつまでひとり旅が続けられるか分かりませんが、旅先でのアバンチュールを求めて…。というのも、実は建前でして。本音は、まあいいじゃないですか。 弥生時代から、争いごとが起こり始めたようですね。 縄張り争いは動物たちの専売特許ではなくね、人間の間でも起こりますからね。 そうですよ、人間だって動物なんですし。 まあしかし、「種の保存」は自然界における鉄則ですから。 ただ、知性を与えられたことにより、地球上で支配者顔をしているんですよね。 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十一) 予防線を張っているわけです。

2015-03-23 08:49:15 | 小説
ゼミの教授に頼まれた資料整理を終えた頃には、雨が降り始めていた。 曇り空ではあったが、日中は何とか持っていた。 壁の時計を見やると、既に六時を回っていた。 「こんな時間になってしまいましたか。 どうです、御手洗君。夕食を一緒にしませんかね。お礼に、ご馳走しますよ。 そうだ、ホテルのラウンジにしましょう。雨の夜景を上から見るのも良いものですよ」 女性的な物腰の教授は、学生の間で”ひょっとして、ホ . . . 本文を読む

出雲大社参詣記 12月30日 (二十九) 女性お二人のお出迎え

2015-03-23 08:42:38 | 小説
入場券 中に入りますと、女性お二人がにこやかに出迎えていただけました。 お年は、そうですねえ… やめときましよう、○○ハラスメントなんてことになりかねません。 関係のないことですが、今この時、BGMで園まりさんの歌が流れています。 「夢は夜ひらく」「あなたのとりこ」そして「泣きぬれて」と流れています。 この後に「帰りたくないの」「大阪の女」と続くはずです。 別に意味はありません。 好きな歌手 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十一) 女か? 縁が切れたよ。

2015-03-22 10:54:02 | 小説
二人の女性を見送った後、彼は吉田に詰め寄った。 「一体、どうしてたんだい。心配してたんだぜ、まったく。このまま退学なんてことになるんじゃないか、って」 「うん、まあな」 箸を止めた吉田は、丼の中の麺を箸でかき回しながら答えた。 . . . 本文を読む

出雲大社参詣記 12月30日 (二十八)古代歴史博物館への道

2015-03-22 10:45:06 | お出かけ
はい。それでは、先に進みましょうか。 参道を左に折れると、古代歴史博物館へと入れるようです。 博物館への道 正面入り口前に、素敵な彫像がありました。 勾玉にキスしているウサギさんです。 ほほえましいもので、思わずクスリ と。 暑い! んです。 12月30日なんですよね、今日は。 さらに、ここは日本海側なんですよね。 なのに、この暑さ。 思わずコートを脱いでしまいました。 大 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (十一) 女か? 縁が切れたよ。

2015-03-21 12:22:28 | 小説
二人の女性を見送った後、彼は吉田に詰め寄った。 「一体、どうしてたんだい。心配してたんだぜ、まったく。このまま退学なんてことになるんじゃないか、って」 「うん、まあな」 箸を止めた吉田は、丼の中の麺を箸でかき回しながら答えた。 . . . 本文を読む

[まっしろ!]に、異議あり!

2015-03-21 11:54:32 | 映画とドラマのお話
[まっしろ!]最終回、大江淳平が死んじゃいました。 ひょっとして…なんて、甘い考えでした。 [相棒]も、犯罪者になっちまうし。 なんかこう、ハッピーエンド的な終わりかたは、もうだめですか。 [ゴーストライター]が、そうだったっけ。 まさかとは思いますが、[相棒]は復活しますよね。 . . . 本文を読む

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